祝!開設6周年!【ツキガイ科 Lucinidoe】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
このブログは、な、な、なんと!
本日で開設6周年を迎えました!🎉🎉
本当にありがとうございます。m(_ _)m
これからも、末永く宜しくお願いいたします。


さて、6周年記念の特別記事は、皆様もお馴染みの【ツキガイ科】の二枚貝です!

一見すると同じ種類にも見える【ツキガイ科】の化石達を勢揃いさせていきますよ!


まずは、下総層群で一番良く採集できる『ツキガイモドキ』からです。


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和名:ツキガイモドキ
学名:Lucinoma annulatum(Reeve,1850)
殻長:42.31mm
殻高:41.93mm
産地:千葉県君津市
産出層:下総層群 東谷層
産出頻度:普通
特徴:殻は類円形で中型。殻質は薄ややいが頑丈。膨らみはやや強い。殻表は等間隔でやや広い同心板脈で覆われる。殻頂は小さく、低い。
現生種は、東シナ海、日本海、南西北海道以北の水深m25~670mの砂泥底に生息。




続いては、上総層群から採集した『ヨシダツキガイモドキ』です。
既に1度、ブログ記事にしていますが、もう一度だけ登場していただきます。



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和名:ヨシダツキガイモドキ
学名:Lucinoma yoshidai (Habe,1958)
殻長:21.85mm
殻高:18.73mm
産地:千葉県君津市東日笠(小糸川 右岸)
産出層:上総層群 梅ヶ瀬層
産出頻度:少
特徴:殻は後端が裁断状の類円形。膨らみはやや弱い。殻表は等間隔でやや強い同心板脈と細かい同心円脈で覆われる。
現生種は、紀伊半島以北、日本海の水深100m~700mの砂泥底に生息。





今度は、日本化石図譜に掲載されていますが、詳しい特徴の解説が無いため、飽くまでも絵合わせでの鑑定結果です。
しかし、私見のとおり『ヨシダツキガイモドキ』とは、明らかに違う形状・特徴をしております。



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和名:アオキツキガイモドキ
学名:Lucinoma aokii(Hirayama,1958)
殻長:61.21mm
殻高:54.21mm
殻幅:28.01mm
産地:千葉県君津市
産出層:下総層群 東谷層
産出頻度:幻の逸品。破片でも採集できれば御の字です。
特徴私見:『ヨシダツキガイモドキ』に類似しているが、殻頂の傾きがより大きく、後端は裁断状にならない。強い同心板脈間は周縁でとても広くなり、同心板脈間の細かい同心円脈の本数も多くなる。殻質は薄く、膨らみはやや弱い。化石種。



私以外に『いちじく』さん、『夏樹』さんも採集している【オオツキガイモドキ】が最後です。


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和名:オオツキガイモドキ
学名:Lucinoma spectabile (Yokoyama,1920)
殻長:79.14mm
殻高:71.70mm
産地:千葉県君津市
産出層:下総層群 東谷層
産出頻度:稀
特徴:殻は類円形で大型。殻頂はほぼ中央に位置して小さい。後端は裁断状になる。殻質は厚い。膨らみはやや強い、殻表の強い同心板脈は広くほぼ等間隔。強い同心板脈間には細かい同心円脈が多数存在する。
現生種は、房総半島以南の水深50m~700mの砂底に生息。



最後の『オオツキガイモドキ』と『アオキツキガイモドキ』は同じ産地、同じ日に採集した物です。
この日が、今年の中で一番ラッキーだったかな?


では、6周年目も皆様、宜しくお願いいたします。
m(_ _)m