※微毒親ネタ注意※
- 毒親系のトラウマ持ちの方
- 逆に家族との関係が良好が故に「親を悪く言うなんて!」と憤りを覚える方
私の父親は
教科書通りの典型的ばりばりASDです。
- 父親の印象的な特徴
- 親が発達障害だと(未診断のまま放置して特性のあるがままに子育てをすると)家庭環境はどうなるか
を書いていきたいと思います。
※凸凹があってもそれを並々ならぬ努力で補って立派に子育てをしている人もたくさんいます。
あくまで特性のあるがままに子育てをした結果、私と父の場合はこうなったという話です。
①コミュニケーション
ASDの特徴として、冗談、比喩が通じないことがよく言われますよね。
父の場合は比喩などを聞くと怒ります。
事例① スポーツ選手に激怒
テレビでスポーツ選手が
「優勝目指します!」
「金メダルを獲ります!」
「この試合は絶対に負けられません!」
などと言おうものなら、その場で大激怒。
テレビに向かって罵倒しつづけます。
一日中機嫌が悪くなります。
曰く
「もし負けたら嘘をついた責任を取らねばならない。」
とのことです。
・スポーツ番組
・ニュースのスポーツ特集
・選手のインタビュー
とかは、父がいる時はまず見れません。
他の番組でもそのような場面が出てきたらすぐにチャンネルを変えられるよう、常に神経を張って見ています。
ワールドカップやオリンピックの期間は家庭内が地獄絵図と化します。
オリンピックイヤーまでに結婚できてまじで良かった。
テレビ自体を見ないで過ごしたいのですが、テレビ大好きだから常につけていないとそれはそれで怒るんですよね…
事例② ことわざに大激怒
ことわざも、スポーツ選手と同じような理由で聞くと大激怒します。
ことわざって比喩的表現の宝庫ですよね。
父にとっては耐えられないようです。
よりにもよって母がことわざ大好き人間なんです。
特に
「鬼の首を取ったように」
「雁首揃えて」は特に多用するのですが、その度に父と喧嘩になります。
しかも母はADHDなので、喧嘩になると分かっていても言いたい事を我慢することができません。
事例③ 数学的な言葉に激怒
特にひどいのは
垂直
直角
平行
水平
直線
です。
これらの言葉を聞くとこれまた大激怒です。
正確に角度を測った場合しか使ってはいけない言葉だそうです。
これらの言葉は家庭内では絶対に使いません。
うっかり使ってしまった場合すぐに訂正・謝罪もしくはスルーです。
比喩的表現に関しては筋金入りな父ですが、他にも
- 人に言うことが相応しくないことでも悪気なくペラペラ話す。(
母が閉経したことを人に言いふらした時には笑ってしまいましたが)
- 相手が傷付くことを悪気なく言う(容姿、体型、年齢、学力や学歴など)
- お世辞を間に受ける
- 納得するまで相手を質問攻めにして疲れさせる
- 相手にとっては取るに足らないことで難癖をつけるので会話が終わらない
なんていうASDあるあるも発揮しまくっています。
唯一役立つのはセールスマン、宗教勧誘、保険勧誘なんかを撃退する時
相手をブチギレさせることに関しては天下一品です。
ただ、本当に買いたい物を選ぶ時には絶対に連れて行けません。(車屋さんとか出禁になってます)
仕事の腕に関しては、たまにすごく気に入ってくれる顧客がいるみたいなので、おそらく技術はピカイチなんでしょう。
私にはその分野の知識がないので分かりませんが…
まれに、同業者と共同で仕事をすることもあります。が、毎回絶対にいじめられます。
その仕事が終わると高確率でメンタルやられた故の体調不良で帰ってきます。(帯状疱疹、心因性難聴など)
その仕事が終わると高確率でメンタルやられた故の体調不良で帰ってきます。(帯状疱疹、心因性難聴など)
②対人関係など
父は親子代々続く仕事の職人をしています。
個人事業主で、仕事上で他者と関わることが少ないので、父の天職だと思います。
地元はTHE☆田舎
住人全員が全員を知っているような環境。
父は地元では職人気質な変人ポジションです。
話し方、態度も、他者から見れば物凄い挙動不審です。
服装も、気に入った服を何年も着続けるので常にボロボロ。
風呂にも数日おきしか入らないので全体的に汚い。
私は小中と地域の公立に通ったのですが、同じ地元の子にはいじめられるいじめられる…
しかも理由が「父ちゃんがあんな変な奴だから」というもの。
子どもって残酷ですね。
でも、そこそこ勉強も運動もできたため、低学年のうちは割と先生に可愛がられ守ってくれました。
あと、地元が違う子(私の父を知らない子)とは普通に仲良くしてました。
何より怖かったのが、地元の大人も私達姉妹を冷遇してきたこと。
挨拶を返して来ないなんてザラで、
- 歩き方がみっともない
- 表情が生意気
- 無視された(むしろ先に無視してきたのは向こうなのに)
とかで
道端で罵声を浴びせられたり、家に苦情の電話を入れられたりしました。
何より、大人達のあの冷たい視線…。
未だに思い出すだけでも足元から冷えていくような感覚に陥ります。
これは父が悪いというより、ど田舎ならではの悪しき慣習ですね。
でも
これらのことをいくら父に訴えても信じてくれなかったし、身だしなみを整える努力をしてくれなかった。
自分の対人関係も、子どもの対人関係も、関心が薄い人です。
③こだわり
先程も書きましたが、気に入ると同じ服を何年も着続けます。
赤ちゃんの私と父が一緒に写っている写真があるのですが、その時のセーターを未だに着ているのには笑いましたね。
現在私はアラサーなので、かれこれ30年は着ていることになります。
他にも
- 料理の味付け(偏食もひどい)
- 服の肌触り
- 照明の明るさ
- 物音(ただし自分が出す生活音は除く)
なんかには異様に敏感ですね。
これはこだわりというより感覚過敏かな?
④フラッシュバック、エコラリア
- CMのフレーズらしきものをよく呟く。
- 人に言われた悪口?らしきものをよく呟く。
- 何の脈絡もなく数年前のことで怒り出す。
- 何の脈絡もなく「死ね!!」とかいきなり叫ぶ。(何かを思い出している?)
他者から見るとかなり異様ではありますが、家族にとっては被害が少ないです。
⑤パニック
気に入らないこと、想定と違うことなんかがあるとパニックになります。
パニックレベル 小
「おかしいなぁ」「変だなぁ」とエンドレスで呟きながら、その場から動けなくなる。
パニックレベル 中
大声で叫ぶ。
叫ぶ時の言葉は毎回決まっていて
「バカ」
「アホ」
「キ○ガイ」
をエンドレスリピート。
パニックレベル 大
殴る
蹴る
物を投げる
壁に穴を開ける
家具家電やドアを破壊する
パニックレベル 特大
首 を 絞 め る
割と何回か殺されかけましたね。
親を悪く言うと
「でもここまで育ててくれたんだし」
と反論してくる人もいます
親は確かに衣食住を提供してくれました
が
ここまで死なずに生き延びてきたのは
殺されそうになった時に逃げたり
自分の行動力と運のお陰であり、親のお陰では全くありません。
長々と父親の生態を書きましたが、その結果私は
- 父親を見下すようになる
- 幼少期は暴言、暴力に従っていたものの、父が老いてくると父と同じように父を怒鳴りとばすようになる
- 母とばかり密着し、共依存になり、父を共通の敵として扱うようになる
という感じに成長。
父と物凄く険悪な時期がありました。
(文字に起こすと酷い娘ですね…)
現在は
大学や支援学校での勤務経験
→父の意味不明な行動への理解
夫に育て直してもらう、自分で自分を育て直す
→愛着が安定してきた
という感じにレベルアップ
父に酷い態度を取ることもなくなり
父とも適度な距離を保ちながら(大事ですよね)良好な関係を築けている…と思いたいです。
【R5追記】
絶縁しました。
適度な距離どころではないですね。