日本の年末特有の

身が引き締まるような厳かな雰囲気とは無縁の

フランスの年末年始。

 

1月1日はかろうじて祝日ですが

翌2日から、完全に通常運転です。

 

これまで年末年始を一緒に過ごし

鍋などつついていた友人が

日本に帰宅してしまったため…

今年は、フランス的な年越しになりそうです。

そろそろ、ローストビーフを仕込まなければ!

 

 

クリスマスバカンスから帰ってきて

早めに就寝&たっぷり朝寝坊した翌朝。

昨日、ちゃんと拭き取ったはずの

キッチンシンク下あたりから

なんだか水が漏れ出ているような…

 

1日中、拭き取っても拭き取っても

じわじわと滲み出る水。

 

夜になって、シンク下の奥の奥まで調べてみると

まさかまさかの、何度目かの水漏れでした。Aww!

 

今回は、洗濯機の給水設備の一部が壊れて

そこから、給水用の水が漏れ出ていたよう。

(上水(下水ではない)とわかった時点で、ちょっとだけホッとしました。

 水漏れ発見>原因追求>分析>対処の手際の良さは

 もはやプロフェッショナルレベルになってきましたが…

 本当に、バカンス中ではなくてよかったけれど…)

 

これがけっこうな量で。一晩で、6Lも!

早急な取り替えが必要です。

 

というわけで翌日、洗濯機のホースを買いに

年の瀬迫るパリの街へ繰り出しました。

(お店を早仕舞いする大晦日や、完全閉店の1月1日でなかったのも、不幸中の幸いでした。)

 

無事ホースを確保して、とりあえずホッ。

そのまま、Les Halles周辺を歩いていると…

 

雪!!

 

 

ではなく…(この日の気温は14度!)

 

 

クリスマスマーケットにたどり着きました。

 

 

入り口は、あんまり力が入ってない感じ…

 

お店も、至って普通のクリスマスマーケット。

(昨年までのシャンゼリゼのマーケットと比べれば、だいぶクラシックなラインナップ)

 

各国の名産品なども多く

そのスタンドには国旗が掲げられています。

例えば上の写真右側のスタンドは、ノルウェースタンド。

 

 

ところどころ、こんな感じで

サンタ村っぽい雰囲気だったりも。

 

このマルシェの見どころは、どちらかというと

サンタ村の方。

 

 

マルシェ入り口から、左側へ進むと…

 

 

もみの木が並ぶ、雪の森に入ります。

 

 

この森の先には…

 

La Maison du Père Noël!(サンタさんの家!!)

 

 

こんな感じで扉がありますが

残念ながら、中には入れませんでした。

(もしかしたら、クリスマス時期にはイベントなど行われていたのかも…?)

 

 

お家の反対側は、こんな感じ。

サンタさんの服がたなびいています。

 

 

こちら、全体像。けっこう大きいです。

 

 

ここ数日、雨がたくさん降って

冬とは思えないほど、温暖な気温が続くパリ。

この日の気温は、まさかの14度でした。

 

あったかすぎて、雪を見ても、

なんだか気持ちが盛り上がりませんでしたが

極寒な日に、ヴァンショー(ホットワイン)で暖まりながら

雪降るもみの木の森を訪れたら

ムードたっぷりなのだろうなぁ。

 

 

そんなわけで

年末まで、波乱万丈だったパリ生活 2017 ですが

 

洗濯機のホースも無事取り替え

(ホースを外した瞬間、水道を最大水量で開いたくらいの信じられない量の水が吹き出て、

あっという間にバケツがいっぱいに。そしてキッチン中の床がプールになりました。

さらに、ペンチが1本しかなかったので、いつまでもバルブが閉まりきらず

私自身もずぶ濡れで、パニック>大爆笑。

ありえない状況に出会うと、笑ってしまうタイプです。)

 

バスタオルを3枚、スポンジを2個捧げて

水切りワイパーの大活躍により、床がピッカピカになりました。

 

予期せぬ形で、大掃除も終了。

無事、年末を迎えられそうです。

 

今年は、水道管の劣化による水漏れもあったので

(ある日、壁から水が滲み出てきて、アパートの内外にじわじわと広がり。

 漏れ出た水が下の階のアパートの内外まで到達。さらに下の階の隣人が長期不在中だったため

 下階のアパート室内で広がり、壁にあった電気プラグの差し込み穴からショートし

 壁が焦げる大惨事に。我が家も惨事だったけれど、下の階はさらなる大惨事が起きてしまいました。

 不在中に火事にならなかったことは、せめてもの不幸中の幸いでした。

 水漏れは、パリのアパートにつきものですが、ちょっと多すぎ。詳細はいつか、余力があったら書きます。

 

駆け込みで起きた洗濯機の件も含めると、水漏れが2件。

 

さらに、一昨年の水漏れの復旧工事が現在進行中。

(一度水漏れしてしまうと、数ヶ月から半年ほどかけて

 水漏れ箇所が完全に乾くのを待つ必要があるのです。

 保険会社と私との間での勘違いもあり、悠長に待っていたところ、タイミングを逃し…

 今年になってやっと、プロジェクトを再開したところです。)

 

やたらと現状確認、保険会社などの訪問、書類仕事の多い1年でした。

 

来年は…水漏れ関係の悩みのない1年だといいなぁ。

(希望のレベルが年々低くなっていくパリ生活…。

 とりあえず、年始に工事再開&春に壁工事も予定されていますが…)

 

日本はそろそろ、夕刻。年の瀬ですね。

みなさま、素敵な年末年始をお過ごしください。

 

 

2017年も

『パリのまいにち』をご覧いただき、ありがとうございました。

 

2018年も、どうぞよろしくお願いいたします。