沼層の化石 【 イヨスダレ 】 | 関東化石採集の旅

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沼層の化石シリーズ第九段!
今夜は合弁化石です。
いわき男さんのブログ【 近所の化石シリーズ 】で何度か紹介されていたような…

それから、本日は二本立てのブログ更新になっています。もう一本は一般公開することに抵抗があることから、友だち登録の方だけの限定記事にさせていただきます!
申し訳ありません。m(__)m




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マルスダレガイ科
和名 : イヨスダレ
学名 : Paphia undulata ( Born , 1778 )
殻長 : 44.15mm
殻高 : 26.60mm
殻幅 : 14.75mm
産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 )
特徴 : 殻は前後に長い楕円形で中型。殻質は薄質。殻頂の前には細い小月面があり、楯面はあまり明瞭でない。殻表は光沢があり、成長線の他、中央には前背から後背に向かう方向に細い斜めの条線がある。套線湾入は深い。
現生種の殻表は紫褐色の地色に濃色の網目模様が放射状に配列をしている。房総半島・能登半島以南の水深5m~30mに生息。

※ 下総層群からは採集したことがありません。私自身『 イヨスダレ 』を初めて採集しました。
【 Paphia属 】の仲間は掛川や印旛で良く採集していますが、『 イヨスダレ 』が一番小型の【 Paphia属 】だと思いました。
ちなみに我が家にある一番大きな【 Paphia属 】は、掛川産の化石種
【 タカナベスダレ Paphia takanabensis ( Shuto , 1957 ) 】ですね。


我が家で一番大きなPaphia属

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マルスダレガイ科
和名 : タカナベスダレ
学名 : Paphia takanabensis ( Shuto , 1957 )
殻長 : 102.34mm
殻高 : 51.61mm
産地 : 静岡県掛川市本郷
産出層 : 掛川層群 大日層
特徴 : 殻は長卵形で大型。後部が伸びて細まる。殻頂は低い。殻表に平頂の同心肋が規則正しく配列される。その密度は、腹縁中央から殻頂に向かう線上で40~50本/50~60mmである。後背縁は直線的である。


沼層から採集した『 イヨスダレ 』とは、同じ【 Paphia属 】だけあって形状は類似していますね!


では、また、明日!(^-^)/