三浦層群 千畑層の化石【 ムカシアオザメ 】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
先週の南関東地方は雨の日が続き、畑仕事が遅延、化石採集も遅延のど~しょ~も無い日が続いていました。
(つд`)
昨日、ようやく雨が止んだと思ったら暑さが戻ってきたようで、畑仕事も暑さのため、休み休みで、やっぱり思ったようには進みません。
本当に困ったものです。(T_T)


さて、本題に入ります。
千畑層では、メジロザメの次に良く採集できる種類です。しかし、採集できる物は歯冠ばかりで、歯根付きの素晴らしい物は、なかなか入手が難しいようです。





【 第1標本 】

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アオザメ属ネズミザメ科
和名:ムカシアオザメ
学名:Isurus  hastalis ( Agassiz )
歯冠最大高:16.59mm
歯冠最大幅:8.52mm
歯冠最大厚:3.46mm
産地:千葉県安房郡鋸南町元名字高塚
産出層:三浦層群 千畑層

※歯冠部のみです。やや小さな個体で、ヒビが多くて、一部破損箇所があります。
表面採集で入手しました。







【 第2標本 】

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歯冠最大高:17.65mm
歯冠最大幅:7.95mm
歯冠最大厚:4.71mm
産地・産出層は同上

※これも表面採集です。かなり流されて堆積したようで摩耗・破損が激しい個体です。







【 第3標本 】

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歯冠最大高:26.32mm
歯冠最大幅:15.44mm
歯冠最大厚:4.83mm
産地・産出層は同上

※露頭から採集した個体。これもやや摩耗していることから流されて堆積したようです。




やはり、歯根付きの個体が欲しいところですが、この産地から歯根付きが採集できるとはとても思えません。
でも、何時かは採集したいですね。