大桑層の化石【 ビノスガイ 】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
関東地方も寒波に襲われているため、雲一つ無い青空なのに風が強くて、とても寒いです!
でも、雪が降らないだけマシなのかな?

さて、本日の大桑層の化石は多産種です。
千葉県の下総層群からも良く採集できる種類なのですが、形状が微妙に違い、とても同じ種類と思えないため、初めて採集した方は鑑定に途惑うかも知れません。


そこで問題です!(´▽`)ノ
下の画像は1個体だけ別種が含まれています。
仲間はずれは、どれでしょうか?

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この問題はヒント無しなら『レベル25』程度かな?
正解は、次回の記事で発表です!



なお、ヒントは下の画像と解説です!




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マルスダレガイ科
和名:ビノスガイ
学名:Mercenaria stimpsoni (Gould,1861)
殻長:57.74mm
殻高:51.37mm
産地:石川県金沢市大桑町(犀川左岸)
産出層:大桑層
産出頻度:多
特徴:殻は厚く、殻頂は前傾し、小月面はくぼむ。楯面は鋭い稜角で区画される。殻表は規則的な鋭い輪肋があり、間に微細な成長線がある。こう板には極めて強い3主歯があるが、側歯は無い。
套線湾入は鋭いが浅い。腹縁は微細に刻まれる。


※ この画像は『ビノスガイ』と分かりやすい個体を掲載しております。現地から産出する当該種は概ね殻表が摩耗しており『タウエヌノメハマグリ』との判別が紛らわしい状態で産出している方が多いです。
『ビノスガイ』と『タウエヌノメハマグリ』との違いについては、既に解説をしたとおりです。




なお、今回のコメントは承認制にさせていただきます。正解の方のコメント公開は後日となりますよ!