土曜日朝、テレビを何気なく見ていた。

    飛び込んできた言葉

     ヘラルボニー



自閉症の兄を持つ双子の弟たちが立ち上げた知的障害のある人のアート作品をつかって世の中にビジネスとして確立しようと「へラルボニー」を設立。


このニュース特集を見て、何かわからないが、涙がとまらなかった。

我が家には2人の重度知的障害を持っ自閉症(今は自閉症スペクトラムって言うのかな?)二男三男がいる。

特集の中でお母さんが「その日その日を生活していくのに精一杯だった…」

まさにそうだった。

幸い周りの人たちに恵まれた。

小学校学級崩壊もあった。

雰囲気が怖くて養護学級の部屋に逃げていた二男。

それでも目立ったイジメを受けたことはなかった。

三男もいろいろな目に見えない困難性を持っていたが、みんなによくしてもらった。

私が障害児・自閉症と言わなかったので長男は中学まで弟たちに困難性があると知っているけれど、障害児とは知らなかった。

ある日「え?Tら障害児やったん?」と長男。

私たちにとって、自閉症でなく「特性」だった。

多分同じ小学校だったので、恥ずかしい時もあっただろうに…

そんなことが走馬灯のように頭の中を駆け巡った。

暫く一人で泣いていた。


特集で今、阪急で「ベラルボニー」の催しが行われていると知り、二男三男を連れて阪急に行く事にした。





















凄くパワーの感じられる絵だった。

生きるエネルギー

黙々と費やされる、命を吹き込む作業。

行って良かった。

係の人も親切に声をかけてくださった。

本当はゆっくり見たいけれど、二人を連れていたので「ごめん!もう一回見て回っていい?」

二人はさほど興味もなく見ていたけれど、わたしにはイイ時間だった。


「ベラルボニー」が大きく発展して、枝葉が広がっていくことを祈りたい。