(算命学の学びを“memo”ってます😌)
自力運と他力運
算命学は生年月日で命式を出しますので、同じ生年月日の人はみんな同じ宿命を与えられて生まれて来ます。
しかし、人それぞれに辿る人生行程は違ってきます。
算命学でいう人生行程は、生まれた時に天から貰ったエネルギーに、生きて行く『環境』が作用して決まるからです。
では、その同一の命式の人が、どのように環境の違いで異なった人生を辿るかを見ていきます。現実的な生活を見ますので、陽占を使います。
例題)安藤m姫さんとa香さん
生年月日(命式)が同じ、お二人の人生行程を見てみます。
お二人の10才位までの幼少期に辿る環境は大きく異なります。
❶8才で父親が亡くなった(m姫さん)
❷厳しいが親との縁は良好(a香さん)
北方の親の位置が「車騎星」ですから、親も働き者で正直な場合が多く、本来はその影響を受けて育つ「宿命」です。
つまり、幼少期の状態が宿命に合っているのは、a香さん(❷)です。
北方車騎星なので、親縁は薄くないはずなのに、m姫さん(❶)はお父さんを事故で失ってしまいました。
従って、宿命に合っているa香さんは自力運という判定になり、m姫さんは他力運ということになります。
問題は、a香さんは宿命通りに生きているので、命式の分析によっていろいろと当てることができますが、m姫さんは幼少期に宿命から外れて生きているので、命式を分析しても当たらないということです。
判定結果の一例を挙げると、下記のようになります。
❶他力運のm姫さん(宿命から外れた人)
宿命には配偶者縁は厚いと出ていますが、結婚すべき時期に結婚できず、好きな人とも結婚できない可能性が高いでしょう。
➡️m姫さんは恋多き女性ですが未婚の母🫢
❷自力運のa香さん(宿命通りの人)
西方の貫索星は、苦しい時もじっと我慢して耐え抜き、家庭を守りきる強さを持っています。一人で黙々と出来る仕事をする人...
➡️配偶者は小説家やクリエイターとして活躍しているm嶋ヒロさん
⭐️「辰巳天中殺」のため、親との運気がシーソーになる「親克型」
➡️親克型のシーソーゲームの形
親克型に当てはまった場合、親子の間で以下衝図のように現出します。
〔衡図〕
本人 | 両親 | 解釈 | |
木性(福) | +精神安定 | ー禄(土) | ① |
ー精神不安定 | +寿(火) | ② | |
土性(禄) | +経済豊 | ー印(水) | ③ |
ー経済貧 | +官(金) | ④ | |
火性(寿) | +健康強 | ー官(金) | ⑤ |
ー健康弱 | +禄(土) | ⑥ | |
金性(官) | +地位有 | ー福(木) | ⑦ |
ー地位無 | +印(水) | ⑧ | |
水性(印) | +知性有 | ー寿(火) | ⑨ |
ー知性無 | +福(木) | ⑩ |
〔衡図の解釈〕
①本人の精神が安定する状況なら、親の財力は貧しくなります
②本人の精神が不安定な状況にある時は、親の健康は良好になります
③本人の財力が豊かなら、親は理性的・知的な生活がなくなります
④本人の財力が貧しいなら、親は社会的地位を得やすくなります
⑤本人の健康が強ければ、親の社会的地位は低くなります
⑥本人の健康が弱くなっていると、親の財運は強くなります
⑦本人の社会的地位や肩書き(受験含む)があれば、親は精神的に不安定になります
⑧本人の社会的地位や肩書き(受験含む)がなければ、親は知的な生活になります
⑨本人の頭脳:知性が良ければ(学校の成績が良いなど)、親の健康は弱くなります
⑩本人の頭脳:知性が悪ければ、親は精神的安定に恵まれます
➡️a香さんは、18歳でメジャーデビューと同時にヒットチャートを駆け上り、新人賞受賞・紅白出場と順風でしたが、その翌年にバセドウ病を発症します...不遜ですが、その時親の財運は上がった筈...
夫婦の五徳
夫婦というのは、良くも悪くも夫婦でいる限りはワンセットとして考えます。
すると、五徳の容量を70持った妻と、30しか持っていない夫の場合、夫婦はワンセットですから、2人の容量を合わせて100の五徳の容量がこの夫婦の力量になります。
100が運命の容量ですから、もし妻が怠け者で働かない人であったら、70が夫に移動し て夫は30しかないのに100の働きをします。
つまり、夫は妻のエネルギーを借りて100の働きをし、自分の力を過信してしまうのです。
そして、この夫は短期間で成功を収めるのですが、燃焼度が高いので瞬時に亡くなってしまいます。
一方、この妻が働き者の場合、本人の五徳は70ですが、夫婦全体の容量が100あるので、90くらいの働きをしてしまいます。
当然夫は残った10の働きしかしませんので、妻は夫を怠け者だと思います。
しかし、夫は30のエネルギーを1/3しか燃焼できないので、寿命が宿命よりも長くなり90才とか100才位まで生きてしまいます。
夫婦の形によって、寿命の長短が判断できるという事例です。