言うことを聞かないお子さまに対して、
「鬼が来るよ」などと話したことのある方も
いらっしゃるのでは?
言うことを聞くようになる効果を感じつつも、
怯えるお子さまの姿に心配になってしまったことも
あるかもしれませんよね。
子どもを怖がらせてしつけてもよいものなのか・・・。
子供は怖がりです。このように恐怖をもとにしつけたり、
相手をコントロールしたりするのは
やめるべきだと考えます。
手っ取り早い効果があるので、
ついやってしまう気持ちは分かるのですが、
実はいろいろな弊害・副作用がありますよ。
ひと言で言えば、目に見えない部分。
心の傷・心的外傷・トラウマをつくってしまう可能性が
あります。
子どもにとっては、世の中には未知の部分が多く、
怖いこともいっぱいありますよね。
子どもの心に漠然とした恐怖や不安を植え付けることになるのです。
天真らんまんに明るく快活に生きている子どもに、
このようなものを植え付けようとすること自体が
間違いだと思います。
また、親はそのような恐怖心をもとに、
子どもをコントロールして支配しようとすると、
表面的には悪いことをしない「良い子」になるかもしれませんよね。
わがままは言わないし、言い付けは守るし、
きょうだいゲンカはしないし、お手伝いはする。
一見するととても「良い子」ですが、
その理由が恐怖心だとしたら悲しいですよね。
本当にそうしたいわけではないのに、
怖いから仕方なくそうしている。
相手の幸せを願う気持ちや愛情・思いやりの心から、
喜んでそうしているというわけではない!
それに、人間の心にとって恐怖心というものは、
非常にまずい種の一つですよね。
恐怖心・不安感・不信感・被害意識などを抱いた状態でいると、いろいろなまずい反動が出て来るので、
良好な人間関係がつくれなくなる、
人の欠点を探すようになる、自由な発想ができなくなる、
主体的に行動することができなくなる、
上にはへつらい下には強権的になる、など、他にもたくさんあります。
トラウマは健全な成長を妨げるものであるので、
間違ったしつけからは決別をしましょう。
手っ取り早い方法に飛びつかず、手間暇がかかっても子育ての正道を
恐怖心でなく、愛情や思いやりで子どもを導こう
地獄の絵本でしつけるのも、同じです。
良くない結果がすぐに目に見えないから、
目先の効果に引かれて、良くない種をまいてしまうことだといえます。
種をまいて、芽が出て、花が咲き、実がなるまでには時間がかかりますよね?
でも、種をまけばいずれ実がなるのです!
良くない種からは良くない実がなりますよね。
手っ取り早い方法に飛びつくのではなく、
手間暇がかかっても子育ての正道を
歩んでいきたいものですね。
子供には、恐怖心ではなく、愛情や思いやりから、
喜びの気持ちを持てるように育てていきたいものです。