息子(2歳4ヶ月)がアンパンマン大好きすぎて、録画を毎日毎日鬼リピートさせられています。
最近は一人で観られる時間もちょっとずつ増えてきたものの…。
基本は大人にも一緒にいるよう強要してくるので地獄です。
繰り返し観すぎたからか、キャラクターが登場する時の効果音が、各キャラクターのテーマソングであることに気付いてしまう始末。
一方で、子ども向け番組にこんなことを言うのも野暮なのですが…
アンパンマンを観ているとモヤるとこがあります。
特に引っ掛かるのが、
○アンパンマンの扱い
○ジャムおじさん毒親疑惑
○バイキンマンの扱い
です。
○アンパンマンの扱い
①アンパンマンの顔について
お腹が空いている人がいると顔を分け与えるシーン。
あれ、受け取る方はニコニコで
「ありがとう!」
とだけ言ってみんな平然と受け取るんですよね。
顔が欠けてアンパンマンがフラフラになっても遠慮なし。
アンパンマン自身のことを心配してくれる人がいないことに、強烈な違和感を感じます。
あとは、パンのキャラクターは沢山いるのに、身を削っているのは何故かアンパンマンしかいない。
食パンマンやカレーパンマンは、自分の顔ではなくサンドイッチやカレー鍋を配ってます。
メロンパンナやクリームパンダは謎です。
(パンに限らず)食品をモチーフにしたキャラクターは、その食品を作って振る舞うことが多いですよね。
なのにアンパンマンだけは例外。
アンパンを作って振る舞うのではなく、身を削る方法を取っている。
アンパンマンはアンパンを作れない…つまり、アンパンの作り方を教えてもらっていない?
加えて、アンパンをジャムおじさんから持たせてももらえない?
そう考えると可哀想すぎます。
②移動中は車に乗せてもらえない?
他の地域?への移動中、ジャムおじさん・バタコさん・チーズは、アンパンマン号を使いますよね。
何故かアンパンマンは乗らずにいつも飛んでいます。
「アンパンマンも乗ったら?」
と声を掛けてくれる人もおらず、飛ぶのが当たり前の様子。
食パンマンやカレーパンマンですら、配達中はトラックに乗っています。
③アンパンマンの席がない
みんなで何かを食べるシーン。
決まってアンパンマンの席はなく、近くで立って見ています。
メロンパンナやクリームパンダの席はある不思議。
物を食べなくても生きていける生き物なのかもしれませんが…だとしても席くらいあってもよくないですか?
飼い犬のチーズですら席があるのに。
アンパンマン自身も、その場には居辛いのか
「僕はパトロールに行ってきますね。」
とか言っていなくなることもあります。
○ジャムおじさん毒親疑惑
上記の
・アンパンマンにアンパンの作り方を教えない
→教育の放棄
・アンパンを持たせることもしない
→顔を分け与えて弱らせることを強要
・アンパンマン号に乗せない、席を用意しない、飼い犬や他の兄弟(メロンパンナやクリームパンダ)との差別
→ジワジワ自尊心を削る
という点を考えると、ジャムおじさんって普通に毒親じゃないのかな。
(黙認してる時点でバタコさんも同罪?)
自覚がなくニコニコしてる点もより毒親らしさを際立たせています。
こりゃアンパンマンが
"愛と勇気だけが友達さ"
になるのも頷けます。
周りの住人だけでなく、産みの親ですら味方になってくれない世界…。
○バイキンマンの扱い
アンパンマン誕生の回を何かで見ました。
録画してるわけではない。
過去のことなのでうろ覚えですが。
アンパンマンは、(後に毒親化するものの)温かい環境で育った様子。
バイキンマンは、孤独に産まれて孤独に育つ様子が対照的に描かれていました。
そもそもバイキンマンって、
・たまに優しいこともする
・行動原理が単純
①アンパンマンを倒したい
②お腹がすいた
③みんなが楽しそうで気に入らない
くらいしかない。
という、ちょっと憎めないキャラクターですよね。
バイキンマンの行動って、突き詰めれば寂しさと空腹でしかないという。
仕事柄、バイキンマンの生き写しみたいな子といっぱい出会ってきました。
だからなのか、バイキンマンに肩入れしてしまうというか…。
『もうちょっと違うアプローチでバイキンマンに接すれば、平和的に解決できるんじゃないか』
と思ってしまいます。
現に、バイキンマンに対して優しく接してくれるキャラクターが登場する回では、戦わずに去っていくこともありますし。
ここまで色々と屁理屈を捏ねましたが…
要は、アンパンマンとバイキンマンを見てると切なくなるんです。
2人が報われるといいなぁ。
息子のアンパンマン愛はまだまだ続きそうなので、もうしばらくアンパンマンの行く末を見守ろうと思います。(上から目線)