なんと愚かな国なのや・・・その2 | パラミタ、発動す

パラミタ、発動す

PARAMITA exercise it.
日々感じたこと、読んだ本のこと、聴いた曲のことなど、書きたいことを書いています。

TBSの諫早湾干拓事業についての報道特集を見て、
日本って、政治家って、官僚って、「愚か者の集まりか?」と呆れ返った。

なぜ、必要のないこの事業を推し進めたのだろうか?
たとえばダム工事もそうらしい。

巨額の利権が発生するので政治家たちはとにかく作りたくて仕方がない。
土建屋も多いに儲かるから、推進する政治家たちにすり寄る。

他方、官僚はたとえ中止になっても、なぜか先輩方が進めてきた事業だからと
頑なに守り、維持し、押し進めようとする。

わけのわからない屁理屈を考えだしてだ。
優秀な官僚とは、いかにして意味不明な屁理屈を思いつく人だという。

例えば今年から給料より引かれる森林環境税にしてもそうだ。

徴収した税は、人口の多い地域から分配されるとかで、
森林の少ない東京や大阪にたくさん配られる。

だが、東京や大阪は森林が少ないので使い道がなくて、
ひたすら貯金しているというのだ。

優秀な頭脳を持つ人間が集まって、税の徴収方法を考え出し、
使い道とかを決めているのだろうに。

崇高な人はいないのだろうか。それは間違っていると正す機関はないのか。
司法は諫早湾干拓問題を見ている限り、なんの役にも立っていない。

こうしたことを許す我々、国民がいけないのか。


裏金作りに奔走する政治家を裏で支援し、スマホは詐欺メールで埋まり、
無責任な追及でネットは炎上の毎日。

 

いやこれは日本だけではないはずだ。

だって、誰も利害を考えて戦争を止めようとしない。

一体ワシら人類はどうなってしまったのか。
嘘だらけの世界になってしまったのか。


ホールデン・コールフィールドのように「インチキだらけだ」と
つぶやくだけなのか。

そうやって嘆くだけで、お前は何かやったのか?
人類の進歩と調和のために、お前は何をやっているのだ?

自問自答を繰り返していこう。


ホールデン・コールフィールドだって自問自答しながら、
答えを見つけようと、もがきながらも前を向いていた。

ライ麦畑でつかまえる側になるのか、
ライ麦畑でつかまる側になるのか。

いや、ライ麦畑から抜けだすんだ。