✐ことばの細道 すこーし俳句✎

 待ちに待った検査結果の日。結果的には臓器組織、造形映像と今すぐ何か所見はないとのこと、映像など見せてもらって説明を受けました。引き続いて定期にみていきましょう、という13日金曜日。

 

 そんなわけで、和菓子を買って自分小祝をしました。小祝に買ってきたのは、かなりえいっと奮発して虎屋さんの新発売〈月ヶ瀬〉。これだけシンプルな和菓子も珍しい。中にはさわやか系のこし餡、さすがにこのお饅頭は旨し。

 

        

 
 でイメージ元の奈良県月ヶ瀬梅林がこれ↓そう言われれば⋯。思い切りシンプルデザインな菓子!

  

 
 黒文字の楊枝袋が可愛いので、いたずらしてみました。ローマ皇帝にどら焼き献上、なんちゃって。ちょっとヤケ気味。
 
     紅白梅も終わりますね。
 
      
 
 初オリンピックの選手の皆さんキラキラネームばかりで読めませーん!ひらがなの名前だと安心して応援できます。
 
手袋を外す切符が見つからぬ
 
ラーメンの屋台の在りし頃をふと
 
ストーブの灯油ゼロ指し四半刻
 
準急の一笛ゆらり寒の鯉
 
通待ち時間4時間の通院の1日、腐らないように、連句して時間つぶしです
 

 

 久遠QUONチョコレート⋯という店を知ったのは、仕事でたまたま豊橋を訪れたまさに偶然。焼鳥屋さんと飲み屋さんがならぶ豊橋駅前の古手のアーケードの中に…えっ、チョコラティエ、えっ、ここで作ってるの、⋯皆さん自閉のかた達?何だろうと入ったのが〈久遠チョコレート〉でした。もう七年も前でした。 
 アーケードには昭和昭和した喫茶店もあり、レトロな路面電車も走っていて、短い滞在でしたが初豊橋の一日でした。
 
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ひとつひとつが手作りで不揃い。けれど食べて美味しく、ラッピングも素敵名QUON!いろいろ開店のエピソードを調べてみると、バリアフリー建築家からパン屋さんへ転身するも苦闘苦戦だった夏目夫妻。
 何度でも作りなおしができ、フェアトレードカカオで手作りできる、工程を分解して考えた人間主体の働き方、それをチョコレートでやろう、⋯でスタートしたとの久遠のスタート。見かけのバリアフリーではなく、働き手の環境のバリアフリーへ、全国へ。そんな〈久遠チョコレート〉がなんとなんと私の街に開店しました。しかも母校の前にです!2階はグループホームです。従業員は、子育てや介護と忙しい店スタッフ、そして知的障がいながらショコラティエの皆さん。値段もそれなりですが、何よりおいしい!
 
 
 こういうチョコも、あります。
 雪の日には⋯
 
ベランダのミモザも今朝は綿帽子
 
 雪はげし都心湾岸千葉界隈
 
 鋭角をやはらげて雪大東京
 
      
今週検査結果出る迄更新お休み
 

 

 二年生最後の授業参観、しゅんくんはこんな硬筆書初めを書いてました。おお、正月寒風の爺と凧揚げ、一人で凧を揚げができてきっとうれしかったんだなあ。うんうん、爺は泣いておるぞ。

       

 よく見るとヒトマスアケルができてなくて、何度も消して書き直しなどしている。また泣けてくるぞ。風という字がとても良い。

 

 いつかみんな大きくなってしまう。可愛い妹もいつかキカンコになり、バッチリメイクしたり部屋から出てこなくなるだろう。

 

 英語ニュースによると、アルファベット使用諸国では週1回、キーボードではなく手書き筆記の授業を開始しているとか。⋯じいちゃんばあちゃんの手紙が読めない孫にしないで!とのことらしい。手書きは覚える作業にもなっていると、AI至上主義に対して見直しもされている昨今です。

 

 真冬の総選挙、結果は結果としてどの党どの議員さんも当選したなら驕ることなく、国民からの信託と批判の一票ときちんと受け止めて、この幼らが仕合わせで健やかな命を全うできるよう、焦らず走らず知恵を絞ってください。

 

 青空に凧揚るリアル二年生

 

 吊革にスマホ大試験終る

 

 候補者の手の温かし大丈夫か

  ⋯⋯なんだか温か過ぎやわらか過ぎ 

 

 横浜ミナトミライの滲む凍月

       
 
 一昨年のこと、横浜の夜景は北九州と長崎とともに、日本三大夜景に選ばれました。北九州は三年連続一位です。横浜はミナトミライ、港の展望が売りのカウンター店で、家族だけでの激励会。娘二人共が仕事辞めた昨年…私も検査の結果待ちDoubtの身の上。
 
 心配な話はそこまでにして、さて予約したカウンター料理は懐石。若い板さんに、「その包丁、有次ですね」と声を掛けて(すぐ話しかけるので家族は嫌がる)そこから包丁談義となり、修業時代の話、九州大分の故郷の話と、次々楽しい会話が始まりました。〈有次ありつぐ〉は京都錦小路の入口と東京築地に店を構える刃物と鍋の老舗、有次の包丁は料理人の世界で、さらには海外での絶大な信を得ています。

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 なんて寛いているうちに、窓の外は半分諦めていた、待ちに待っていた満月!雲も晴れてややおぼろの月が現れました。なんとなんとお手洗いの窓からの景色が絶景、最初に上げた写真もそこから。最近はこの目で見ておきたい日本を、仕上げ旅で見て回っているのですが、こういう思いを〈見残しの⋯〉と言います。月もできるだけ、見残しのないように愛でていきたいと思っています。

 

  

 

 寒風の散歩、しつこくしつこく探していたら、見つけましたキラキラ

 

二度と裂けぬやうに大地を犬ふぐり

 

 三月が迫ってくると⋯

 

 自宅からバスを乗って少しのところに蝋梅の咲く古刹があり、体慣らしにと出かけてみました。この金剛寺は市内最古の弘法大師の創建と伝わる古寺。本堂には木彫の平安阿弥陀仏があり、関東を代表する仏像の一身としてなんと重文。寺の裏山は蝋梅の畑、背景一面のソーラーパネルという景色。臘梅畑がまだ見えないあたりから香が届いてきました。

       カラスウリの実がまだ残り

 
 お寺には今にも傾きそうな太子堂もあり、裏手にはたくさんの石仏、地蔵が集められています。石仏の謂れは、名もなき遊女たちの供養にと彫られたとも、売られた幼い娘のために彫られたとも。

 
⋯花一匁♫
 あの娘が欲しいあの娘じゃわからん、この娘が欲しい、花一匁⋯
 可愛い娘の値はたった1匁の銀の値と唄う。その値も負けさせられて悔しい花一匁。買い叩かれて売られていく娘たち。石仏や地蔵の赤い前垂を見ていると、いろいろな声が聞こえてくるようです。童唄の怖さは洋の東西を問わず、とも説かれています。

          

 

 そんな怖い話はそこまでとして、蝋梅のひと枝が落ちていたのでそっと頂いてきて、猫に供えてあげました。もうこの子がいなくなって五年になります。

 

 モーニングセット受験子招く


 ソーラーに輝く蝋梅過疎進む

 

 蝋梅香顔寄せてその濃き甘き

 

 三句目は、臘梅は紅白梅とは異なりかなり近づかないと香が届いてこない、けれど顔を寄せると逆に濃い香が⋯、という句。


 


 

 2泊の検査入院中の時間を使い、写真をググって民族衣装スケッチを、色鉛筆画で何枚か描き足しました。きれいな民族衣装と言うと美しい刺繍のヨーロッパの衣装を思い浮かべますが、いやいや民族衣装といえばアジアもアフリカも南米諸国も忘れられない。むしろ生きる力や自然に対する強い意志を感じるのはむしろこちら、アジアの刺繍!

 

 

 今回はその中でも、台湾とラオスの山岳少数民族の衣装、パレスチナやインドの少数民族の衣装を絵で紹介します。

 

   台湾やラオスの民族衣装を描いたのには、やはり大国中国の大きな脅威によって、何百年と続いてきたそれぞれの国の文化と言葉とそして生活が飲み込まれようとしているからです。これからも脅かされることのないように、世界は大国から各国の自由と独立を守ってほしい、と思ったからです。

 左はラオスのヤオ族
 右は台湾南部山岳のパイワン族
 パレスチナの衣装も写真から描いてみました。今は戦争の混乱でほとんど見られない⋯。ガザの綿織物をガーゼというくらい、もともと織物がさかんな地域。
  
 入院検査受けたり、ベッドで静養したり、薬もらったり、病状を説明されたり、⋯つくづく平和とはこれなんだなあ、と入院してみて思い直します。

 あかときに恋して背伸び霜柱
 
〈あかとき〉は 朝がまだ明けない冬の寒い 未明のこと、やや古語で男女の契のあとの切ない時間でもあります。やがて溶けて消えてしまう⋯

 月句会が終わり、3句投句して3句とも1点ずついただきました。たくさん点の入る人気句でなく、どなたか一人の心に響く句を出したい、と思い句会に出ます。

 句会には3句持ち寄って名を名乗らず出句します。筆跡かわからないよう係が別紙に句をランダムに並べて書き上げます〈清記・せいき〉。参加者は清記の句の中から五句選んで番号を提出〈選句〉。参加者の提出が済むと、選句者ごとに選ばれた句を読み上げて、ここで作者が名乗りをあげる〈披講・ひこう〉。句ごとの点数が確定、これが句会。

         

 

○キングカズ福島にゆく小つごもり

 

 暮れ30日にカズは福島FCに入ることを発表、大みそかの紅白にカズが現れました。59歳で福島へ。復興への関心と観客動員をと彼はこのオフに決断したのでしょう。小つごもりという季語が良かった⋯の選評。小つごもりは十二月三十日のことで、あまり使われない季語。

        

 

○熱の子にスマホで送る冬の虹

 

 学校を休んでいる孫に、今時はラインで励まして画像や動画を送る、そんな思いを句に。孫を持つ方からの共感の1点。今時の孫の励ましの方法ね⋯との選評。点は入れなかったけれどマークしてましたと言ってくださる方も。

        

 

○埋み火のごとく一室十二階

 

 私は早起きですが、四時に起きても五時に起きても、必ず対面のマンションのこの部屋の明かりがついているのです。ということは向こうからもこの対面の私の明りが見えてゐるのかしら。〈埋み火:うづみひ〉は火鉢や炉の中に残しておく火種の炭のことで冬の季語。古目の季語を使って、新しい今時のご近所さんをあらわしてみました。

 

 今所属している句会は、出句全てに講評と加除をつける丁寧な句会。点数を誇ったり点数の入った句だけを評するということがなく、そこがとても気に入って続けています。句を楽しむという感じがしみじみとします。「顔」俳句会といいます。

 

  己が手で凧揚げている二年生

  今朝も紅梅の香の中を初雪出勤しました。梅が香る今朝の気温はマイナス3度、明日はマイナス五度の予報の神奈川。朝の冷え切った空気のなかで一層の梅の香⋯♡

 

 新年早々とった検査結果が思いがけす良くなく、26日から検査入院⋯これも年なり。自分は一部の麻酔が使えない体質で、麻酔なしの組織検査なので入院となります〈時代劇や刑事もの⋯刺され切られてのひとこと、あれはドラマ!息が全くできません〉。
 ネコ ネコ ネコ
 さて気分を変えて。梅も!
 冬も後半から早春にかけてのこの時期、野山にも鳥や獣の食べるものがほとんどない厳しい期間となります。その期間に獣や小鳥達に食べ物を施すことを仏教では〈寒施行〉といいます。
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枝挿しの夏ミカンが見事にきれいに食べられてます。薄皮をきれいに残して実の部分をきれいに食べていてを芸術的!ほれぼれ!メジロとひよどりが芸術家のお客さん。

 次の写真は何回かこのブログで紹介しているトリコロールの可憐な野鳥、やまがら。ことにヒマワリの種を啄む職場の窓からのショット、スマホわずか五十㎝の一枚。このやまがら、木の実を冬の蓄えとしてため込む習性があり、やがて芽を出してそれが林になります。

   012b6b7c 優しい穏やかな気持ちで暮らしていかないと⋯、流れていくだけの日々のなかにいるだけでは、ここまで生きてきた意味が薄れてしまう、など少しだけ反省したり。
 
寒施行母を忘れず庭を忘れず

自販機のホットウォーター
白湯とあり
 
思いがけぬ検査の結果冴返る

 昨日は3ヶ月に一度の採血、エコー検査の日、ゼリー塗られたりしていろいろ。終わってリフレッシュに帰り道は銭湯へ。銭湯と言えば学生時代の下宿。日当たりの悪いアパートでトイレと簡単な流しだけ、風呂なしの東京荒川区という下町三畳。ただし通りに出て左にすぐ銭湯、右に出れば定食屋さん。これが何より便利。

 ↑この写真の銭湯は小田急沿線駅近で頑張っているつるの湯!外観からしてこの寒さの中暖まる。夕景も美し、来てよかった!青の暖簾をくぐって下駄箱、ここから左男湯、右女湯と別れる。あの昭和の名曲♬神田川♬の世界です。ここから中は写真はNG。

 

 浴場は高いドームの天井、正面には富士山と鶴、この系列の太平グループのお湯はほぼ同じ図柄。熱めの湯船。最近は外国からの皆さんもたくさんつるの湯に来ます。男子の値段は550円。タオルは貸してくれます。
   ↑↓この写真は借用
   
 
 ケロリン洗面器はここでもいまだ健在。とにかくケロリンは丈夫、毎日磨いて色あせない、子どもは椅子にできちゃう。

 

↓こちらは秋の旅で訪れた和歌山の湯浅町の甚風呂、今は歴史資料館。甚風呂保存基金に協力すると湯札のレプリカがもらえます。何でも、かつて町の冠婚葬祭や土木作業に奉仕に参加すると、この湯札がもらえて一っ風呂だったとか⋯。いい時代だったんですね!



 病みて去る人我が友よ冬銀河


 虫食ひのあと七草よ生くるとは


 人日や生きてをれば百歳とふと

 昨日は休みで予定もないので、午前はベランダのバラの強剪定。午後は大根を煮てブリ大根に励む。ブリは投げ売り値段、ならばお正月にと買ったシャブリで楽しもう。ブリとシャブリで韻を踏む?大根をゆっくり炊いて、その煮汁に味付けしてブリ投入、半時間煮てブリは取り出し、その煮汁でまた大根をアルミ箔の落とし蓋をしてブリの旨味ごと煮て飴色シミシミに。

 

いい感じに飴色大根。かなりうまくできました。ショウガもかなり効かせました。これに白ワイン?

     

 えっ?の疑問符でしたが、若いシャブリとブリ大根のマリアージュはなかなか乙!!軽い赤という決めつけずに試してみるもの。

 私が台所男子になったのは、ベターホームの〈基本料理の会〉〈野菜料理の会〉〈魚料理の会〉に四十代で白一点で通ってからです。養母が亡くなり一人に残された養父においしいものを、と始めた夜のベターホームでした。
 アルミホイルでちゃちゃっと落とし蓋なんて、ベタホに行かなければ到底知らなかった技です。ベタのお料理教室の4人テーブルはあとの三人は看護師さんたちでした。今晩の夜勤の夜食を作ってましたね。
      
 ベターホーム、今頃感謝です!