私は勉強をしてこなかった | まったり日本

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5年の中国駐在の中で妊娠し、出産。息子は帰国後も自分を中国人だという位、日本語ができませんでした。

小1の7歳の時にギフテッド?と思い、専門医にギフテッド認定を受けた息子。
インターに通いながら彼の日々の葛藤を書いていきます。

自慢ではないのですが、勉強は全く私はしてこなかったのです。


といいつつも、中学受験して当時はかなりのレベルの高いお嬢様学校に受かりました。お作法の授業やご挨拶の仕方なども授業のあるレベルの学校です。

東大進学率も高く、周りはとても優秀な人でした。


私はここに入りたいと思った訳でもなく、電車で通いやすいからという理由で受けました。

塾や家庭教師もおりましたが、全くやらずよく母をブチギレさせていました。


入学後も全く勉強せず、試験は赤点ばかり両親は学校に呼び出されまくっていました。


両親はたまには勉強しなさいと言っていましたが、私としては私の生活でやる事が山のようにあり勉強する気は起きませんでした。


そんな中高時代が過ぎて、勉強をしていないと言ってもハイレベルな授業を聞いてはいるので一応頭には入っていたのでしょうね。大学はそのまま内部進学しました。内部進学は全体で30%位で他は一流大学や医学部に進む人が多かったです。

内部進学は学校内では私を入学させるのに揉めて、学校長に呼び出されたのが懐かしいニヤリ


学長に

「君を上にあげた後、君は将来的、どうしたいのですか?」

と聞かれました。

私は

「大学で学んだあと、〇〇会社に入り世界をこの目で見ます。後輩達には必ず道をつくります。この学校で学んで得た事が素晴らしかった事、学長先生のような素晴らしい教員がこの学校にたくさんいる事を世間のお子さんを持つ方々に紹介していきたいです。その位自慢できる学校です」

と言いました。


学長は

「君がやればできるのにテスト勉強をやらなかった理由を教えてください」と私に問いました。

これには悩みましたが、

「勉強はしなければならない事は理解していました。ただ何の為のテストなのか理解ができませんでした。良い大学に入るのが目的なのか?それとも授業内容を理解するのが目的なのか私には分かりませんでした。

テストはやりませんでしたが、先生が教えてくれた事は頭の中に入り私の知識となったので、テストの為の勉強はしませんでした」

と伝えました。


学長は最後の質問ですと言った後、

「もしここで大学の進学を私が認めなければあなたはどう思い、どうしますか?」

と聞かれました。


私は

「この学校が好きなのでこの大学に行けないのは悲しいですが、学長の考えと私の考えが同じ方向を向いていなかったのかと思います。その後は大学進学は将来を考えても必要かと思うので、自分で入れる学校を探します。一般募集でも今のこの大学は受けると思います。だからといって学長を恨むこともありませんし、学校から見て私はまだ実力が足りないんだと考えます。」

こんな事を生意気に言った気がします。


もうダメなんだろうな、親を悲しませてしまうなとも思っていました。


ですが無事に合格をしました。

学長とたまたま学内ですれちがい、私が御礼を言った時に

「あの時の話で君の未来が見えた気がしましたよ。楽しみです」

と仰って頂けました。


こんな訳で勉強は本当にしてこなかったのです。

でもきちんとお約束した〇〇会社に入り世界中に行き、OG訪問はきちんと受け、仕事が大好きな私になりました。

ちなみに大学ではいろいろな高校から入学してくるので、成績はなぜかとても良かったです。なんで内部生がいるの?とよくきかれましたニヤリ


仕事で中高の同級生に会うと、あんなに頭よかったのに主婦をしているとか、OLをしているとかの話を聞いて、

1番テストで成績の悪かった私が一番楽しそうという話になるのです。


なので、息子には勉強よりもいろんな世の中の仕組みを知ってほしいと強く思っています。

社会に出て役に立っていることって結局自分自身の資質と経験だと思っています。

息子は勉強が好きなので勉強が活かせる道に進むのか?と思いますが、インターでの勉強なのでガツガツやらなくても良いよと思ってしまうのですよね。


とにかく友達とふざけて笑って共感して協力して助け合って、楽しい毎日を過ごしてほしいと願っています。


世の中の子供達がテストから解放される日が来ると良いのにな、、、と思わずにはいられません。





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