上咽頭炎から始まって、肺腺がんに

なってから1年4ヶ月



ブログの内容は

経過を記録しているのと、

ほとんどが愚痴や闘病中の

気持ちを吐き出したモノです。


でも、ここに吐き出せたおかげで何とかここまで頑張ってこれた。


そんなブログに、読んでくれた方、

いいねを押してくださった方、

そして温かいコメントをくださった方…


本当にありがとうございました。


今の私は皮下注射で麻薬と軽い量の鎮静剤

を入れて呼吸困難に咳や対処しています。


状態は変わらないけど、

なかなか踏ん切りがつかなかった尿の管を主治医に背中を押されて

入れました。


あとは呼吸困難の状態によって

鎮静の量を増やしていき、

苦しくないように薬で眠る選択を

しています。


その時がだんだん近づいて

来ているようです。


今週は友だちが何度も会いに来てくれます。


嬉しいなぁ☺️


私の家族はこのブログの存在は

知らないので、この記事を書いたあと…

日を改めて後日このブログは

閉じようと思っています。


わたしは癌を克服できなかったけど、

自分なりに十分頑張ったと思っています。


そしてそれを支えてくれた子どもたちや

友だちにも感謝しか言葉がありません。


今、これを読んでくれているみなさん


毎回、治療は辛いですよね、

検査データとにらめっこしながら

抗がん剤ができればホッとして

副作用が出始めると辛くて…

でも抗がん剤ができないと転移が怖くて

落ち込む。


それでも頑張るのは

家族のため、自分のため。


生きるためには続けるしかない。


そして、大切な人と過ごす時間が増えた。


動ける時はともかく、

在宅酸素を始めて職場復帰の望みが

なくなった時には

何のために治療を続けるんだろう


そう思っていた。


でも、あれからたくさんの時間を過ごすことができた。


何のために…の答えは

自分の中で出ていると思ってます。


ありがとう。


私に関わってくれた皆さんも

ありがとう


みなさんは生きてくださいね!

私の分まで!


みなさんが少しでも長く普通の生活ができますように、


治療の成果が出ますように…



祈っています。


入院してから

あれよあれよと言う間に酸素量は増えて

動くとSPO2が下がるため、ADLも制限された。


今は動けるのはトイレだけ。

それ以外はすべて看護師さんにお願いしている。


今の私の目標は「どんなことも遠慮しないこと」だと

看護師さんに言われたてへぺろ


ちょっとカーテンを閉めるだけ

ちょっと電気を消すだけ


つい、そんなことぐらいで…って思って

ナースコールすることを躊躇してしまう。


でも、看護師さんだって言わなきゃわからないもんね


今は絶賛、「遠慮と格闘中」です(笑)


そして、なかなか大変な出産だった娘も

無事に子どもたちと一緒に退院してきた。


病院の心遣いで、私も娘や孫たちと会うことができてとっても幸せな時間を過ごせた。


写真を見るとね…

そこには満面の笑みのわたしがいました。


まだこんなふうに笑えることがあったんだ。

孫のパワーってすごいなぁ❤️






私の人生は私のものだと思っていたけど、

その時々の大きな節目の選択は


子どもたちや孫たちの人生にも

大きく関わっているんだなとしみじみ

感じた。


もし、あの人と結婚しなかったら

こんなに優しい子どもたちと出会うことはなかったし


子どもたちがいたからこそ、

孫たちが生まれた。


わたしの命がこの子たちに

受け継がれているんだなぁ。


赤ちゃんは可愛い。


無条件に可愛い。


どうか健康で元気に育ちますように。


幸多い人生を過ごせますように。







受診のあと家に帰ったけど、だんだんと 息苦しさは増していった。

週末近くなるとしんどくてお風呂も
入るのをやめた。

ポート抜去後の処置をしないといけないからお風呂は欠かさず入っていたけど
もうそろそろ限界かな…と。

そんな話を聞いた友だちが
休みの日に駆けつけてくれた。

会っても息切れして話せないからって言ったけど
「話さなくていいよ!30分背中さすりに行くだけやから」と。

そして彼女はほんとに30分、背中をさすってくれた。
不思議とさすってもらうと痰がたくさん
出てきた。

「私がさすると悪いモノが全部出るよ」と
笑いながら言ってた。

帰り際に
「amiちゃん、大好きやよ」と言って
ハグしてくれた。

そんなことされたら泣いてしまうやーん…

「いいやん、たまには泣いたらいいんよ」

そう言われたら涙が止まらなくなった。

彼女の前で初めて声を出して泣いた。

そして受診の日…

もう自分の足で歩ける自信はなかった。

病院に着くと車椅子に乗って息子に押してもらった。

緩和の看護師さんと会ったときに
入院したいと話したら
すぐに話が進み、評価のためのCTを撮った。

今回は抗がん剤治療ではなく、息切れ、
呼吸困難、疼痛緩和を目的とした入院で
運良く?
緩和ケア病棟の個室が空いていたので
そこに入院することになった。

今回は今までとは少し意味合いの違う入院になる。

CTの結果も全体的に影は大きくなっていて抗がん剤の効果はみられなかった。

今の状態じゃステロイドも減量できない。
抗がん剤もポートがないから使える薬も
ないって。

あと、どれぐらい時間はありますか?

やっとの思いで聞いてみた。

「そうですね…
子どもさんたちに何か話をしておかないといけないこととかがあれば、早い方がいいと思います」

いつも前向きだった先生の口から
初めてそんな答えが出た。

「それならもう告知された時から少しずつ
話してきたし、今回の入院の前にしないといけないことは整理してきたので大丈夫です」
そう答えた。

そうか…
もうそろそろ会いたい人には今のうちに会ってた方がいいなぁ。

いつ、何があっても後悔しないように。

そんな時、娘が帝王切開で無事に出産を終えた。

思っていたより出血も多くて大変な出産だったけど…なんとか母子ともに無事で良かった。