『『パラノイアが現れただと?』』
「はっまさか伝説だったパラノイアが姿を見せるとは思わず
このノルム、油断していたことを誠にお詫び申し上げます」
「トト様、申し訳ありませんでした…次こそは必ず!」
『『まぁよい、二人とも次の作戦だ!』』
「「はっっ!!」」
―――――――――
「その赤い唇…欲情してるんだろ?」
「だってバニラがいるから…」
「可愛いやつ…チュッ」
「あの…」
「あ…っ」
「あのー」
「なんだ?もっと欲しいのか?」
「あのーーー!!!!!!!」
「なんだようるせーな。こっちは取り込み中なんだよ!」
バニラとライムに出会ってから一週間。
彼らを居候させることになり、毎日イチャイチャするのはいいけど
私の目の前でしかも…
「なんでそんな可愛いぬいぐるみの姿でイチャイチャするの!?許せない!」
「だから言ったろ?あんまり人間体でうろちょろするのと奴らにすぐ居場所がバレるから、こうやってわからないようにしてるんじゃねーか!」
「カリンさんも可愛いって言ってたじゃないですか……」
「それはそれこれはこれよ!ぬいぐるみを擬人化させて萌えるのはわかるわ!むしろ私はそうだから!でもね!人間をこーんな可愛いクマとウサギのぬいぐるみにして萌えられるほど、私のレベルは高くないのよ!!ただただ可愛いだけじゃないの!何よ!赤い唇って!全身緑色じゃいの!!」
「は?馬鹿じゃね?おめーの目は節穴か?わからねーのかよ?このライムの可愛いプルプルの赤い唇!!」
「わーかりませーんっただの生地じゃない?プルプルどころかざらざらよ!」
「なんだと!?」
「なによー!?」
「まぁまぁ…二人とも…僕はバニラがわかってくれるだけでいいから怒らないで」
「…ライム」
「…んーもーー出て行け!!!!」