ディープ池袋探検第十一弾「四川火鍋城」(下)犬肉を「栄養肉」と呼ばないで
(前回よりつづく)
四川火鍋城さんは四川の辛い料理のほかに、中国東北料理や朝鮮料理のメニューもそれなりの量が並んでいました。
朝鮮料理となれば、犬肉です。
韓国では犬肉料理を行政が公認する動きもあります。
探してみると、ありました。
犬肉料理が。
中国語で書くと「狗肉」となります。
この字が空太郎の目の中に飛び込んできました。
ところが、中国人向けに書かれた漢字のメニューの上にある日本語訳を見て、ぶったまげました。
そこには「犬肉」とは書かれていなくて「栄養肉」とあったのです。
「栄養肉の盛り合わせ」
「栄養肉の炒め」
「豆腐と栄養肉の煮込み」といった具合です。
うーーむ、「狗肉」をイコール犬肉とすぐにわかる日本人はそれほど多くはないと思います。
ということは、お店の店主様は栄養肉と書いておけば、意味が理解できない日本人客が知らずに食べてしまうことを期待しているのでしょうか。
まあ、犬肉は精力がつくということで朝鮮の皆様は大好きなのですから、日本人が食べても栄養たっぷりなことには違いありません。
ですが、食べた後、真実を知ったら、ひっくり返るだろうなあ。
ああ、恐ろしや恐ろしや、とつぶやきながお店を後にしたのでした。
◎お店データ
「四川火鍋城」
豊島区池袋2-43-7
℡03-5391-0499
15:00~5:00
無休
★中国ディープ度3.0点
★のん兵衛の予算一人5000円前後
ディープ池袋探検第十一弾「四川火鍋城」(中)ウエルダン蚕は川海老の香り
(前回よりつづく)
四川火鍋城で辛い料理をメニューから続々と注文する空太郎に思いがけない料理が目に入ったのです。
「カイコの四川風炒め(980円)」です。
やった。
ディープ池袋といえども、蚕料理がメニューにあるのはこれまでの10軒の中では「大宝」だけだったのです。
しかも、大宝の蚕のから揚げはまさに蚕だけ。
中国でいただける蚕料理は野菜なども入った蚕料理なので、どこかでそういう趣旨の料理出てこないかなあと思っていたのです。
メニューによれば、ここの蚕料理は唐辛子やタマネギも入っているようでした。
嬉々として頼んでやってきたのはこれでした。
おう、これは料理という感じがします。
蚕だけだと、いきなりテーブルに食えないG級グルメ料理が出てきたことがはっきりとわかってしまいますが、こうされると、一連の料理の一つのイメージです。
といっても、今夜一緒に食事をした仲間たちは目ざとく、
「なんだこの真っ黒な塊は」と蚕の存在を認識しておりました。
この店の蚕は蛹を縦に二つに切って、それを唐辛子、人参、タマネギと一緒にしっかりと炒めてありました。
いただいてみます。
おう、これはさほどくさくありません。
大宝の蚕の蛹さんはまるごとだったので、口の中でかむと、なかから黄色い中身がぐにゃりと出てきて、それが舌を驚かせるのです。
まさに、肉で言えばレア、鶏卵で言えば、半熟です。
ところが、この炒め物はしっかりと火が入っているために「ぐにゃり感」がなく、非常に食べやすいというか、初めての人でも抵抗感がないと思われます。
想像通り、仲間の多くは
「へえ、言われたほど変な味はしませんねえ。しいていえば川海老のから揚げですよ、これ」
と前向き評価が続出しておりました。
よしよし、これで人をサプライズさせるディープ池袋中華のラインナップがまた一軒増えたな、と喜ぶ空太郎でした。
(つづく)
ディープ池袋探検第十一弾「四川火鍋城」(上)辛い料理のオンパレードに納得
ディープ池袋中華探検第十一弾は「四川火鍋城」さんです。
今年に入って新規参入で開店したばかりのお店です。
店内は当たり前ですが、什器も机も壁もピッカピカですし、照明も明るく、ディープな雰囲気はしてきません。
店内の薄暗さもディープ度を上げると考えると、やや減点対象となりますが、お客は主に中国人で、中国語が飛び交うムードはまずまずです。
この店は店名にあるように、重慶三巴湯という三種類のタレに肉や野菜をしゃぶしゃぶしていただく火鍋が売り物です。
食べ放題もあって、安く上げたい中国人の方々は、多くが火鍋を囲んでいます。
空太郎たちは、店の実力を探る目的で火鍋はまたいで、アラカルトで行きます。
まずは、豚舌の辛味和え。
おう、これはなかなかの辛さです。
香草がそれに臭みを加えていて、いきなり、四川気分です。
次は四川省の省都の成都名物の夫妻肺片が来ました。
牛や羊の臓物をスライスして炒めたものを野菜や唐辛子と和えたものです。
うーーん、見事に辛いです。
しかも、味付けもよろしいです。
夫妻肺片がうまければ、ディープ池袋店としては合格です。
その後の、じゃがいもの千切り炒めも、板春雨の野菜炒めも、見事な激辛でした。
参加した仲間たちは「ヒーフー」叫びながらも、「これ、なかなかうまいです」と喜んでいました。
それでも、辛くない豆苗の炒めや落花生の黒酢和えは「砂漠の中で出会ったオアシスのようです」と一同、我先にと箸を伸ばしておりました。
そして、辛い料理の横綱格の「水煮牛肉」。
気が遠くなるような真っ赤な海の中に牛肉が浮遊しておりました。
うーーむ、まさに、四川料理です。
辛い料理が好き人ならば、この店はディープ池袋でもトップグループに評価するだろうなあ、と確信する空太郎でした。(つづく)
中国名店FC探訪第四弾「全聚徳」(下)ダックの関連料理も美味だが、べらぼうな値段には辟易
(前回よりつづく)
全聚徳新宿店で極上の北京ダックさんをいただき、ご満悦になった空太郎でしたが、ご訪問させていただいた訳はダック本体だけでなく、それ以外のダック料理もいただきたかったからです。
なにせ、北京で初めていただいた時、お約束のダックの皮&肉以外に、水かき、舌、肝(レバー)、心臓(ハツ)などの料理が次々と出てきて、しかも、その味わいの良さに驚嘆したのです。
以後、北京時代にはそうしたダック関連料理も必ずいただくことにしていました。
日本に帰ってからは、ディープ池袋ではほとんど見かけず、ようやく赤坂見附の中国茶房8 で出会った時は狂喜乱舞したものです。
今回もそれを楽しみにしていたのですが、あるのは「家鴨冷菜三種の盛り合わせ(鴨掌、鴨巻、鴨肝)」でした。
しかも、値段は3800円!とべらぼうでした。
空太郎たちが一番好きなのは肝の塩茹でなのです。
そこで、店に掛け合って、
「肝だけたくさんくれない?」と聞くと、当初は「わかりました。やりましょう」と言ってくれたのに、いざ、
「じゃあ、肝の塩茹でを一皿とお、三種の盛り合わせをもらおうかな」というと、中国人の女給さんは
「6人様でしたら、三種の盛り合わせ一皿で十分です」とおっしゃるのです。
写真だとほんの少しのように見えるけどなあ、と思いつつ、仕方なく、三種の盛り合わせを一皿頼むと出てきたのがこれでした。
どひゃあ、たったこれだけ?。
皿ばっか大きくて、その上に乗っている鴨さんは、いずれも5切れずつです。
これ、どうやって6人で分けるの?とむっとした空太郎はその場で、
「あのね。これもう一皿ただちに持ってきて」と指示したのでした。
そして、じらされた後にいただきました。
肝の塩茹では、茹でたお湯の中に、香草などが入っていたらしく、香りもよく、味も大変おいしく出来上がっておりました。
この上品な味わいは北京の肝茹でよりも上手をいきます。
水かきはまずまず。
そして、鴨巻というのは鴨のゆで卵を胸肉で巻いた物で、北京にはない品でした。
結局、味はいいんだけど、めちゃくちゃ高いとの結論に達しました。
なにせ、この三種盛りだけで7600円も支払ったことになるのですから。
「家鴨の胸肉、水かき、筍、インゲン炒め 2600円」も胸肉に至っては三切れしか入っておらず、どうやって食べようか、ジャンケンでもするか、状態でした。
うーーむ、要するに「お金持ちが来い、ビンボー人は来なくてよろしい」ということなのですね。
ま、飛行機で北京までダックを食べに行く交通費を考えたら、安い、と考えるしかあるまいな。味がよければ文句はいえないか、と最後は弱気な気分になりながら家路を急いだのでした。
◎お店データ
「全聚徳 新宿店」
℡03-3358-8885
11:30~23:00
無休
★中国ディープ度 0点
★のん兵衛の予算 一人1万円以上無限
中国名店FC探訪第四弾「全聚徳」(上)北京ダックは本場とまったく変わらない味わい
久しぶりに中国国内にある有名料理店で日本に進出しているお店を探訪する「中国名店FC探訪」を敢行しました。
第四弾は北京ダックの最大手「全聚徳」の新宿店です。
都内には銀座にもお店があり、二店舗体制で北京と同じあひるさんを提供しています。
空太郎も北京ではいろんなお店で北京ダックをいただきましたが、全聚徳も安定した焼き上がりでまずまずのお店でした。
日本に帰ってから、ディープ池袋で頻繁にあひるさんを食べていますが、いずれも、明らかに冷凍物を輸入して、それを焼き上げているのではないかという店がほとんどで、
「北京での味わいに迫る店はやっぱりないのかなあ」と半ば諦めていました。
こうなれば高くても全聚徳に行ってみるしかあるまいな、とお邪魔した次第です。
メニューを開いて、ダックをチェックします。
そこには「国産 9870円」「カナダ産 7980円」とあり、「焼き上がりまで50分程かかります」との注釈もついておりました。
池袋では3000~4000円ですので、二倍以上の価格です。
でも、はっきりと国産、カナダ産と明記してあるのは好感がもてます。
値段以上の味わいを期待して「カナダ産」を注文いたしました。
小1時間ほど待ってから、やってきました。
コックさんがキャスターのついたテーブルの上に焼きあがったばかりのあひるさんを乗せて、さばき始めます。
北京のお店と寸分違いません。
小気味よいテンポでさっさと切り分けていきます。
まずは、そのうちの、皮の部分だけを小皿に乗せて、女性の給仕さんがグラニュー糖をかけて運んできて、
「まずは、あっつあつの皮を砂糖と一緒に食べてみてください」とおっしゃいます。
ほう、北京では無造作に砂糖が別添えで置かれて、「好きにつけて食べて」といった風情でしたが、さすが、ここは日本ですね。
気配りが充実しております。
いただきます。
なるほど、まだ熱いダックの皮をかむと、そこからにじみ出てくる脂が砂糖を溶かして、一体化し、口の中でえも言われぬ味わいをかもし出してくれます。
これは素晴らしいです。
空太郎はダックの脂はたくさん欲しいと思いませんが、熱いうちの一口は絶品ですね。
そんなことを考えているうちに、お肉もたくさんやってきました。
おお、これは見ただけで、ダックの肉質の良さがわかります。
うっすらとピンク色が残るかのような色合いは、くすんだ茶色の肉ばかりを池袋中華で食べていた空太郎には新鮮です。
いただきます。
こ、これはうまい!。
軟らかく焼きあがった肉をかむと、適度な脂と味わいが染み出て、舌をやさしく包み込みます。
おいしいです。
余り好きではない皮もよく炙ることで余分な脂分を落として、細身になっており、食べやすいです。
これなら、ヤーピン(荷葉餅)に巻いて、タレをつけて食べても、「こってりすぎてげっそり」てなことにはなりません。
全聚徳さんは肉の部分の一部を炒め物にして提供するというやり方を取らないので、お皿には肉がてんこ盛りにやってきていました。
おかげで、満腹になるまでダックの肉をたらふくいただくことができました。
これは北京で食べたダックと同じか、あるいは上を行くかもしれないと、納得する空太郎でした。
(つづく)
白酒比較試飲バトル⑥最下位の二鍋頭(牛欄山)は「低度ゆえに評価されず、高度で再挑戦を」
(前回よりつづく)
白酒比較試飲バトルで最下位は二鍋頭(牛欄山)でした。
二鍋頭は一企業のブランド名ではなく、北京地方で醸す白酒で、蒸留を二度行ったものだけに使うことのできる名称です。
日本でも最近、焼酎に地域名を冠しているケースがありますが、それと同じですね。
二鍋頭を醸しているメーカーは一説には百社を超えるとも言われていますが、その中で企業規模が大きく、名を轟かせているのが、今回の「牛欄山」と「紅星」です。
試飲に使ったのはアルコール度数が36度、原料は高粱、小麦、米です。
香りのタイプは濃香型でした。
空太郎はこれだけ唯一、アルコール度数の低いタイプにしてしまった(というか在庫がそれしかなかった)ことが気がかりでした。
のん兵衛ばかりなので、度数の低いお酒を「のみやすい」と評価するよりも、
「薄い」「物足りない」とマイナス評価する可能性が高かったからです。
不安は的中しました。
「物足りない。高度酒の方がうまい」
「すべてにおとなしい」
「他の酒がインパクトが強すぎるせいか、あまり印象に残らない」
「フルーティで呑みやすいが、物足りない」
「辛さのみが残って、鋭さに欠ける」
「まったく味が感じられない」
とケチョンケチョンでした。
ただし、香りの個性は認める人が多く、
「一番臭いと思う」
「匂いは茅台酒と同じ」
「香りは茅台酒に似ている」
と濃香型にも関わらず、醤香型に近いと感じる人が目立ちました。
味については
「バランスが非常によい」
「雑で荒っぽい感じ」
「呑みやすいが雑味を感じる」
と評価が分かれました。
うーーむ、もし、次回の試飲会があるとしたら、比較するお酒のアルコール度数はなるべく揃えないと不公平だな、愛する牛欄山の名誉挽回のためにも、また秋にでも比較試飲バトル第二回をやるしかないな、と決意を固める空太郎でした。
(白酒バトル話はおわり)
白酒比較試飲バトル⑤四位の口子窖は「混合型ゆえに、評価がバラバラ」
(前回よりつづく)
白酒比較試飲バトルで四位になったのは口子窖でした。
口子窖は安徽省の大手白酒メーカーが「口子」なんとかという銘柄で販売しているものの一つです。
アルコール度数は46度で、原料は高粱、小麦、米、大麦、蚕豆です。
香りは兼香型ということで、醤香型、濃香型、清香型のいずれか二つの混合の味わいという定義になっています。
まずは、参加者が香りについてどのように感じたのでしょうか。
「いろんな匂いが混じっていて、よくわからない」
「フルーティな印象だが、香りは一番抑え目」
など、全体として個性が不足しているとの声が多かったのは、やはり、一位から三位のお酒が強烈なためでしょうか。
味については
「呑んだ後の印象は五粮液に似ている」
「茅台酒のちょっと弱い酒という感じ」
「いいとこどりのような味」
と兼香型の面目躍如たる評価が並びました。
結論としては
「独特な味」
「のみやすい」
「辛い。度数の割にはアルコールを感じる」
「甘さが際立つ」
といった前向きの意見のほかに
「きらい」
と一言のみのコメントもありました。
いずれにしろ、そうそうたる有力酒の前に個性が不足していたということでしょうか。
(つづく)
白酒比較試飲バトル④三位の汾酒は「甘い香りに惑わされる」
(前回よりつづく)
白酒比較試飲バトルで三位に入ったのは汾酒でした。
汾酒は山西省の銘酒で、歴史的に見ても最古の白酒の一つです。
アルコール度数は53度、原材料は高粱、大麦、そら豆です。
香りが清香型ということで、白酒の中でも最も高貴な香りが特徴ですね。
参加者たちは香りをどのように受け止めたのでしょうか。
「甘い香りがいい」
「印象的な甘い香り」
「砂糖と葡萄の香りがする」
「おとなしい香り」
「匂いはそんなにきつくなく、まろやか」とやはり、高い評価でした。
ところが、香りの評価にはぶれがないものの、味わいについては、
「最初、甘くて油断するが、重量級」
「呑むと、甘味があっておいしい」
「豆っぽい感じがする」
「胃の底にたたきつけられる感じ」
「呑むとアルコール度数の高さを感じる。後味はよい」
「バランスがよい」
「高粱の使用量が少ないのか、飲みやすい」
「飲み口はかなりドライ。ただし、鼻に抜ける感じはなく、もわっと残る」
と様々な反応が楽しめました。
なかには
「昔、セメダインで遊んだことを思い出した」
ととんでもない感想を付け加える人もおりました。
空太郎は久しぶりに比較して呑んでみて、汾酒の上品な香りと、それを裏切るような元気な味わいを再評価しました。
(つづく)
白酒比較試飲バトル③準優勝の五粮液は「香りの素晴らしい、でも辛い酒」
(前回よりつづく)
白酒比較試飲バトルで準優勝だったのはこれまた“順当”に中国白酒の西の横綱といわれている五粮液でした。
五粮液は四川省の銘酒で香りは白酒で最も多い「濃香型」で52度。
原料は五粮液の「五」の通り、高粱、米、もち米、トウモロコシ、小麦と五穀を使って醸しているお酒で、その芳しい香りと、奥の深い味わいが人気です。
さて、参加者たちはどうだったのでしょうか。
香りのコメントは、
「フルーティーなにおいがいい」
「強烈な香り」
「においがいい」
「香りがいい」
とやはり、上立ち香を評価することが多かったのは予想の範囲内でした。
が、
「鼻腔を突く感じ。鼻づまりに効きそう」というのは笑えました。
そして、味ですが、
「口の含んだ時はすっきり。後味が辛い」
「呑んだ後の辛さが強烈」
「香りからは想像できない辛さがある」
などと辛さに言及する人が多かったのです。
一方で味わいの深さにも感じ入ったようで、
「含んだ瞬間と、その後の広がった頃、飲み下した後とそれぞれ味が異なる」
「呑んだ瞬間にどっとくるけど、すぐ鼻に抜ける感じが心地よい」
「後味にコクがある」
などの前向き評価がある一方で、
「後味に苦味がある」
「匂いと味のバランスが悪い」
との指摘もありました。
ただ、総合評価としては
「どんどん呑んで最後まで楽しめそう」
「最初から最後まで裏切られずにつきあえる」
「口の中に広がる感じがいい。一番のみやすい」
「度数の高さを感じさせない」
と褒める人が多く、結果として準優勝になりました。
空太郎としては茅台酒よりも五粮液の方が好きですが。
(つづく)
白酒比較試飲バトル②優勝の茅台酒は「臭い匂いとまろやかな味わい」
(前回よりつづく)
白酒比較試飲バトルで優勝したのは図らずも中国白酒の東の横綱である茅台酒でした。
茅台酒は貴州省の銘酒で、香りのタイプは醤油系の醤香型。
度数は高度タイプの53度。
原料は高粱と小麦だけです。
参加者のコメントをご紹介します。
まずは香りですが、
「シンナーみたいにくさい」
「口に含んでしばらくすると醤油っぽい香りが口にひろがる」
などと指摘する声もありましたが
「この臭さは苦手」
「においはちょっと」
というのは二人だけで
「このくさいにおいが好き」
「香りが高貴」
「やはり、多少臭い方が好き」
「香りが豊かでいい」
と前向き評価が多かったのです。
うーーむ、醤香型はビギナーにとっては一番苦手なはず。
むしろ、生まれて初めて飲む白酒が茅台酒だと白酒好きになれない、と勝手に分析していた空太郎にとっては驚きの結果でした。
味にいたっては
「後味はまろやか」
「匂いと味のバランスがよい」
「味はエレガントで、引きは最初緩やかで後はすっきりする。気持ちよくいける」
「クセのないオーソドックスな味がいける」
「口に含んだ瞬間に広がるまろやかさが新鮮」
「他に比べると呑みやすい」
「まろやか、後味がいつまでも残るのがいい」と絶賛の声ばかりでした。
その結果が優勝につながったわけですね。
酒豪たちを集めすぎたのかな、と首を傾げるばかりの空太郎でした。
(つづく)





































