※微毒親ネタ注意※
- 毒親系のトラウマ持ちの方
- 逆に家族との関係が良好が故に「親を悪く言うなんて!」と憤りを覚える方
は、精神衛生上見ない方が良いかもしれません
前回父の話を書いたんですけど
今回の母の話は、正直言ってめっっっちゃしんどかったです。
父はあんまり子育てに積極的でないタイプの人間。
なんだったら私の誕生日とか忘れてるのがデフォ。
なので割り切れたと言うか
親としてでなく凸凹をもった一人の人間として客観的に理解するのはすんなりできた。
(ある意味他人事なんで)
でも母の場合は、これがなかなかできなかったです。
母なりの愛はあったこと
でも私の望むような愛し方ではなかったこと
愛で雁字搦めにされて重くて動けなかったこと
母もそうしたくてしたのではなく、凸凹があったり母自身の育ってきた環境がそうさせてしまったこと
絶対に許せない、許したくない、二度と会いたくない、でも愛されたいと思っていたこと
私から母への気持ちって、愛憎ごちゃ混ぜのぐっちゃぐちゃなんですよね
それを救ってくれたのは、夫であり、息子でした。
2人のお陰で気持ちに折り合いがついて、こうして文にできるくらいには回復してきています。
私の母は
教科書通りの典型的ばりばりADHD(衝動•多動型)です。
あと愛着障害・人格障害も入っているかもしれません
(母自身も毒親に育てられました)
父の時と同様に
- 母親の印象的な特徴
- 親が発達障害だと(未診断のまま放置して特性のあるがままに子育てをすると)家庭環境はどうなるか
について書いていこうと思います。
①衝動性
しょーもない理由で何かにつけてすぐキレます。
私の言い方が生意気だったとか
母に言われた手伝いをすぐにしなかったとか
テストの点が悪かったとか
学校に忘れ物をしてきたとか
キレると、口より先に手が出ます。
素手で殴ってくる時はまだいいんですけど
近くに物が置いてあると
ビンタ
↓
近くにあるものを投げつける
↓
大声で罵詈雑言
のフルコンボをきめてきます。
特に物投げがやっかいです。
何が飛んでくるかわからないから危険でしたね。
これまで母が投げた物は
- 皿、コップなどの割れ物
- ご飯の入った茶碗
- 仏壇の仏具
- 電話器
- パソコン
- ハムスターの飼育ゲージ
- デカめの石
- 買い物カゴ
などなど、数えきれません。
思い出すだけで痛たたた…。
そして投げ散らかした後は
「あんたが私を怒らせるから悪いんだ!」
「だからあんたが片付けなさい!」
がデフォです。
モラハラDV夫かよ。
子ども時代の私は、泣きながら母が投げ散らかしたものを片付けていました。
他にも
- 髪の毛を掴んで引きずり回す
- モップやスリッパでメッタ打ち
- (運転中に怒らせると)車をノーブレーキでUターンさせてドリフト
なんかもやられました。
今でも月に何回かは母が夢に出てきます。
夫曰く、その時の私は寝ながら手足をバタバタさせて「ふざけるなー!」「○ねー!」等と叫んでいるそうです。
近所に通報されそうだ…
②多動性
とにかく動き回ります。
特に外から帰ってきた直後はひどいです。
口癖は
「あー、家に帰ってきてからまだ1回も座ってないわー」
いいから休めと言われても絶対に座りません。
そのくせ他の人が座っているとキレて①のようになるという…
あと、喋り出すと止まりません。
相手の返事を待たず、話を遮るように喋り出します。
待てて2、3秒です。
どうしても母に伝えなければいけないことがある時は、この2、3秒に捩じ込まなければなりません。
私は小さい頃から
「今だ!早く!言わなくちゃ!」
と常に思いながら話していたので、未だにめっっちゃ早口です。
③(おまけ程度の)不注意
よくADHDの特徴として言われる
・片付けられない
・時間が守れない
とかは全くありません。
むしろハイパー多動のお陰で
ものすごい潔癖症
1時間前行動
という仕様になっています。
ただ、落とし物、火の不始末あたりはちょくちょくやらかします。
④その他
- 口癖は「あなたのためよ」「親に感謝しなさい」「親の小言とナスビの花は千に一つの無駄もない(ことわざ?格言?)」
- 私に不幸(体調不良、事故など)があると「親への感謝が足りないからだ」「親の言うことを聞いていれば間違いなかったのに」
- わざと傷付くことを言って反応を楽しむ。(実家での私のあだ名は「ぐずでのろまな亀」「デブ」「ジャイ子」「(モンハンの)ババコンガ」)
- 怒ったり泣いたりすると「冗談なのに本気にして」「大げさ」「あんたはすぐキレるから話し合いにならない」と言う。
- 姉妹を仲違いさせようとする。それぞれの悪口を吹き込んだり、わざとどちらかを優遇したりする。(妹は母の洗脳が解けるのが私よりだいぶ遅く、「お姉ちゃんばっかり可愛がられてる」といつも言っていました。)
- 電話に出ないとキレる。ふとスマホを見ると不在着信や恨みつらみLINEが何十件と入っている。
- 死ぬ死ぬ詐欺(未遂すら実行しない)
- 気に入らないことがあるとすぐに「じゃあ絶縁ね」「勘当してやる」と言い出す。
- 自分から言い出したのに、周囲には「子どもに絶縁された」と言いふらす。
- 本当にこっちから連絡を断つと泣いて縋りついてくる。
まあ、よくある毒親あるあるですね。
全体を通してみると
幼少期: 暴力暴言+微マインドコントロール
青年期: 暴言ベースのがっつりマインドコントロール
で操られてた感じです。
長々と母親の生態を書きましたが、その結果私は
- 母に洗脳され、共依存(大学で一人暮らしをして解け始めました)
- 自己肯定感が全く育たず、何もかもに対して自信がない
- 他者との距離感がめちゃくちゃ(いきなり疎遠にしたり、試し行動をしたりする)
- 軽度の心因性難聴(幼いころから暴言に触れてきた子どもは脳の聴覚野が肥大するそうです。大人になってから医者にかかったけど治らなかった…無念…)
- 妹と疎遠になる
- 特に理由もなくいつも「死にたい」と思っている
という風に育ちました。
現在は
これまた父と一緒で適度な距離を保ちながら上手く付き合っています。
本当にヤバい時は夫が防波堤になってくれています。
本当に感謝感謝です。
あと、洗脳が解け始めた頃の私は
「隙あらば毒親とは絶対絶縁!」
「少しでも付き合いを続けるなんて洗脳が解けてない奴がすることだ!」
みたいな頑なな姿勢でした。
ただ
頑なになりすぎるのもまだ親を意識してる証拠で…
本当の意味で洗脳が解けたわけではなかったというか…
(※本っっ当に関わるだけで害があるような猛毒親持ちの人は全力で逃げた方がいいと思います。金銭問題とか。)
最後の洗脳が解けたのは息子が産まれてきてくれたからです。
母は常々
「子どもに親の気持ちが分かるわけない!」
「あんたも親になれば私の気持ちが分かる!」
と言っていました。
出産前の私は
「こんなにひどい仕打ちをしてくるのに、そうやって反論できないことを言うなんて…」
という気持ちと
「でも、本当に、私が親になれば母の気持ちが分かるのかも…」
「私が母の気持ちが分からないから、私が悪いのかも…」
という気持ちが共存していました。
親になった今ならハッキリ断言できます。
「母の気持ちは分からない。」
「あんなこと我が子にするなんてどうかしてる。あたおか。」
「私は悪くない。」
全力で母を反面教師にして生きていこうと思います。
【R5追記】
結局絶縁しました。笑