3月18日
今日は抗がん剤の日。
そして明日は彼のガンが発覚して1年になる。
いつもの様に朝一番に血液検査をして、呼吸器内科の診察を2人で並んで待っていた。
先日MRIで脳腫瘍の再発が見られたので、抗がん剤が効いてるのかなど、主治医に聞きたいことが沢山有った。
いつもに比べて受付が空いていたので、ほぼ予約時間通りに呼ばれた。
先生は、血液検査結果に目を通しながら
「白血球の数値の方は特に問題無いですが、腫瘍マーカーが更に増えてます。」
そう言われてパソコンの画面の数値を見ると前回の微増した数値より更に増えていた。
1月→23 2月→28 3月→48
今日に至っては1月の倍以上になっている…。
先生「脳のMRIの結果で、再発が見られるという事で、来月もう一度脳のMRIを受けてもらうのですが、身体の方にも転移が見られないか、次回の抗がん剤の前に造影剤を入れてCT検査で詳しく調べていきましょう。」
大人しく聞いてたら、それで話が終わってしまいそうだったので、慌てて先生の言葉尻に割って入り、
「今回の再発の事で2、3聞きたいことが有るのですが…。」
そう言うと、先生が「どうぞ。」
と言ってくれたので、一問一答で聞いてみることにした。
私「今回の脳腫瘍は、元々脳内に有ったガンが成長したのか、何処かから飛んできたのかどちらなんでしょう?」
先生「それは脳神経外科の先生に聞いてもらったほうがと思いますが、どちらの可能性も有ると思います。」
私「今回の場合、脳には抗がん剤が効いてないという事なんでしょうか?」
先生「その可能性もあります。
だからといって、身体には効いているのであれば、このまま1次診療の薬を使い続けて、脳に出来るガンに対しては放射線を当てるのが良いように思います。」
私「その場合、脳には薬は効かない訳で、そうなると脳や身体に居てるガンが、脳の手のつけられない所に転移してしまう恐れも有るという事ですよね?」
先生「無いとは言い切れません。
けれども、1次診療で使われる薬は1番効果のある薬なので、2番手になると効果は更に薄くなるので、せっかく身体の方には効いてる今の薬を止めるのは勿体ないと思います」
私「肺腺がんは肺がんの中でもポピュラーで、薬も沢山有るのに、1番手は一つしか無いんでしょうか?
同じくらい効果が有って甲乙つけがたいみたいな薬は無いもんなんでしょうか?」
先生「それは考えても見なかったですが、保険治療の場合、一番手の効果が無くなったことを確認しないと次の薬に替えれないので。」
私「では、今やめているアバスチンを再開できれば脳の腫瘍にも効果が有るのですよね?
もちろん憩室炎の事が有るからアバスチンをするのは命に関わるのもわかってますけど…。早期発見できれば抗生剤で治療することも可能なんですよね?」
先生「そうですね…。
炎症の数値が、低い状態の時にアバスチンをしてみるのも良いかもしれませんね。
炎症が早期発見できなかった時に手術が出来ないリスクをどう考えるかと言うところでしょうか。」
「腫瘍マーカーが上がっていることも有るので、造影剤を入れたCT検査を次回の抗がん剤の前にしてみましょう。
身体に転移しているかどうかは腫瘍マーカーでは特定できないので検査の結果を見てまた考えましょう。」
わかりましたと頷くと、先生は次回の抗がん剤の予約とCT検査の検査日を決めてくれた。
来月頭から、MRIとCT検査と脳神経外科の診察と呼吸器内科の診察が目白押し😱
それでも異変が無いか調べてもらえるのは有り難いこと🙏
このまま事なきを得てほしい😢
アバスチンを使えれば、きっと脳にも効果が有るのだろう。
憩室炎が無ければと思うと歯がゆい…😣
身体自体は元気で、特に副反応で苦しむことが無いだけに、うっかり浮かれてしまうのだけど、現実にはガンが消えて無くなったわけではなく、油断すると彼を黄泉の国に連れて行ってしまう😰
どうしたら彼が元気に生き延びられるのか何が正解なのか神様がいるなら教えて欲しい。
最後まで読んで頂きありがとうございました🙇
次回に続く!!