今日は空気がとても冷たい1日でした。
突然ですが、身体作りしていますか?運動していますか?
運動と身体作りは狭義では意味が違います。
運動はスポーツや健康のために体を動かす運動全般を指しますが、身体作りは明確な目的があるものを指します。
水泳選手なら競泳のタイムを早くするための筋トレやストレッチなどのトレーニングを、新体操なら新体操の技の種類を増やしたり精度を上げるための筋トレやストレッチなどです。
バレエも上手くなるには身体作りが大前提としてあります。
身体作りをすることで、安定したプレイスメント、テクニックの向上、柔軟性やキープ力の向上などが図れます。
身体作りの守備範囲は筋トレのようなエクササイズもあれば静的なストレッチからダイナミックなストレッチ、心肺機能を向上させるものまで多岐にわたります。
そして身体作りをすることでもう一つ重要なことがあるのです。
パークサイドバレエスタジオが大人も子供もコンディショニングクラスを推奨する理由は、レッスンのときや踊りの時の注意を正しく理解して消化できる身体を作るためです。
だからバレエのための身体作りのトレーニングの内容がバレエのためですし、おのずとバレエ用語もたくさん出てきます。
全ては美しく踊るため。
端正でアーティスティックな踊りを求められるロイヤススタイルであろうと、ダイナミックな踊りを求められるロシアのスタイルであろうと、美しい足捌きやダンサーの存在感をアピールするオペラ座スタイルであろうと、ダンサーは作品で要求される動きを要求通りに表現する必要があります。
その礎になるものがメソッドであり、そのメソッドを要求通りにできるようになるために必要なことが身体作りなのです。
発表会やコンクールやオーディションなどでも、ダンサーの立ち姿を見ればだいたいその人のスキルがわかってしまうくらいです。
とはいえ、人の体には個体差がありそれぞれ持っている条件が異なります。
トレーニングも段階を踏んで行う必要があり、長いものでは年単位で成果が出るこことも多々あります。
骨格やそれを取り巻く靭帯など、変えようがないものを無理やり強負荷をかければ怪我の原因にもなります。
自分の体を知るためにも身体作りはとっても大事なのです。
バレエのレッスンで先生の注意が頭と身体で理解できて、意識的に修正できるようになったら1人前です。
特にバレエ留学を目指しているジュニアは、何事もショートカットせず、自分としっかり向き合ってやるべきことをやってくれたらと願っています。
成功の近道は日々の努力なのですから。
一緒に頑張りましょう。
今日も一日ありがとうございました。
感謝。
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