印旛沼周辺の化石 その18 | 関東化石採集の旅

関東化石採集の旅

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選挙速報を見ています。
民主党は惨敗のようですねぇ~
私の選挙区でも民主党の議員は落選です。
昨日のテレビ番組で『あなたは誰のために投票をしますか?』と言う質問をしていました「子供の未来のため」「仕事を探す若者のため」「働いている人のため」「高齢者のため」の四択です。
私はテレビに一言、『選挙は、他人のためじゃなくて、自分のために投票するんだよ!』
当然、投票には行きました。
明日の自分の生活のためにです!

さて、選挙の話はここまでにして、今日はマテガイ科とキヌタアゲマキガイ科です。

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和名 : エゾマテガイ
学名 : Solen krusensterni
殻長 : 82mm 殻高 : 17mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字舟戸
産出層 : 下総層群 上岩橋層
産出頻度 : 最多
特徴 : 殻形は、背縁・腹縁がほぼ平行の横に長い長方形。マテガイよりも殻長が短く、背縁に反りがある。殻質は薄い中型種。
両殻が合わさるとやや潰れた円筒形になる。
殻表に装飾・強い成長肋は見られず平坦で光沢がある。

現世種は、瀬戸内海以北の内湾、潮間帯の砂底に生息。

仲村の木下層からのみ産出は見られず。
舟戸の上岩橋層が特に多産する。木下層のバカガイと同じで、この産地のエゾマテガイは誰も相手にしない。


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和名 : マテガイ
学名 : Solen strictus
殻長 : 99mm 殻高 : 13mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 普通
特徴 : エゾマテガイに類似するも殻長が更に長く、背縁に反りが認められない。

現世種は、北海道南部以南の内湾、潮間帯の砂底に生息。

大竹の露頭の化石層下部のみで産出。
さらにほぼ必ず両殻で産出する。


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和名 : オオマテガイ
学名 : Solen grandis
殻長 : 127mm 殻高 : 28mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 稀
特徴 : マテガイに類似するも大型で、殻もやや厚い。殻長と殻高の比率がエゾマテガイに近いが、背縁に反りは認められない。

マテガイ類の比較。

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上段 : オオマテガイ
中段 : マテガイ
下段 : エゾマテガイ


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和名 : キヌタアゲマキガイ
学名 : Solecurtus divaricatus
殻長 : 67mm 殻高 : 31mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 普通
特徴 : 殻形は丸みのある長方形。殻質はやや薄く中型。殻表には放射肋と成長肋をもつが、この模様は殻の後部で明瞭になる。

現世種は、北海道以南の潮間帯~水深10mの泥底に生息。

大竹の露頭以外からは産出していない。



次回はニッコウガイ科です。
種類が多いので何回かに分けます。