館山市沼層の化石 【 ミルクイ 】 | 関東化石採集の旅

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今日からゴールデンウィークが始まりましたが、関東地方は、初日から荒れた天気になりましたね!
埼玉は、晴天にも関わらず、物凄い強風で畑仕事も出来ないような状態でした。天気予報によると瞬間最大風速は22.7m/sだったそうです。
( ; ゜Д゜)
明日は、風が止めば良いのですが…

さて、少し飽きてきた方もおられるかもしれませんが、本日も沼層の化石です。
本日の化石は、下総層群からも良く採集できる大型の二枚貝です!



【 右殻 殻表 】

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【 右殻 内側 】

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【 右左殻表 】

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【 右左内側 】

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【 合弁 】

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バカガイ科
和名 : ミルクイ
学名 : Tresus keenae ( Kuroda & Habe in Habe & Ito , 1965 )
殻長 : 107.22mm
殻高 : 74.76mm
殻幅 : 45.01mm
産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 )
産出頻度 : 稀
特徴 : 殻は楕円形で大型。殻質は厚く、良く膨らむ。前端は細く、丸く、わずかに開く。後端はやや幅広、斜めに裁断状で、広く開口する。
現生種は、北海道から九州、朝鮮半島の潮間帯下部~水深20mの泥底に生息。


下総層群では、お馴染みの大型二枚貝ですが、沼層からは余り産出しないようです。この標本は、殻長が約10cm程度ですが、下総層群の各産地から、殻長が15cmを超える巨大なミルクイが普通に産出しています。

このブログを訪問している皆様の中には、私が所持している殻長 : 173mmを超える【 ミルクイ 】を所持していらっしゃる方がおられるかもしれません!