「それにしてもカリンさん、今日はおめかししてどこかお出かけなんですか?」
「うん、友達のケイちゃんのライブなの。」
「僕も…僕も行っていいですか?」
「いいってどうやって行くつもりなの?人型だとバレちゃうし…」
「このままいきゃーいいだろ?」
「喋るでしょ?」
「喋るわけねーだろ!」
「ライムに愛の言葉囁けないよ?」
「………善処する」



こうしてぬいぐるみに扮したバニラとライムを連れて秋葉原へ

ケイちゃんは秋葉原でアイドル[ロリポップ学園3年C組]で活躍してるの
今日は新曲発表会なんだって。

ロリポップ学園は全員で六人。
アイドル活動をしながら普段はコンセプトカフェ『ロリポップ学園』で
働いてるの。まぁ、メイドカフェの学園モノバージョンって言ったら
わかりやすいのかなぁ

「…カリン…おはよう」
「おはよう、ルカちゃん。ケイちゃんのライブ楽しみだね!」
「…うん…カリン…これあげる…ライブで使って」 
「サイリューム?紫の…あっケイちゃんの担当色だね!
ルカちゃん気が利くね!ありがとう♪」


ロリポップ学園は雑居ビルの一階がカフェ、二階が物置、三階以上が別の店舗が入っていて、ライブは地下 1階で毎週土曜日に行ってるの。


いよいよ…始まる…………





「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉおぉぉぉお!!!」」」」」」





一曲目、ロリポップ学園の自己紹介曲「我らロリポップ学園3年C組」
キャチーなサウンドとそして六人の可愛いダンス
その中でもケイちゃんの踊りは光っていた

「はい!3年C組の委員長といえば私、みんなのお姉さん及川ケイでーす♪
規律を守らないとー!おしりペンペンだぞ♪」

「「「「「けーーーーーーいーーーーーーーーーー」」」」」

野太い声がライブ会場を響きわたる

「今日は、ロリポップ学園3年C組の新曲発表会にお集まりいただきどうもありがとう♪実はもうひとつお知らせがあります」

会場がざわつく
お知らせがもうひとつ!?もしかしてメジャーデビューとか???
ケイちゃん…遠くの存在の人になっちゃうのかな……