波平のパラグアイ日記 -3ページ目

波平のパラグアイ日記

日本からパラグアイへお引っ越し~
パラグアイ生活の中での不思議発見や、日々の生活をお届けします。

先日、ワカメと私が帰国するにあたりハーグ条約に引っかかるのでは…と言う事でパラグアイの家庭裁判所に手続きをしに行ってきました。
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ハーグ条約とは。
正式名称「国際的な子の奪取についての民事面に関する条約」といい、1983年に発効し、2010年現在82カ国が加盟しています。主な締約国は、イギリス、フランス、イタリア、オランダ、ドイツ、ベルギー、フィンランド、ノルウェー、ポーランド、スペイン、スイス、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国、カナダ、ブラジル、ペルー、タイ、最近日本。
条約の内容。
ハーグ条約は、一方の親が国境を越えて子を「連れ去った」場合、この子をもといた国に即時に返還させることを、国どうしが約束するものです。
つまり、子どもの連れ去り防止。
海外では多いですし、国際結婚し、破綻した場合勝手に片親が子どもを連れて行ってしまったりなどの問題です。

パラグアイは、只今バケーションに入る時期なので、厳しくなっているらしく、帰国出来なかっら元も子もないという事で慌てて家裁に行ってきました。
手続きが間に合って良かったです。

ウチは、連れ去りではないですが(^^;;
片親で子どもを海外から連れて帰る事じたい稀な事ですからね。

もし、国外から片親で子どもを連れて帰ったり、旅行したりする際はハーグ条約の手続きお忘れなく。

家庭裁判所には、仲介者がいてその人に手続きの料金を払いますが、パラグアイは人によってボラれてしまうのでお気を付け下さい。
だいたい120000Gsが普通らしいですが、混んでいたり外交パスポートだったりすると200000Gsとられたりそれ以上の場合もあるので現地の方と一緒に行かれた方が良いと思います。








とうとう、習い事全てが今日で終わりました。
今日の最後は、洋裁。

今日は朝から、雷、大雨、停電でミシンが動かず、午後からの洋裁になりました。

14時半~17時まで最後の追い込みです。
ボタンホールを付けるのに、ミシンの調子が悪く、あわや完成ならずか…と心配しましたが、途中からミシンの機嫌が良くなり無事に、卒業制作が出来上がりました。

ジャーン
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ジャケット。
袖付けが初めてだったので、苦労しました。
最後まで丁寧に教えて下さったHさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

お茶やケーキを食べながらパラグアイの歴史やHさんの経験したお話しを聞くのが好きでした。そんな、洋裁は私にとって居心地の良い場所でした。

本当に楽しかったです。

このパラグアイ生活で、辛い事、苦しい事、悲しい事、悔しい事が沢山ありました。
きっと毎週毎週顔を合わせていると顔を見ただけで何かがあった、雰囲気で辛そうだと察してくれたHさんは、「パラグアイのお母さんだと思って何でも話しなさい、ここで止めておくから…安心しなさい。」と何も言わない私に声を掛けてくれました。
Hさんの言葉の一つ一つが温かく、背中を軽くポンポンと叩く手は心に響き自然と涙が出てしまう…そんな優しい方でした。色々な経験を積んでいるからこそ、発する言葉に重みを感じ、頑張ろう!という前向きな気持ちになれました。
私にとって心の支えでした。


自分が年を重ねた時、Hさんのように、周りの人を包み込むような温かい人になりたいなぁと思いました。

「出会いがあれば別れもある」洋裁をやっていて何人もの人と出会い別れを繰り返して来たHさんの口癖です。

私もその言葉を何回も耳にして来ましたが、とうとう私の番がやって来ました。

今日も「出会いがあれば別れがあるのはしょうがないんだけどね、あなたは辛い時もあったから、見てればわかるよ。」と言われ、色々な事が思い出され涙が出そうになりました。

そこに、私が名付けたサバちゃん登場!(猫ちゃんです)
別れがわかったのか、私の足元に近付いて来てスリスリしてきました。
サバちゃんを抱っこして、お別れをしました。
「元気でね、長生きするんだよ。」
涙がすーーっと無くなり、笑顔でHさんにお礼が言えました。


車に乗り込み、ルームミラーを見ると外でいつまでも見送るHさんの姿が見えました。堪えきれなくなり涙が溢れました。
窓から手を出し私も手を振り続けました。
日本の母もそうでした、いつまでも曲がり角を曲がるまで手を振る姿がかぶり、涙を拭いながら帰りました。

終わったんだなぁ…日本に帰るんだなぁ…とようやく実感が湧いてきました。


………。



洋裁をやっていたおかげで、今では、裾上げやほつれた所の修正などは苦にならず出来るようになりました。
ミシンが苦手だった私ですが、家のミシンが宝の持ち腐れにならずに済みそうです。


3年半本当に、お世話になりました。
心から、ありがとうございました。





2日目
ホテルを10時にチェックアウトして、パラナ川に行きました。
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昨日の雨のせいなのか、川が泥色です(^^;;

海水浴場?川水浴場かな海の家のような売店も結構あり、これから賑わうのでしょうね。
でも…この川の色では正直泳ぎたくないかな(^^;;
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川沿いをドライブして、マスオさんもマメに車を停めて写真を撮ったりしてくれるので、何も無いけれど景色を見ているだけで楽しかったです。
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この後アスンシオンに帰るのかと思い気や、マスオさんが「ラパス行ってみる?」カツオは、「いいんじゃねぇ何にもないじゃん、野球場しか…」とそのうち寝っ転がって、ビデオを見始めゲラゲラ笑っている間にマスオさん、ラパスへ。
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ラパス方面に曲がった瞬間、カツオが「えっ⁈まさかラパスに向かってる?」
マスオさんシカト。
永遠に同じ風景。大豆畑と牛。
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野球場⬆︎
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休みですが、立派な農協。イグアスより綺麗です。

ラパスからUターンをして、アスンシオン方面へ。
途中、パラグアイのフロリダと呼ばれる川の近くのレストランで昼食。美味しくないね~。持参したお菓子やおにぎりが大活躍でした。
やはり、川の水が汚ない。フロリダねぇ…
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家路に着いたのは18時すぎ、カツオが途中で腹痛になり、マスオさんもとばして、4時間頑張った!

家に着いたら速攻、トイレ。

環境がかわるとすぐにお腹にくる。途中でトイレに行くのもイヤ。
野でやってしまえ~と声をかけると「俺のできる場所は決まってるんだ!もう、野ぐるとか言わないで!あとどれくらいで着く?冷房消して下さい!」と帰りはカツオの唸り声を聴きながらの車中。
「大丈夫~?」「大丈夫じゃない」と声を振り絞って答えるカツオ。
もう、笑うしかないです。

1泊2日の旅行。何があるわけでも無く、美味しい物を食べたわけでもなく、車に乗っている時間の方が長いだけだったけれど、私の最後の願いだった、「トリニーダ遺跡に行きたい!」という願いを叶えてくれた、マスオさんとカツオに心から感謝してます。
カツオは、もう何回もエンカルに行ってるし、トリニーダも2回目になるから本当は行きたくなかったよね。
でも…嫌な顔する事なく恩を着せるわけでも無く付き合ってくれてありがとう。
カツオのそういう所が母は好きです。
母は、パラグアイに思い残す事はもう無いです。

マスオさんも運転お疲れ様でした。
助手席でマスオさんが眠くならないように、ペラペラ喋っていたら、私が睡魔に襲われてしまい、一瞬、迂闊にも寝てしまったようで…(^^;;
でも、ず~と起きてました~の振りして、また喋り始め、マスオさん見たらビックリしたわ~。
「あ~た目、充血してますよ!」

「起きた?」
(寝てたのバレていましたね(^^;;)

運転に集中して、充血したようです。


本当、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。