今日は、大日層を代表する二枚貝です。
とにかく良く採集できます。
フネガイ科
和名 : ダイニチサトウガイ
学名 : Anadara (Scapharca) castellata ( Yokoyama , 1923 )
殻長 : 55mm 殻高 : 45mm
推定殻幅 : 36mm
産地 : 静岡県掛川市大字本郷
産出岩層 : 砂層
産出頻度 : 最多
特徴 : 殻は箱形で中型。殻質はやや厚く硬い。膨らみは弱い。靭帯面はやや広く、殻表には約38本の背面が多少板状になった、方形の強い放射肋で刻まれる。肋間の幅は放射肋より狭い。後縁部に沿ってひだがあることで類似種の『シズオカサルボウ ( Anadara (Scapharca) shizuokaensis ) 』と区別ができる。
絶滅種です。
大日層の砂層部からの産出が多く、西は『周智郡森町大字飯田 東組の化石トンネル』~東は『掛川市大字小市』の露頭まで、様々な場所から採集ができる。
斜めから撮影。
フネガイ科にしては膨らみが弱い部類である。
靭帯面を拡大しました。
放射肋部を拡大しました。
産地 : 掛川市大字本郷
『ダイニチサトウガイ』が多い化石ブロック。
現地での産出状態。
『ダイニチサトウガイ』ばかりが密集している。
産地 : 静岡県袋井市大字宇刈
『宇刈里山公園内の露頭 ( 採集禁止 )』
産出岩層 : シルト層
では、また!