今日は、昨日の『リンドウクダマキ』の類似種です。
とても良く似ていますが、良く観察をすると違いがあります。
【第1標本】
クダマキガイ科
和名 : ミドリモミジボラ
学名 : Clathrodrillia takeokensis ( Otuka , 1949 )
殻径 : 6.84mm
殻長 : 20.56mm
産出頻度 : 稀
特徴 : 殻はリンドウクダマキより細長く、やや大きい。斜めの縦肋はリンドウクダマキより細く低い。殻表には浅く細かい螺溝を巡らす。前管溝はわずかに曲がる。
現生種は、北海道から駿河湾の水深100~600mの砂泥底に生息。
【体層上部・螺層部の拡大画像】
※ 『リンドウクダマキ』と違い、縦肋は細く低い、また、浅く細かい螺溝が確認できる。
【リンドウクダマキの体層部・螺層部の拡大画像】
※ 『ミドリモミジボラ』より縦肋が太く瘤状になり、殻表は平滑。
【第2標本】
殻径 : 7.36mm
殻長 : 22.10mm
如何でしたか?違いは分かりましたか?
貴方が採集したのはどちらの化石でしょうか?
同じ様に見えても違う種類が採集されています。
まぁ~ 毎度のことですけど・・・
(´・ω・`)
では、また!(^-^)/