秋晴れの抜けるような青い空と、

しとしと雨の真っ白な空が

交互にやってくる、秋のパリ。

 

今日からは、冬時間に切り替わるので

深夜3時が深夜2時に。1時間、時計の針を遅らせます。

これから少しだけ、朝が明るくなるのが楽しみです。

 

 

気持ちの良い晴れ空が広がった先週末は、

チュイルリー庭園へ足を運びました。

 

チュイルリー庭園の並木道。

晴れた週末なので、家族連れも多め。

 

 

ところどころ、きれいな秋色に色づいています。

 

チュイルリー庭園を選んだのは、この日

アートバーゼルというイベントが開催されていたため。

以前はFIACという名前で開催されていた

現代アート&パフォーマンスのイベントが

今年から、Paris+ par Art Baselと名を変えました。

 

アートギャラリーが集まる、メイン展覧会場

グラン・パレ エフェメールに加え

パブリックプログラムとして

ヴァンドーム広場やチュイルリー庭園などに

大型アートを展示していたのです。

 

 

チュイルリー庭園は、遊歩道や芝生、噴水の中などに

様々な形態の立体作品が展示されていました。

Ares, 2023
Vojtech Kovarik

 

光の加減や見る角度によって、印象が変わる立体作品を

自然光の中で、360度見られるのは、贅沢な環境。

 

 

素材もテーマもさまざまな作品群。

Stella Sella, 2023
Alicja Kwade

 

 

作品の多くは、囲いなどもなく

ギリギリまで近づけます。

 

作品によっては、触ったり登ったりしてもOKと

何とも大らかなフランス流。

But round my chair the children run, 2023
Claudia Wieser

 

 

来場者が、作品表面にペンで文字を書き込める

参加型の作品なんかもありました。

 

 

空間づかいが贅沢な作品。青空に似合います。

Bronzôcos, 2005 - 2023
Solange Pessoa

 

枯山水な方向性を感じながらも

アボガドとスライムの間、というタイトルが頭に浮かんで

ひとりでニヤニヤしてしまいました。

 

 

私の一番お気に入りは、こちら。

Five Marble Leaves , 2023
Claudia Comte

 

もともとチュイルリー庭園の一部だったんじゃないかと思うくらい

環境に合った、ナチュラルさが魅力の作品。

 

アート+散歩、私の大好きな2つが揃った

大満足なイベント、Paris+ par Art Basel。

 

アート好きも、散歩好きも、その両方が好きな方も。

秋にパリを訪れる機会があったら

ぜひ足を運んでみていただきたいイベントです。

 

PARIS+ par Art Basel 2023

 

チュイルリー庭園のプログラム

2023年10/17〜11/10まで展示中。