館山市沼層の化石 【 シシガシラキクザルとヒトエギク 】 | 関東化石採集の旅

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沼層の二枚貝化石もこれがラストです。
本気で採集した割りには種類が少ないとは思いますが、また、いつか沼層シリーズを再開したいです。


最後に掲載するのは、キクザルガイ科です。なかなか鑑定が難しく合っているのか自信がありません。



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キクザルガイ科
和名 : シシガシラキクザル
学名 : Chama savignyi ( Jousseaume in Lamy , 1921 )
殻長 : 34.42mm
殻高 : 36.13mm
殻幅 : 22.67mm
産地 : 千葉県館山市正木 ( 平栗川 右岸 )
産出頻度 : 不明
特徴 : 殻は亜三角垂で中型。左殻で広く固着する。後背縁に沿って溝があり、溝の両側に黒い放射肋が多数並ぶ。腹縁内面は刻まれる。
現生種は、紀伊半島以南の潮間帯下部~水深20mの岩礁に生息。



ちなみに付着している二枚貝は、同じキクザル科のようです。
なお、右殻は別の個体です。


【 左殻 】

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キクザルガイ科
和名 : ヒトエギク
学名 : Chama ambigua ( Lischke , 1870 )
殻長 : 23.46mm
殻高 : 22.95mm
産出頻度 : 不明
特徴 : 殻は類円形で小型。殻質は厚い。左殻で固着し、自由殻表面は板状輪肋が発達し、腹縁内面は平滑。
現生種は、房総半島から九州の潮間帯下部~水深20mの岩礁に生息。



【 右殻 】

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殻長 : 17.87mm
殻高 : 17.58mm
産地・産出頻度は同上。


※ イチゴキクザルに類似していますが、腹縁内面に刻みがないため、ヒトエギクで鑑定しました。本来は左殻は膨らみが強いはずですが、幼貝のため膨らみが無いものと推測をしたのですが…
怪しい鑑定で申し訳ありません。m(__)m