印旛沼周辺の化石 その39 | 関東化石採集の旅

関東化石採集の旅

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タマガイ科は今日で最後です。



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タマガイ科
和名 : エゾタマガイ
学名 : Cryptonatica andoi
殻径 : 44mm 殻高 : 50mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 少
特徴 : 殻は球形で殻質は厚い。殻表は成長線があるほかは平滑。臍盤は大きく、広く臍孔内を占める。臍孔は狭いが明らかで深い。


現世種は、北海道南部以南~南九州までの水深10~50mの砂泥底に生息。

写真は大竹の露頭で産出したものを使用したが、鶴巻や舟戸の上岩橋層の露頭からの方が良く産出する。

※ 類似種に『チシマタマガイ』があるが、『エゾタマガイ』より一回り大きく、2層目より上層部の螺塔が低い。








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タマガイ科
和名 : ハナツメタ
学名 : Glossaulax reiniana
殻径 : 38mm 殻高 : 38mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 少
特徴 : ツメタガイに似るが、殻はより厚く、殻高があるが、一回り小さい。最大の相違点は臍盤が小さく、臍盤を二分する溝は浅い。

現世種は、房総半島・男鹿半島以南の水深10~50mの細砂底に生息。

大竹の露頭でしか採集されていない。






【お知らせ】
関東地方在住の皆さん、今週末は、いかがお過ごしでしょうか?
Paratodusは、久し振りに『大竹の露頭』へ採集に行こうと考えています。『私も行きたい!』または『私も行く予定がある!』との方がいらしゃいましたら、コメントをお願いいたします。『印旛沼周辺の化石』について、現地で採集しながら語り合いませんか?
参加者をお待ちしております。