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すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り

【フランス】パリの最新インテリア、インテリアアイテム、家具、インテリアコーディネートからパリの日常まで、現地特派員が様々な情報をお届けします♪

パリらしい風景を構成するものの一つといえば、最新の映画や劇場の催しもののポスターがくるくる回る塔、通称「モリスの柱」。ぱかっと中を開くと、こんな感じになっているんですね。
王冠をかぶったような深い緑色の鉄柱は、ギマール建築の美しいメトロの入り口を彷彿とさせます。

 

遡ること1839年、『パリの街に氾濫する様々なポスターを、都市景観的に美しくできないか?』ということで開かれたコンペティションで、選ばれたがこの「モリスさん」作の柱。
夜も電気で照らされているのですが、その昔は内側からガス灯で(!)明るくしていたそうです。
柱の内側に清掃道具などを収納することもあるそうですが、2017年からは試験的に、二酸化炭素を吸収して空気を浄化するシステムの「モリスの柱」がパリ市内に設置されているそうです。

新たな役割を担いはじめた「モリスの柱」。
古き良きパリの景観に、また芸術鑑賞の情報源に…というところなのですが、フランスの場合、公開日のかなり前にポスターが貼り出されるので、きちんと期日をチェックしていなければうっかり忘れてしまうこともあり。
 

12月半ば。平日のランチの時間帯には、まず混み合うことのないチョコレート屋さんにできる長蛇の列です。

フランスではチョコレート屋さんが一年で一番忙しい、クリスマスが近付いてきました。

 

 

チョコレートの贈り先といえば、年末に会う家族親戚にはもちろんのこと、日本のお歳暮のようにお世話になっている方へ。

いつも不在の時に郵便物を受け取ってくれる管理人さん、細かい注文を聞いてくれる担当の美容師さん、フランス語の書類をネイティブチェックしてくれる友達、一緒のチームで研究をしている仲間…。

「それでも、誰か肝心な人を忘れているかも」と、カウント漏れを心配して、もう一箱二箱と追加注文をしてしまいます。

 

 

今年一年を振り返って、色んな人の顔を思い出す12月です。

日本の冬は晴れた青空のイメージがありますが、ヨーロッパの冬は日が短くて曇りがち。

たまの青空の日に散歩をすると、広場や通りでは、クリスマスのイルミネーションの準備が進む様を目にします。

 

 

それにしても寒さが厳しいので、カフェで一服したり、スーパーに入ったりと、寄り道をしては暖を取ります。

 

さてカフェで会計をしていると、カードの確認画面で「端数の○○ユーロを慈善団体に寄付しますか?Yesの場合は…」と、出てきました。

この画面を見ると年末を感じます。クリスマスのプレゼントや年末の準備など、どっとお買い物が増えるこの時期に、会計の端数を募金に回せるこのシステム。控えのレシートにも、ほんの少額ですが(50サンチーム=65円程度)寄付をした旨が記されます。

 

 

スーパーの入口で配られたチラシを受け取ると、「長期保存可能な食品の寄付をお願いします」のお知らせ。

こちらはリストアップされたものの中から任意で買い物をして、お店を出る時に寄付をするシステムです。

 

 

できることをできる範囲で。小さな連帯感を忘れないようにしたい、12月です。

クリスマスが近づき、ボジョレヌーボーの解禁があったり、試飲会の案内が届いたりと、ワインが楽しみな12月になりました。

 

この時期は、冬のテーブルに華を添えるワインをはじめ、カーブにストックする用のワインをまとめてカーブに補充するのですが、さて試飲と一口ワインを含んだときに、いつもと何かが違うことに気づきました。

ワインを吐き出すための容器がない。

 

もちろん試飲のためのワインはグラスに頂いた分を飲み干しても良いですが、私は飲むにしても、ほんの一口派。試飲をするお店は人数が制限されているし、私もワクチンを2回完了した衛生パスを提示して入店許可を得ましたが、試飲の方法にも新しいトレンドができたようです。

とにもかくにも、年末年始の食事のためにワインを選ぶは楽しさは変わらない、2021年最後の月です。

 

イヴ・モンタンやエディット・ピアフが歌うシャンソン「枯れ葉」。
失なわれた恋を枯れ葉に例えた悲しい歌は、パリの枯れ葉を描写しているよう…儚く落ちてはカサカサと音がする…


と、想像したいところですが、実際のところは、

ドサッ!

バサッ!!

と、大量に降ってきては、どっさり道に積もります。
特に大通りの街路樹は背が高く、プラタナスやマロニエの葉っぱは手のひらほどの大きさ。ついでにマロニエからは、栗のようなトゲトゲの実まで落ちてきます。

気温も15度を下回って、枯れ葉の落ちるスピードも早まってきた頃には、パリ市の清掃も大忙し。毎日のようにどこかで、枯れ葉を掃除する大型車両の音を耳にします。
夏の間に伸びすぎた枝は剪定して、こちらも専用車両で砕きながら処理。バリバリバリバリバリバリ!と、なかなかな音のボリュームです。


新年度が始まってまもなくですが、既に街は秋冬のお支度。来週始まるファッションウィークの幕開けにふさわしく、パリの街もお手入れです。