大桑層の化石【 エゾタマキガイ 】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
一週ぶりの更新です!
皆様に『ヨコヅナイトカケ』を堪能していて頂くため、更新の日付けを延ばしていました!(笑)

今日の記事は、元に戻って大桑層の化石です。
皆様、御存知の二枚貝!
まさか『採集したことが無い!』と言われる方はいらっしゃいませんよね?

あっ!カズキチさん、cymatoserasさん、こっちんさん、木の葉文庫さん、西日本に在住されている化石ブロガーさんには馴染みが無い種類かな?



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タマキガイ科
和名 : エゾタマキガイ
学名 : Glycymeris yessoensis ( Sowerby , 1889 )
殻長 : 42.47mm
殻高 : 40.40mm
産地 : 石川県金沢市大桑町(犀川左岸)
産出頻度 : 多
特徴 : 殻は類円形で膨らみは弱く中型。殻質は厚質で頑丈。殻表は細かく浅い放射溝に覆われる。靭帯面は山形の溝で刻まれ、歯板は多い。
現在種は、千島列島南部から能登半島、朝鮮半島南部までの水深5m~30mの細砂底に生息


犀川左岸では、合弁化石も多産します。

【合弁化石】

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殻長:50.51mm
殻高:46.18mm
殻幅:24.26mm
産地・産出頻度は同上





大桑層から産出する『エゾタマキガイ』は下総層群から産出する同種よりも小型が多いです。


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上段:大桑層産
中段:下総層群 上泉層産
下段:下総層群 上岩橋層産

標準的な大きさの個体で比較をしています。形状は変わりませんが、大きさは御覧のとおりです。


皆様が採集した『エゾタマキガイ』は、どの位の大きさが標準でしょうか?
産地や時代によって微妙に大きさが違うようですよ!
比較をしてみてくださいねぇ~
(´▽`)ノ



これで終わりでは面白く無いので、最後に問題を1つ出しましょう!
貝殻マニア、クイズです!
下の画像のタマキガイ科の名前を回答してください!


【問題1】下総層群 上泉層産

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【問題2】下総層群木下層産

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【問題3】大桑層産

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【問題4】下総層群 木下層産

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【問題5】掛川層群 大日層産

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一応、産出層がヒントです。
意外と難しい問題です。
私でも全問正解する自信がありません。
(^◇^;)