久しぶりに毒親の悪夢を見た。





寝ながら号泣・絶叫。加えて枕を叩く。

その声量と手の痛みでびっくりして飛び起きた。





息子(2歳2ヶ月)にあたらなくて良かった…。





そういえば、レム睡眠行動障害の薬(リボトリール)を飲み忘れていた。



最近悪夢を見ていなかったので完全に油断していた。
(体が動くのは悪夢の時のみ)



息子への被害を考えて治療を始めたのにポンコツすぎる…。





私が騒いでいたので寝ぼけながらも起きた息子。


「ママ…?」
と言い、私にのしかかる。


そして再度入眠。





息子の寝顔をまじまじと見つめる。

可愛い。
びっくりさせてごめんね。
危ない目に遭わせてごめんね。





ふと思い出したが、私は幼少期、2歳の頃から一人で寝ていた。

(正確には、妹が産まれてからなので2歳8ヶ月くらい。)





一人部屋があったわけではない。

家族全員同じ寝室で寝ていた。



父、母、妹は1つのベッドで眠っていた。

私は一人で別のベッドで眠っていた。
(ベビーベッドではなく普通のベッド)





幼い私は寂しがって、みんなと一緒のベッドで寝たがった。



だが、
「ベッドが狭い」
だの
「お姉ちゃんなんだから」
だの言われて、同じベッドで眠らせてはもらえなかった。





息子が2歳になり初めて分かったが、2歳児なんてまだまだ赤ちゃんだ。





同じ空間にいるのにも関わらず、一人だけ違う場所で眠る孤独。



欧米では0歳から私室を与えて一人で寝かせると聞いたことがある。

私もその方がマシだったかもしれない。







親なりに理由があったのかもしれないが…。

2歳の子だけ別で寝かせるあの形態にしなければいけない理由ってなんなのだろう。



我が子にそんな仕打ちをする親がますます信じられない。







小さい頃から一人で眠る私。

なかなか寝付けない時はゴソゴソと寝返りを打つこともあった。



その度に、
「うるさい」
「ゴソゴソするな」
「他の人が寝られないだろ」
などと怒られた。

(流石に寝返りを注意されたのは2歳よりも後だったと記憶しているが。)





でも少なくとも私は、小学生になる頃には、意識して寝返りを打たないように気を遣う子どもになっていた。





そう言えば、寝返りに限らず、ドアを閉める音や足音なんかにも過剰に気を遣っていた。

どれも日常的に怒られていたから。



あとは、

「お父さんはドアを強く閉めすぎ」

「お父さんは足音を立てすぎ」

「お父さんは、申し訳ないことがあるとわざと足音やドア音を忍ばせていて気色悪い」

なんていう愚痴を日頃から聞かされていたから、その影響もありそうだ。





"音を立てすぎないように。"

"かと言って過剰に音を忍ばせてるようにならないように。"

"程よい、けれどうるさくない音を立てなければ。"



家の中で歩くたび、ドアを開け閉めするたび、そんなことを考えていた。







先程、2歳児なんて赤ちゃんだと言ったが。



私は2歳くらいからの記憶がある。

全部ではないが、印象的な出来事は覚えている。

妹が産まれた日のことも覚えている。







息子は現在のことを、大人になってからも覚えている可能性があるのだ。



そう思うと、ますます日々の息子への接し方を考えさせられる。