フィンランドから帰国後6日目での全日本。
当初は全日本を考慮しフィンランド遠征は避ける予定でいた。
でも様々な点から再考し遠征を決行。
帰国翌日から早速トレーニング再開(&仕事も)となったけれど、全日本に向けた緊張からか、今回は時差ボケが全くないという奇跡が起こったりもした(笑)
結果、休むことなく全日本を迎えた。
その全日本、翌年度の代表選考に関わる大会でもあるので、そこを目指す選手にとっては特殊な空気感をまとった大会でもある。
国際大会に比べればプレッシャーは低いでしょ?みたいに思われがちだけど、いや、案外そうじゃない。
フィンランドの大会にいらしてた日本人の国際審判員の方はパラの全日本でも審判をしてくださるという話を伺っていた(もちろん全日本の会場でもお会いした)。
その方もフィンランドで「全日本の方が緊張するでしょ?」と言ってくださった。
そう言われるくらいに、当事者にしか分からないような独特のプレッシャーがある、それが全日本なのだ。
で、その結果。
シングルス(クラス3):4位
男子ダブルスMD8:3位
ミックスダブルスXD10:予選敗退
結果は振るわなかった。
周囲の期待を裏切る結果になった。
僕自身、コンディションも良かったので「満を持して」の感覚でいた。
がしかし、それが裏目に出たのかもしれないし、そこに隙があったのかもしれないし、大会の3日間を通して、ここ最近で最も悪い自分が出たように思える。
久々の感覚だった。
フィジカルは良かった。
技術的にも不安は無かった。
じゃぁ何が?
それはズバリ「メンタル」。
強気弱気とかそういう話じゃない。
感情ではなく思考の問題。
いや、正確には感情も大きく関連する。
その影響を受け、思考が停止してしまうような状況。
僕なりの表現では「脳筋状態」。
久々にそんな自分に支配されていた。
非常に悔やまれる。
その為のトレーニングを行ってきたのに、それが発揮できなかった。
だからこそ、悔しくてより感情的にもなったし、あそこまでの思いはパラ卓球自分史上初めてと言えるくらいの感情を覚えた。
だからこそ逆に、収穫も桁違いに大きかった。
振り返り、自己分析をする。
そのレベルがまた桁違いに高まっていた。
それはまさにこれまでのトレーニングの成果。
それをこれまで以上に明確に言語化し、コーチ達と共有する。
そういう作業がより高いレベルで効率よく行えるようになっているから、コーチとのトレーニングやコミュニケーションがより捗るしその作業自体を楽しめてもいるので、自分自身のその先がより楽しくポジティブに思えてくる。
まずは次の試合に向けしっかりと調整し、トレーニングを重ね、準備をしていきたい。
今回の結果で得た反省をどのように修正していくか、今後に活かしていくか、それをより質を高く、効率よく行っていく為にはどうすべきか、よりマクロな視点でアップデートを行っていきたい。
今回の大会に参加して感じたのは「人それぞれ」という点。
そもそもの卓球の考え方、そこへのアプローチの仕方、取り巻く環境との接し方、スタンスの取り方、人生における卓球の位置づけなどなど、本当に人それぞれだと思う。
どれが正しいとか正解とかではない。
みんな違っていて良いのだ。
同じである必要は無い。
でも、自分のそれを人に押し付けるのはどうかと思う。
それらを踏まえた上で、「らしくある」という価値観は人類に共通するものだと思う。
じゃぁ自分はどうなのか?
目標とするゴールに対して、今の自分の立ち位置に対して、求められるものに対して、「らしくある」のか?
あの人はああだから、あの人がこうしてるから、といった人の行いは、それはそれとし、自分は自分でありたいと思う。
人生としてマクロで捉え、判断し行動していきたい。
未来の自分を後悔させないために。
そして、今や自分自身のスタイルは自分の中で明確になってきている。
それを安易に変える、それがブレるようなことが無いようにしたい。
自己基準ではない「らしくある」をあらためて考えさせられたし、物理的な点以外にも深く学ぶことが出来、だからこそプレッシャーも感じ、そうした点からも学びの多い、背筋が伸びる思いの大会となった。
次は12月の代表選考会。
そこに向けてしっかり取り組んでいきたい。