Isurus desori 『アオザメの一種』について! | 関東化石採集の旅

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昨日の回答を見て、サメの歯大好き◎◎さんから『Carcharias cuspidate』では無く、アオザメの一種である『Isurus desori』ではないでしょうか?との御意見がありました。
さすが博識の◎◎さんです。
駆け出しサメの歯ハンターの私では、全く気がつかないことに気ずいていました。
確かに毎回アップしている『シロワニザメの一種 Carcharias cuspidate』とは違うと感じていました。


内側面 ( 舌側面 )

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右側が昨日のサメの歯
左側がシロワニザメの一種

後面観

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右側がシロワニザメの一種
左側が昨日のサメの歯

外側面 ( 頬側面 )

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右側がシロワニザメの一種
左側が昨日のサメの歯です。



昨日のサメの歯は、歯冠の幅が広く、平べったくて『シロワニザメ』とは明らかに違います。
色々と調べてみたところ、現世種の『アオザメ  Isurus oxyrinchus 』 の前歯とほぼ同じ形状をしていました。ただし、葛袋の都幾川層群の堆積は今から約1600万年前であることから、『アオザメ』は出現していないので、祖先である『Isurus desori』とするのが妥当であると考えられます。まさに◎◎さんの御意見のとおりでした。さすがです!
ちなみに『oxyrinchus』と『desori』の違いについても調べましたが、何もみつかりませんでした。

誰か知っている方がいたらコメントを下さい。
m(__)m





ちなみに手元のサメの歯に『desori』と思われるサメの歯がいくつかありました。

イメージ 4



サメの歯の魅力だけでなく、奥の深さを実感しています。