今まで以上に怒涛の1年間だった。

 

いやぁ、自分がそう思っている程度で他の人からすれば大したことないよと笑われる程度かも知れない。

 

でも僕にはそう思える1年だった。

 

国際大会も6大会は自身最多だし、トレーニングの組み方も4月以降は大きく変えたりもしたので、それもあってこれまでとの時間の経過が違って感じられたのと、その変化の手応えや恩恵を多角的に得られたのもあって、良い意味でより慌ただしく過ごせた1年になったのだと思う。

 

そう、慌ただしかった。

 

でもそれだけ成長も実感出来た。

 

結果的に、すごく良い1年を過ごすことが出来た。

 

 

 

4月のフィンランド遠征なんて一昔前のことのように思える(笑)

 

始まりはあの遠征からだったなぁ。

 

新しい用具にチャレンジしてみて結果を出せずに即変更(笑)

 

フライトの関係で1日延泊になり、その分時間があったので部屋でいろいろ反省し考える時間が持てたのも大きかったかも。

 

台湾2大会は自身初の連戦遠征で、それを無事にクリアできたのも自身に繋がった。

 

シングルスもそうだけど、ダブルスを組んだインドの選手や韓国の選手との試合もすごく良い刺激というか勉強になった。

 

あの台湾2連戦は僕にとって大きなターニングポイントだったと言える。

 

その次のカザフスタンはシングルスのみのエントリーという、これまた初の経験。

 

そうしたマネージメントも今までにないレベルで考えトライしていったのだけれど、そういう点も慌ただしさの一因といえる。

 

そして帰国後はワールド・ツアー東京大会からの全日本パラ。

 

そして北京でのアジア選手権出場が決まり、翌月は自身初となるアフリカ遠征のエジプト・ギザ大会。

 

そこから帰国4日後の代表選考会。

 

その翌週には韓国との合同合宿。

 

こうして文字化するだけでも大したものだと思う(笑)

 

いや、オリの選手に比べたら全然大したことないけど。

 

結果も全然出せていないし。

 

それでも自分史においてはそれなりに胸を張れるところ。

 

この間に様々なトレーニングがあり、合宿等もあり、国内の遠征もあり、そういえば長崎の中学校での講演もあったな。

 

あの時間もすごくプラスになったし良い時間だった。

 

仕事は大したことは出来ていないけど、今後に向けたビジョンをより明確に出来たのは変化の恩恵だと思うし、それが今後の仕事にもつながる良い流れを生じさせているとも思える。

 

それもこの1年の変化の賜物。

 

その変化がチャレンジを生み、新しい出会いを与えてくれて、結果素晴らしいチャンスを得ることも出来た。

 

でもそれも誰かから与えられたものではなく、自らがチャレンジする形で足を運び得られた出会いでもあり、その能動的なアクションの繰り返しもまた慌ただしさの一因といえる。

 

その出会いがまたプラスのスパイラルを生んだことは間違いない。

 

考えてみれば、若い頃に覚えた「学盗人(がくぬすっと)」という言葉。

 

本を読むなどで知識を身につけ自分一人「学んだつもり」になることを言うというもの。

 

本来学問とは学んだことを他者との交流の中で磨き合い高め合ってこそである、という考え方らしい。

 

その「他者」というのが近しい周囲の人、同じコミュニティに属する近親者ではなく、生活圏の違った日常で関係性を持たない方々(非日常)を意味するものであると僕は認識していたけれど、無意識のうちにそれが出来ていたのがこの1年だったと思えたのもちょっと嬉しい(笑)

 

だから、今まで以上に「学べた」という実感がある訳だ。

 

そのこれまで以上の学びが物理的な変化も生んでくれたし、それに伴って思考の変化にも繋がり、先述した通りトータルでこの1年の「変化」となったのだと思う。

 

そしてそれを締めくくる様な形になったのが世界ランキング(笑)

 

僕は去年1年間海外遠征が出来ていなかったのでそれまでのポイントが反映されないままだった。

 

4月のフィンランド戦でそれまでのポイントが復活すると思っていたけど復活せず、台湾戦の結果で間違いなく復活と思ったらしないままで僕だけ(他にも数名の海外選手もいたけど)結局システム移行期間である今シーズンを過去ポイント0で過ごし続け、移行の完全終了となった今月、ふたを開けてみたらという感じで、正直どう表現していいのか微妙な感情ではあるけど、新たなシステムで爆上がりの結果になった。

 

この慌ただしくも頑張り抜いた1年の締めくくりというか、良いオチがついたようなものか。

 

でも試合の結果は決して満足いくものではない。

 

もっともっと結果が欲しい。

 

でもその点についても新たな思考を得られたのが今年終盤。

 

秋以降の出会いが技術面においても思考の面においてもこれまでとは全く異なる、ある意味逆の視点を得られたのこれもまただけれど、大きな財産となった。

 

特に秋からはすごく良い出会いが続いたなぁ。

 

だから凄く充実したトレーニングを行えたし、すごく良い学びを得られたし、この先がより一層楽しみに思えたりもした。

 

 

 

こうして振り返ると、ホント充実した1年だったのだと思う。

 

フィジカル・トレーニングひとつとっても成長できたし、技術面でもメンタル面でも同様で、そしてそれらをこれまでとは別次元でリンクさせることにも成功出来たし、その結果、仕事など卓球活動とはまた別のところにもより太くつながることになり、それが自身の生活全般をより充実させたのだと思う。

 

 

 

すごく良い1年じゃないか!(笑)

 

 

 

でもそれは何よりもまず、家族の支えがあってこそ。

 

支えてもらえるから頑張れる。

 

だから走れるわけであり、翌日もまた走り出せるわけだ。

 

そして様々な点で支えてくれる方々。

 

所属するシスコシステムズもそうだし、メンタル、フィジカル、技術などそれぞれを指導してくれるプロフェッショナルの方々。

 

更には、応援してくれる方々。

 

それらみなさんの支えや励ましがあればこそ。

 

本当に、ただただ感謝です。

 

 

 

そして来年。

 

まずはコンディショニング。毎日のトレーニングを継続していける状態の維持を心がける。

 

そしてトレーニングをしっかり行い、試合でもまず常にベストのパフォーマンスが出来るよう取り組んでいく。

 

ワールド・ツアーはおそらく各チームのマネージメントはこれまでとは激変すると思えるので、その動きもしっかり見定める必要があるし、その中に自分がどう身を置きどう進んでいくか、進めていくべきかを判断し行動していきたいと思う。

 

パラ卓球活動とデュアルで仕事もしっかり行っていきたいし、今年思い描けた自分のライフワークにも順次着手していきたい。

 

来年も楽しみが尽きない。

 

まずはパラ卓球活動。

 

今まで以上に技術をしっかりと身につけ、試合で結果を出せるようになっていきたい。

 

現時点では来年度どういう状態で活動出来るのかは定まってはいない。

 

でも自分がどうありたいかをしっかりと見定めることは出来ている。

 

その為に自分が何をすべきか、どう行動すべきかも認識出来ているつもりだし、それをサポートしてくれる方々も周囲にいれば、家族の差さえもあり、しっかりと前を向いて入れる。

 

来年も、今年以上に頑張っていきたい。

 

 

 

でもまずは年末年始の過ごし方に要注意だな(笑)

 

運動量は落ちるのについつい食べ過ぎて太りかねないから(笑)

 

何を作って何を食べるかは毎年恒例で決めていてそれが楽しみでもあるのだけれど、まずは太らないこと(笑)

 

今日もトレーニング後に体重をチェックしたけど、良い状態が維持できている。

 

年明けでこの数字が激変することが無いように注意したい。

 

今年度初と言えるくらいのオフなので、満喫したいとは思うけれど・・・

 

 

 

最後に、今年1年どうもありがとうございました。

 

新たなサイトでこれまで同様のブログを来年もまた綴っていきたいと思います。

 

みなさんもどうぞよい年をお迎えください。

 

新しい年がみなさんにとっても僕にとってもより良い1年でありますことを心より願っています。

 

来年もどうぞよろしくお願いいたします。