バレエの足上げを解剖学的に分析:アラベスクで90度以上高くあげるコツ | バレエの美しい「足」マスター戦略

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海外のバレエ団のバレリーナのように足を高く上げたいと思うことはありますよね?

 

もともと背中の筋肉が柔らかい人はぐにゃッと考えなくてもあがるし、脚が上げにくい硬い筋肉質の人はちょっと足が上げにくい特徴はあります。

 

生まれつきの筋肉の柔らかさの質や、アンディオールの可動域が広い人しか足が上がらないのでしょうか?

 

こうすれば絶対に足がギエムやザハロワのように180度Y字、I字バランスができるほど足があがるよいうことは確約できません。

 

が、今よりも足を高く上げる体のメカニズムを理解してバレエのレッスンやゴムバンドで足上げをするときに上げやすくなったり、痛みを感じないで楽に上げられようになります。

 

今日はこういうバレエ解剖学を理解しながら「アラベスク」を90度以上ラクにあげられるからだ作りに役立てる方法をお伝えします。

 

日本のバレエ教室ではアラベスク一つでも正しい上げ方を教えていないことに憤りを感じる

 

フランスのバレエ学校時代に元校長先生に私は一からバレエをやり直しました。1年間かけて基礎からやり直しました。日本のバレエ教室では基礎も正しいバレエを教えないで、最初からバレエの条件の体を持っている子、先生のお気に入りの生徒しかしっかりと教えていないことが判明しました。

 

しかも日本のバレエ教室の先生は、バレエを教える資格もなくできるのでたとえプロのバレリーナだったとしても、体の構造をしっかりと学んだこともなく自分のバレエ経験と感覚で教えているので間違ったこと、長く続けると体の骨格をも壊す踊り方を「根性バレエ」だけで教えている人も多いんです。

 

そういうバレエの先生には基礎を教える資格も生徒を育てる資格もないと私は思ってます。

 

それほど「バレエの解剖学」を学んで、生徒のそれぞれの体の仕組みに対応していく必要があると感じてます。

 

根性バレエ=痛み、やりづらさを我慢してバレエのレッスンを長く続けることは結局、大人になってから体を壊す、(大)怪我の原因にもなるのでやめましょう。

 

 

例えばアラベスクを90度以上あげるのに、力はそれほどいらないことを解剖学を知ってからバーレッスンやセンターで体を動かすと実感できます。

 

 

フランスのバレエ解剖学で学ぶラクにアラベスクを90度以上上げてみよう♪


ここでは解剖学用語を詳しく使うと、バレエの本来の動きを理解しづらくなってしまうと思うので、単純な言葉を使っていきます。

 

まず、アラベスクを上げるときに体をまっすぐにして、上半身に対して足は直角に真後ろに上げる、って教わります。

 

アラベゴンド(アラスゴンドとアラベスクの間の中途半端な形にはあげないってこと)

 

↑このアラベスクの上げ方は約45度までは簡単にラクにあがります。

 


90度以上上げるときはこの法則をやっていると、骨格の可動域的に無理なんです。

 

 

じゃ実際に90度以上アラベスクが上がる人はどのように上げているのか?

 

答えは、骨盤周辺を使いながらアラベスクを上げているんです。

そしてもう一つ。上半身(骨盤から上の部分)を前に傾けるんです。

 

 

これには背中の筋肉を縮めるのでなく、逆に伸ばしながら同時に上半身の筋肉にひねりを加えて前を傾けているんです。

 

会員限定サロンではもう少し詳しくバレエの解剖学用語を使いながら説明しているんですが、要点をまとめると↑のようなポイントでアラベスクを上げてみると結構楽にあがりますよ。

 

内ももを使ってあげる

軸を床に対して垂直に保ちながらアラベスクを真後ろに上げる

 

ってよくいうバレエの先生もいますが、

これだけではアラベスクは90度以上上がるように骨格的に上がらないようにできてます。