下総層群 東谷層の化石【ブラウンスイシカケガイ】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
皆様、そろそろ寝る時間ですかね?
いやいや、もう寝ているブロガーさんの方が多いかな?
(^o^)

明日の私は、仕事が休み&雨で畑仕事も休みのようなので夜更かしをしています!
テレビを観ていても面白く無いので、ブログを更新することにしました!

さて、今夜は、ちょっと痛々しい状態の標本です。採集した時から殻が砂と一緒に崩壊を始めていましたが、自宅に持ち帰ると更にバラバラ状態になってしまいました。
破片に付いた砂を綺麗に払って並べたのが下の画像です。


イメージ 1



なんとか復元をしましたが、やはり、殻の薄い部分と放射肋の一部が腐っており、乾燥を終えた時点で粉末に…
さすがに粉末になってしまうと復元は不可能です。
下の画像は、復元終了前の画像です。

イメージ 2



破片を全て接着したところ、殻中央付近が溶けて完全に無くなっていました。
そこで、その穴の箇所については木工用パテで埋めて修正しています!


イメージ 3

ザルガイ科
和名:ブラウンスイシカケガイ
学名:Clinocardium (Fuscocardium)braunsi(Tokunaga,1922)
殻長:110.15mm
殻高:114.28mm
産地:千葉県君津市
産出頻度:もう二度と産出しないかも?
特徴:殻は亜円形で大型。膨らみは強い。殻表は太く断面が四角い放射肋に覆われる。放射肋は風化しやすい。


これが復元の限界です。木工用パテで放射肋も復元しようと思いましたが、面倒臭いので辞めました。(笑)


いちじくさんが採集した標本よりは、マシだとは思うのですが…
目糞鼻糞ですかね?(笑)
でも、産地Yで産出した数少ない貴重な標本なので大事にしたいと思います。