沼層の化石 【 コベルトフネガイ 】 | 関東化石採集の旅

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連夜で更新している沼層の化石シリーズ第五段!
今夜は、下総層群で良く採集できる二枚貝化石です。御存知の皆様も多いのでは?
でも、私は下総層群から合弁を採集したことはありません。合弁は初採集です。



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フネガイ科
和名 : コベルトフネガイ
学名 : Arca boucardi ( Jousseaume , 1894 )
殻長 : 27.34mm
殻高 : 16.41mm
殻幅 : 16.02mm
産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 )
特徴 : 殻は前後に長い箱形で中型。殻質はやや薄いが堅固で良く膨らむ。殻頂から後腹隅へ稜が走る。殻表は不規則な弱い放射肋で覆われる。靭帯面は広く、多数の山形の靭帯をそなえる。足糸開口は腹縁中央部に大きく開く。
現生種の内面は全面に淡褐色、殻皮は濃褐色で厚い。北海道南部~沖縄の潮間帯~水深20mの岩礫に足糸で付着する。

※ 余り大きな個体ではありません。同産地で。もっと大きな個体も産出していますが、離弁のため廃棄してしまいました。なお、沼層からは類似種の『 ワシノハガイ Arca navicularis ( Bruguiere , 1789 ) 』も産出しているようですが、今のところ私は採集していません。次に沼層へ採集に行ったら、少しだけ本気を出して貝化石を狙ってみようと思っています。