飯岡層の化石 【 ミドリモミジボラ 】 | 関東化石採集の旅

関東化石採集の旅

Yahoo!ブログの閉鎖に伴い、全ての記事を引っ越しました!

今日は、昨日の『リンドウクダマキ』の類似種です。
とても良く似ていますが、良く観察をすると違いがあります。



【第1標本】

イメージ 1


クダマキガイ科
和名 : ミドリモミジボラ
学名 : Clathrodrillia takeokensis ( Otuka , 1949 )
殻径 : 6.84mm
殻長 : 20.56mm
産出頻度 : 稀
特徴 : 殻はリンドウクダマキより細長く、やや大きい。斜めの縦肋はリンドウクダマキより細く低い。殻表には浅く細かい螺溝を巡らす。前管溝はわずかに曲がる。


現生種は、北海道から駿河湾の水深100~600mの砂泥底に生息。



【体層上部・螺層部の拡大画像】

イメージ 4


※ 『リンドウクダマキ』と違い、縦肋は細く低い、また、浅く細かい螺溝が確認できる。


【リンドウクダマキの体層部・螺層部の拡大画像】

イメージ 3


※ 『ミドリモミジボラ』より縦肋が太く瘤状になり、殻表は平滑。








【第2標本】

イメージ 2


殻径 : 7.36mm
殻長 : 22.10mm





如何でしたか?違いは分かりましたか?
貴方が採集したのはどちらの化石でしょうか?
同じ様に見えても違う種類が採集されています。
まぁ~ 毎度のことですけど・・・
(´・ω・`)



では、また!(^-^)/