日本人カーデザイナー招待パーティ | パリマダムの優雅な生活

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な~んてベタなタイトルは今や都市伝説。現実は、信じられない日常の、過酷なサバイバルの日々…

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【今日のひとこと】

(2024年2月現在)

「死刑廃止論?」

(以下ひとことは14日の国葬以前に予約投稿済。国葬の時系列表現のみ訂正)

 

先日、フランスの死刑廃止論を唱え法制化させた

元司法相のロベール・バダンテール氏が95歳で亡くなった。

マクロン大統領にして「共和国の良心、フランスの精神」と言わしめ、

多くの国民に支持されたこともあり、14日に国葬が執り行われた。

 

今では仏国民の多くが死刑廃止を支持しているが

実は、1981年に彼が死刑廃止法を制定させた後も世論の反発は多く、

65%の国民が死刑廃止に反対、賛成は29%のみ、

1999年までは死刑廃止論者よりも、死刑存置論者の方が多い

という状況だったという。

読者の皆さんは死刑反対派?賛成派?

 

バダンテール氏がここまで死刑廃止にこだわったのは、

弁護士だった同氏が昔担当した被告人が、証拠&説得力不十分で死刑になり

ギロチンによる被告人の死刑を目の当たりにした経験から。

(死刑制度のある日本は野蛮、とフランス人は非難しますが、

フランスでは1970年代までギロチン刑でしたのよ、みなさま・・・チュー

 

結局、彼が死刑廃止法案を実現させたのは

被告人を死刑に追いやった自分の弁護力の至らなさ、

に対する後悔からのリベンジ、

廃止法を成立させることで自己満足、結局自分のため、、、、

と、死刑賛成論者は言うかもしれない。

 

私のフランス人夫は「死刑反対派」で、彼曰く

「死刑で死ぬのは一瞬で簡単、だけど一生刑務所で暮らし

自分の罪に一生苛まれるのはもっと苦しい、その苦しみを味わうべき」

らしい・・・

 

いやいや、そこまで苛まれたり、お利口に反省する罪人、少ないと思うよ。

死なせてあげた方が加害者本人もその家族、被害者家族も楽、

という人も多いよ、と死刑賛成論者は言うだろう。

 

死刑廃止論は欧州でも古くからあり、ポルトガルで初めて法制化されたが、

そもそも、これって「キリスト教論理」に基づいているのよね。

「右の頬を打たれたら左の頬を差し出しなさい」

っていう、赦しの教え。

 

なので、フランスで2015年1月に襲撃を受け12人の犠牲者を出した

革新的な雑誌社「シャルリー・エブド」でさえ、

「Tout est pardonné/全て赦す」

と、雑誌の表紙一面を飾ったほど。

その赦しが、数カ月後の同年11月に、

パリ同時多発テロで130人の殺害を許すことになる。

 

 

いやいや、許せんでしょ。これだけ被害者出して、、、、

キリスト教でない日本でこの論理が受け入れられるかな?っていう、、、、

例えば、つい先月死刑判決が出た「京都アニメ放火事件」で

罪もない未来ある若者が38人も無残に焼き殺されて、

あれで死刑でなかったら、暴動起きませんか?

と、死刑賛成論者は言うだろう。

 

はい、その死刑賛成論者はワタクシです。

「右の頬を打たれたら左の頬を打ち返す」のもワタクシです。

「目には目を」でございます。

キリスト教に幼稚園から大学まで馴染み、教会にも通いましたけれども。

 

そもそもフランスは大統領の恩赦が多すぎ。

戦後、恩赦の多発が死刑廃止論に導いたとも言われている。

確かに、無実の罪で死刑になるケースを避けるのは必須だけど

冤罪事件の多かった昭和の混乱期じゃあるまいし、近年死刑になるケースは

それ相応の証拠固めがあるのではないか。

 

死刑は重犯罪抑止力にもなると思うが、死刑反対派は「ならない」と言う。

刑法・司法、捜査や判決も人間のすること、過ちはつきもの、

刑罰や死刑の判決に間違いはあり得るもの、

間違った判断で人を死に追いやってはならない、と。

それはごもっともだが、正しい判断・証拠があったとしても?

加害者は生かされ被害者は死に損?

 

ま、人それぞれ、お国柄もそれぞれ、

フランスはそういうお国柄ってことです。

バダンテール氏に特に思い入れがあるわけではないけれど、

実は私、彼の奥様エリザベス・バダンテール氏の大ファンなのです。

 

美人で聡明、フランスの有名な広告会社Publicisの家系。

(シャンゼリゼにあるDrugstoreも彼女の会社の一部)

彼女が初期に出版した書籍↓を

当時友人だった大学教授のフランス人がプレゼントしてくれて

内容に感銘を受けて以来の彼女のファン。

大学院の論文でも数か所引用させてもらいました。

 

いつもご夫婦円満で最後までラブラブだったお2人。

あんな素敵な女性を射止めたロベール氏は

やはり内面もかなり男前だったのだと思うのです。

エリザベス夫人の心中に思いを馳せつつ、改めて哀悼の意を表します。

 

 

 

フランスの日常生活と仏国外の旅行から

それぞれ厳選した自己撮影のオリジナル画像を交互にご紹介しています。

現在ご紹介している外国旅行編は「日本旅行」

(コロナ前の2つの日本旅行のうち1つ目)

フランス生活編ともに、写真枚数が多すぎて記事がかなり遅れ、

近過去の写真になりますが、時系列に沿ってご紹介しているのでご了承下さい。

現在、写真をかなり省いてダイジェスト化し、遅れを取り戻すべく

しばらく月・水・金の週3で更新しています。

 

 

 

本日はフランス編です。

ダイジェスト版のため、写真をかなり削減しています。

 

現在外国旅行編でご紹介中の日本旅行から帰国後

5月第4土曜日は、私と夫が本職とは別に手伝っている、

クラシックカー車雑誌の編集会議とディナーパーティがありました。

 

編集会議には夫だけが参加するので、

私は夕方から、チョコを手土産にディナーに参加。

少し早めに到着すると、編集会議用のおやつが陳列

 

 

 

 


 
 

 

Mと一緒に少しいただきました。

その後アペリティフの準備

 

 

 

 

この日のサプライズ招待客は私と夫の旧知の友人で

フランスで活躍する日本人カーデザイナーのO氏。

新アルピーヌの内装デザインのチーフデザイナーを務めた経緯もあり

雑誌編集長Jに頼まれて今回の招待を私からオファーしました。

 

O氏は日仏の車雑誌などでもインタビュー記事が掲載される業界では有名人。

こちらは日本の雑誌のインタビュー記事。

 

 


↑一緒に写っている車が新アルピーヌ。この内装デザインを担当したのが彼。

ちなみにこの雑誌、現在記事で御紹介中の日本旅行中に、

愛媛で立ち寄ったルノーショールームで偶然発見して写真に収めたものです。

 

 

 

いつもスタイリッシュにキメてるO氏

 

 

 

 

彼の奥様とお子様もご招待したのですが、

プライベートの所用で今回はO氏のみ参加。

ちなみに奥様はアクセサリーデザイナーでセンスも良く、とても感じの良い方。

この前年末、オペラ界隈で開催された日本人によるXmas市で

彼女のアクセサリーも出店されていて、お気に入りを数点買いました。

そのアクセサリー購入の記事は9月8日の記事をクリック。

 

おつまみはその他、揚げ物類や

 

 


 

 
 

Mがドイツから持ってきてドイツの白ソーセージなど

 

 

 

 

この後、いつものクスクス料理店、モモの店に移動。

私の注文 「タジンなすび」

 

 

 

 

Mの注文 「タジンミックス」

 

 

 

 

クスクススープとクスクスが特別に添えられます。

 

 

 

 

その他、ステーキや羊肉の煮込みミシュイなど。

 

 


 
 

 

私のデザート 「2種のアイス/マンゴーとレモン」

 

 

 

 

Mのデザート 「ペッシュメルバ」

その他、みんなでアラブ菓子を分け合いました。

 

 

 

 

O氏はフランス生活も長く、フランス語も流暢、

ジョークのエスプリもフランス人に負けず、編集長Jとも盛り上がっていました。

 

 

 

 

最後はミントティで締め

 

 

 

 

その後、数人がJ&M宅に残って酒と談笑続行。

O氏の前で、Jがギターを取り出して私が歌う、というミニコンサート開始。

 

 

 

 

彼が内装デザインを担当した、復活後の新アルピーヌはフランスのみならず

日本や世界中で大人気。ほんとにかっこいいですね。

後年、同車については日本でも取材することになります。

 

フランス生活と外国旅行を交互にご紹介なので、

次回は外国旅行編(日本旅行)の記事になります。お楽しみに・・・・・

 

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