奇観:日本のブラーノ島伊那の舟屋 | パリマダムの優雅な生活

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な~んてベタなタイトルは今や都市伝説。現実は、信じられない日常の、過酷なサバイバルの日々…

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【今日のひとこと】

(2024年2月現在)

「若禍論」

 

2月第一週、フランスの地上デジ、TMCチャンネルで

「Péril Jeune」というタイトルの日本を紹介する番組があり

夫が意気込んでいたので、一緒に視聴した。

 

Périlは「禍」、Jeuneは「若い」という意味で、

タイトルを直訳すれば「若禍論」となる。

これはかつて欧米におけるアジア人の経済的侵攻に対する脅威を

揶揄して誕生した「Péril Jaune/黄色い禍→黄禍論」という言葉を

日本人(アジア人)の若者にかこつけ、パロディってつけたタイトル。

 

タイトルから推察すれば、

「若者が生きにくい日本」とも「若者のせいで老人が生きにくい日本」とも、

両極のテーマが予測できるアンビバレンツなタイトル。

 

始まりは元気な老人の姿の紹介。

↑平均年齢85歳というサッカーのアマチュアチーム。

「フランスにはこんなチームないよ」と、元気な老人に感心するフランス人夫。

いや、多分フランスのご老人たちも楽しんでいると思うけど、

85歳でサッカーは稀かも・・・

 

そのうち日本の出生率の伸び悩みに話題が移り、

私が夫に「保育の問題よ」と予言した通り、TVでは

「日本の子供の保育システムの未発達」について言及。

フランスでは保育所も条件に応じて、数種類から選べるほか、

家に来てもらえる「Nounou/ヌヌ」と呼ばれる保育ママを雇うことができ

共働きの多いフランスでは、保育システムの充実は重要な課題となっている。

 

番組はそのうち、引きこもり、独居老人などのマイナー世界の紹介に入り、

夫も私も知らない世界が出てきて驚愕。それがこれ↓

 

↑この男性は元歯科医で2人の子供あり。

離婚後この世界にはまったのだとか。

数体の実物大美女人形と同居しており、

それぞれに名前をつけ、目的に応じて使い分けているそう。

お出かけする時は、30kgもある人形を車の助手席に乗せてドライブ。

こんな風に↓一緒に川釣りを楽しんだりしている。

 

行きつけのバーにも一緒に連れて行って、マスターや常連客と会話も楽しむ。

この生き様には私も衝撃。

ただ、誰にも迷惑をかけてないし、それで幸せならそれでいいとも思う。

夫も、「もしバーで彼と彼女に出会っても、僕も普通に話すと思うよ。」

心理学をかじった私としては、ここに至るまでの彼の精神世界に興味はある。

絶望、自棄、爆発、昇華、浄化、無味、白夜な世界観・・・

ま、人それぞれだけど・・・

 

その後この男性が、公園で美少女フィギュアを写真撮影する男性と遭遇。↓

↑人形をモデルに見立てての写真撮影が趣味のようで

男性は既婚で家庭持ち。

美少女フィギュア、ってとこが「キモッ」となりがちだけど、

これは、ペット・押しマスコットなどの写真を風景と一緒に撮影したくなるのと

同じ感情なのかな、と慮れる。

 

番組全体を通して言わんとしていることは

「日本の若者大丈夫?」的な、日本の将来を案じる番組作りに見えた。

若者か老人かの両極端ではなく、若者→老人への推移を連想させて、、、

 

期待して視聴した番組だったけど、ほぼ男性しか登場せず、

内容の大部分が、女装コスプレ、ひきこもり、性的偏向、異色な独居老人など

フランスTVの日本紹介番組にありがちな、

「日本社会の闇の部分、奇異なマイナー世界」を強調しすぎていて

夫も私も、「ドキュメンタリーとしては三流」と評価。

これでまた、日本を知らないフランス人が「日本てこんな国?」

と、日本を変な色眼鏡で見るフランス人が増えそう、

と危惧する日仏夫婦であった。

 


 

フランスの日常生活と仏国外の旅行から

それぞれ厳選した自己撮影のオリジナル画像を交互にご紹介しています。

現在ご紹介している外国旅行編は「日本旅行」

(コロナ前の2つの日本旅行のうち1つ目)

フランス生活編ともに、写真枚数が多すぎて記事がかなり遅れ、

近過去の写真になりますが、時系列に沿ってご紹介しているのでご了承下さい。

現在、写真をかなり省いてダイジェスト化し、遅れを取り戻すべく

しばらく月・水・金の週3で更新しています。

 

 

 

本日は外国旅行の日本編です。

ダイジェスト版のため、写真をかなり削減しています。

 

オランダドライブ旅行とポルトガル旅行に行った年の翌春、

1ヵ月間日本各地をドライブ旅行しました。

旅行中は京都のクラシックカー会社を営む友人が車を無償で貸して下さいました。

毎回テーマを決める日本旅行。この年のテーマは「四国&山陰未踏旅」

 

関空→京都→大阪→神戸→淡路島→徳島→高知→愛媛に暫く滞在

→小型フェリーで5つの小島→音戸の瀬戸→呉市→津和野

→山口市湯田温泉→秋吉台と秋芳洞→一ノ俣温泉→角島大橋

→元之隅稲荷神社→萩市→石見銀山大森→出雲大社→松江

→境港市の江島大橋→水木しげるロード→皆生温泉→倉吉市→神話の里

→鳥取砂丘→城崎温泉を経て

 

 

 

日本滞在21日目は城崎温泉から丹後半島の「日本海の松島」を堪能しながら

途中、厳しい山道の迂回路を通り抜けて、この日の目的地に到着しました。

 

一度は行って見たかった日本海のイタリアブラーノ島「伊根の舟屋」

 

 

 

 

山肌にあるこれは防空壕の跡でしょうか。

 

 

 

 

漁師の網が沢山天日干しされている港を通って

古い町並みを車で走り抜け、車を停めて、

いつか見てみたかった憧れの伊根の舟屋を満喫。

 

 


 
 

 

歴史と文化を肌身に感じ壮観です。

 

 


 
 

 

フランスにはない光景に夫も感動

また海の色が綺麗。

エメラルド色の海と古い木造建築がエキゾチックです。

 

 

 

 

この舟屋は湾に沿って

 

 

 

 

延々と続いているようです。

 

 


 
 

 

どこまで続くのか先まで行ってみたい気もしますが、

時間がないのでこの後、高台にある道の駅に移動。

ここからの眺めも壮観でした。

 

 

 


 
 

こちらが道の駅「舟屋の里伊根」

 

 

 

 

駐車場に珍しい日産の車で来てる人がいて少しお話ししたり、

休憩所で何か食べていると(写真撮り忘れ、たぶんアイスを食べた?)

珍しいカメラを操作している若者とお話ししたり、、、

結構出会いとお話を楽しむ夫でした。

 

この休憩所の窓からの眺めがこちら↓

お話と景観に夢中だったのか、おやつ撮り忘れました。

 

 

 

 

この後、国道に抜けて若狭湾の海道を南下します。

この辺りも海が綺麗、海が間近に日本ならではの快適道路でした。

 

 

↑*フランスでは海が見える場所には別荘が立ち並び、

道路からは絶景が遮断されている場所が多く、

海が間近に迫る道路は極めて稀。

 

 

 

宮津湾が見えてきました。

宮津だったか、どこかの街角で祭りの準備中でした。

宮津と言えば天橋立が有名ですが以前2人で行ったので今回は見送り、

 

由良の快適な海岸道路を進みます。

 

 

 

 

途中ドライブインの廃墟を発見

 

 

 

 

快適な海岸線のドライブコースを走り

由良海岸を最後に

 

 

 

 

内陸に入り、由良川沿いを南下します。

ドライブ中、萩の旅館でもらったもてなし菓子をいただきました。

 

 

 

 

この後、この日の宿泊地へ到着です。

フランス生活と外国旅行を交互にご紹介なので、

次回はフランス生活の記事になります。お楽しみに・・・・・

 

 

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