向かっている途端に降りだした、ゲリラ豪雨。
せっかくのお店の写真を撮れずに、駆け込むように扉を開けば…

なんだか懐かしい…扉の裏には品格あるアプローチ。
早くも2年ぶりになるんだなあ、と
突き当りの打ち場を眺め、ゆっくりと中扉を開き店内へ…。
熊谷 「手打ちそば 藍」
既に1時もとうに過ぎ、昼時の混雑あと。
ゆるりとした空気が店内を満たす、心地のいい長閑さの中、
迎えてくれた女将さんにご主人暖かな笑顔に、ほっと心暖まる
。

すぐに出して下さったお茶を、しみじみと頂いて…

久しぶりに訪れたお店、ぐるり見渡すと、
奥の小上がりの居心地よさそうな、ほっこりとした空間などなど。
ああ、いいお店だな~…と心休まりしみじみ眺め…、

さっきは、寛げず頂かなかったし…、
ようやく落ち着いた心地になり、蕎麦前をば、、少々
。

早速お願いした、「アップルタイザー」に「臥龍梅 」
添えられたお通し「ゴーヤの昆布和え」をつまみつつ、
品書きを開きゆっくりと吟味していると…



すっと出して下さった「蕎麦豆腐」。

さっくりまったりとして、仄かにざらりと感じる蕎麦粉の感触。
しみじみと優しい味わいが心に染み…、早速お料理も幾つか注文。

お酒の充てにうれしい、「おつまみ三種」は、
「山葵茎の醤油漬け」に「蕎麦味噌」、「ひたし豆」が盛られ、
一人だったら、これだけで十分なお酒の充て
。

「黒はんぺん」は、鰯のすり身の旨みが濃く、やっぱりこれ好き
。

程なく出された「桜海老の掻き揚げ」はボチューム満点。
一皿に二個、半分に切り添えられ、周りはかりっと、
中はっふわりとした仕上がりで、桜海老の香ばしさにお酒がすすむ。

早速、四季桜のお替りをすれば、
そっと添えてくれた「揚げ蕎麦」は素朴で美味しく…
やっと蕎麦前を頂き、心休まるひと時 
では、そろそろお蕎麦をも。
黒板に書かれていた二つの産地、
「福井」「北海道」のもり蕎麦をお願いしたら…、
「あ、あの…、少しだったら、とまと蕎麦、ありますよ」
の言葉に、も~うっっ、歓喜喝采~っっ
。
たしか、週末限定のお品書き、まさか本当にあるなんて♪
もちろんそれもお願いします
、

と、まずは、福井丸岡のお蕎麦から。

なんて、鮮やかな鶯色。
目の前に置かれた瞬間、むわんむわんと漂う、豆系の香ばしい香り。

きりりと立った角に、乱れなく断たれた端正な細切り。
口にすれば、たおやかで潔い腰が気持ち良く、
噛みしめれば、香ばしさに甘みが実に濃厚。
んんん~っ、これは美味しい…
蕎麦はもちろん、藍さんの汁もとても美味しい。
浸し頂く蕎麦の美味しさを、しみじみと実感し、
4人で手繰っていれば、あっという間。

続いて二枚目は、北海道雨竜の蕎麦。

香りは、大野よりは控えめ…とは言え、これもしっかりと香り立ち、
甘みが豊かで、これも美味しい
。
しかも、藍さんの蕎麦は、味わい以上に暖かみが心に残る、
人柄が心に染みるよう
。
と、これも食べ終えれば…

「ちょっとづつになっちゃうんですが」
と、銘々出された、食べてみたかった、藍さんの「とまと蕎麦」。
「本当は、もっと盛り付けているんですが…」
と、申し訳なさそうにおっしゃるご主人、
いえいえいえいえ、頂けるだけで、大感謝
。
早速、汁を口にすれば、…こっ、これっ、美味し~いっ
トマトの濃縮した甘みに酸味に、ほのかに薫香感じる汁が溶け、
この汁だけで、お酒が飲みたくなる旨さ。

中の蕎麦を手繰れば、この汁を纏った蕎麦が、絶妙絶品
。
トマトの風味に蕎麦の香ばしさがじわ~と交わり、
クセになる旨さに、手繰る箸が止められない。
散らされたぷりぷりの蕎麦の実が又、食感楽しく…
感動している間に、気付いたら、あっという間。

最後に、とろとろの熱々蕎麦湯注ぎ入れれば、
まろやかさが加わり、二度美味しい、トマト蕎麦ポタージュ。

ああ、美味しかった~、
と汁もすっかり残さず飲みほしたら…

これもうれしい蕎麦「後」、
藍さんの人気デザート、奥様の手作り「蕎麦茶プリン」

食べて見れば…、これが又、美味しすぎるぅ 
ぷりりんとした硬さ加減も好みにぴたり、
蕎麦茶の香ばしさがしっかりと染みた、うっとりする程美味しいプリン。
ああ、もう言う事ナシ、心から大満足…
すらりと背の高いご主人は相変わらずイケメンの素敵な方で、
かわいい笑顔の奥様との、心暖かなお持て成し。
ようやくほっと心暖まる心地を感じ…
ご馳走様でした~
熊谷の住宅街の中で、そっと佇む、暖かな場所。
藍さんは、やっぱりいいなあ…

「蕎麦 藍」
埼玉県熊谷市中奈良1896-4
018-522-6654
11:30~15:00 / 17:30~19:30
火曜日、毎月15日定休
月曜昼のみ
禁煙 Pあり