マーメイド、チンアナゴ ハーバリウム用フィギュア | 小原公子バレエ教室/タカラヅカ・ジョリフロール

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前回に引き続きハーバリウム用フィギュアのお話しです。

今回は、「マーメイド」と「チンアナゴ」の制作過程をご紹介です

 

 

 

最近はハーバリウムの中にお花以外のモノが入っているバージョンをよく見かけるようになりました。

当初面白いかなと「チンアナゴ」を入れたときはちょっと邪道かなと思いましたが、バリエーションが増えていろいろ楽しいですよね。

 

オイルに浸かるので材料と塗料は耐水性のモノと言うことで、樹脂粘土かポリエステルパテでアクリルガッシュまたはラッカー塗料で作ってみました。

ボトルに入れ、オイルを注ぎ、大丈夫なことを確認できるとホッと一安心し、今度は量産への作業です。

 

原型を作り、シリコン型を取り、レジンキャストを流して作る、いわゆるガレージキットのフィギュア作りと同じ工程で作っていきました。

「チンアナゴ」のようなシンプルなフォルムの原型ですと樹脂粘土などでコネコネして作った方が煩わしくなく時短できそうなものですが、根元にちょっと細工があったりしたのであえて正攻法?で作りました。

「シリコン型からレジンキャストの本体と土台が出来上がった」の図です。

 

今度は本格的フィギュアの制作にチャレンジ。

同じ水繋がりで「マーメイド」を作ることに。

 

原型が何しろ小さいので細部まで再現できる粘土をということで、グレイスカルピーを使用。

作業がしやすい反面、この子の欠点がちょっと脆いところがあり、なんども髪の毛や腕がポキっと折れる始末。

何とか大雑把に出来上がった原型を「おゆまる」くんにて型取りし、その型からポリエステルパテで原型を取り出し、パテ盛りとやすりがけを繰り返して、ようやく原型の完成に至りました。小さすぎてやすりがけが至難の業。

 

 

上列が原型で下が型抜きしたレジンキャストのパーツ。

今時3Dプリンターがあるのに「なぜ?」と言われそうですが、高価なプリンターだとしっかりコピーできるのかもしれませんが、3Dプリンターの出来上がりがどうもぼやけた感じに仕上がるイメージがあるので、もう少し性能が上がればプリンターにしてみようと思います。

 

てなカンジで出来上がったのがこの子たちです。

ラメをほどこし、ラインストーンの髪飾りでキラキラに仕上げました。

こりゃ大量生産はきびしそうです。

 

ハーバリウム用だけではなく、フラワーアレンジメントに飾るクレイアートやフィギュアなど今制作中のものが出来上がり次第、またご紹介させていただきます。