
どこか寂しげな、どんよりとした雲の下、車を進ませ…
程なく見えてくる、風流な竹林に覆われた、
モダンな塗り壁に、すっと下ろされた暖簾が粋な佇まい
。
深谷 「石臼碾き十割手打ち蕎麦 そば遊歩」
休日の昼ちょっとすぎ、
暖簾を潜り入れば、さすが人気のお店、席は満席。
運よく一席空いたテーブルに通して頂き、腰を下ろし、

手にした品書きの、お目当ては、火~土曜のみ限定10食、
手挽き粗挽き粉を加えた「粗挽き」そば
。



季節の品、「牡蠣そば」や、「深谷葱そば」、

「しいたけせいろ」も気になるが…、
久しぶりのお蕎麦、「もり」で頂きたい
。

さらに、皆さん食べてる「掻き揚げ丼」が美味しそう
。
朝食べずに来たので、お腹ペコペコ、
2人で「掻き揚げ丼のセット」にし、彼は「せいろ」でようやく注文。

すぐに出された、熱々の美味しい蕎麦茶は、
手にしっくりと馴染む、屋号の入った素敵な湯のみ。
ほっこりと頂き待っていると…、

まずは、「掻き揚げ丼」が到着し、

続いてお蕎麦が到着~。

八ヶ岳産信濃一号。
遠め目でも分かる、ぷっつぷっつ浮き出た蕎麦の粒
。

角は美しく鋭利に立ち、艶やかに輝く蕎麦の中には、
幾重にも重なり合う、粗い粗い蕎麦の粒。
しかも、繋ぎなしの十割そば
。

手繰り口にすれば、すぐに感じるぷりぷりとした粒感。
もちもちの歯ごたえに、しなやかな腰加減。
手繰る毎にじわじわ広がる、甘みある香ばしさ。
ん~っ、美味しい 
この粒の食感が、何よりもたまらなく、
途端にうれしさ込み上げ、すっかり夢中
。

一方、彼の「せいろ」はすらりとしたノーブルな美しさ。

全く異なる滑らかな蕎麦肌にしっかりとした腰、
喉越しは爽やかにするりと落ち、
これは誰もが美味しいと思える、ピュアな味わい
。
お互いの蕎麦を食べ比べ…、
そっと浸す汁は、出汁まろやか奥行きあり、実に美味しく、
添えられた山葵は、瑞々しくフレッシュ、
辛味大根のきりりとした辛さもよく合う 

一つ頂いた、季節限定「深谷葱の掻き揚げ」も、
さっくりふんわりと揚げられ、甘みが濃厚。
ん~、これも美味しいなあ
。
大満足の中手繰り終え、

こんもりと盛られた「掻き揚げ丼」は、桜海老が香ばしく、
エリンギのコリっとした食感が実に楽しい
。
丼汁もぴたり美味しく、ぱくぱく、
すっかり食べ終えたら、お腹いっぱ~い、大満足
。
奥から顔を出して下さるご主人がうれしく、
暖かな笑顔の奥様のもてなしに心癒され、
久しぶりに心も和んだひと時に…。
ご馳走様でした~
「生きている人間が一番大事なんだ、自分を大切にしなさい」
と残していった、お義父さんの言葉を思い出し…
美味しいお蕎麦を食べて、
日々、しっかりと、生きていかなくちゃ…。

「そば 遊歩」
埼玉県深谷市国済寺493-1
048-575-2827
11:30~15:30 / 17:30~19:30
木曜、第2,3,5水曜定休
禁煙
P有り