パラミタ、発動す

パラミタ、発動す

PARAMITA exercise it.
日々感じたこと、読んだ本のこと、聴いた曲のことなど、書きたいことを書いています。

独りよがりな書評「読書雑感」、気になる世情を綴った「新・日々雑感」、好きな曲を紹介する「流星の音楽」、これはゼッタイに変だと叫ぶ「what a fool believes」をご覧ください。






2026.4.13

僕が大学生だった頃は、それこそMTVの隆盛により

洋楽ばかり聴いていた。

 

そんな洋楽かぶれになっていた頃、この歌を聴いた時の衝撃は今も忘れられない。

 

竹田の子守唄は、京都・伏見の民謡だとか。

1971年に赤い鳥が採り上げた。

 

民謡をこんなふうにフォークとして採り上げる、

そのセンスにはまいったものだ。

 

もちろん、山本潤子は赤い鳥やハイ・ファイ・セットのボーカリストとして知っている。

僕が語らずとも群を抜いた歌唱力は誰もが認めるところだろう。

 

今、あらためて聴いてみよう。

YouTubeでいろいろ聴けるのはありがたい。

 

なんていい声なんだろう。

心に染み入るとはこのことだ。

 

日本に山本潤子にいて良かった。

日本に竹田の子守唄があって良かった。

今も聴けて、良かった。

 

なんだろうか。

涙が次から次へと出てくる。

 

今はもういない、おやじとふくろを思い浮かべる。

二人とも優しい人だった。


いつも思うのは、

もっと優しくしておけば良かったと。

 

あ〜、もう一度会いたいなぁ・・・。

 

 

 

 

【あらすじ・内容】
2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。
今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。
2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!(「BOOK」データベース)


2026年4月10日(金)
本屋大賞を取っていたのでそのタイトルは知っていた。
それで本屋大賞の歴代1位を見てみると、
『博士の愛した数式』
『夜のピクニック』
『東京タワー オカンとボクと、 時々、オトン』
『ゴールデンスランバー』
『天地明察』
『謎解きはディナーのあとで』
『舟を編む』
『海賊とよばれた男』
『鹿の王』
なんと2015年までほぼ読んでいるではないか。

 

それでこの作品。主人公はJK。還暦を過ぎたおじさんなのに、
ワクワクしながらこのほのぼのとした爽やかな青春小説を読んだ。


珍しく、装丁のイラストをイメージしながら読んだのだが、
膳所や大津が舞台というのがいい。
僕は大阪・北摂だが、もちろん膳所が「ぜぜ」と呼ぶのは知っている。

子供の頃、親戚のおじさんがよく琵琶湖に連れて行ってくれたからか、
滋賀、琵琶湖はかなり親近感のある土地だ。
それもあって楽しく読ませてもらった。

しかし、よくもこんな不思議で魅力的な主人公を作りあげたものだ。
モデルはいるのだろう。

「変な奴」「おかしな女」という意味では、
僕の中学時代、近い感じの女子がいた。

「ア◉」っていう名で、背が高く、ソフトボール部のキャプテン。
底抜けの陽キャラ、男子とはあまりクチをきかず、
なのにいつも笑いの中心に居て、女子から絶大な人気を集めていた。

周りから無視されている本作の成瀬とは違うが、
僕たち男子からは「変な奴」「おかしな女」という認識だった。

さて本作では「ときめき江州音頭」あたりは
本当に爽やかな青春物語で実に微笑ましかった。

続編もあるのでぜひ読んでみたい。

【あらすじ・内容】
タクシー運転手の久我は、血の匂いのする男性客を乗せた。かつてアフリカの小国で傭兵として戦っていた久我の同僚らしい。
客は車内に携帯電話を残して姿を消した。その携帯を奪おうとする極道の手が迫り、久我は縁を切ったはずの激しい戦いの中に再び呑まれていく。みなぎる疾走感がたまらない大沢ハードボイルドの新たな傑作!
(「BOOK」データベース)

2026年3月26日(水)
ヒリヒリするようなハードボイルド。
これぞ大沢在昌だ。

しかもよくもまぁ、こんな複雑で入り組んだ

ストーリーがかけてもんやわ。

「傭兵」といえば、その単語からしてデンジャラスで、

ハードボイルドにふさわしい存在。
でも主人公は、恐怖心ゆえに不眠で悩んでいるのやから
細やかな感性の持ち主といえる。

だからこそニュー・ヒーローといってもいいような、
絶対に続編がありそう。

傭兵としての凄腕のスキルが小気味いい。
 

神渡良平『星降るカミーノ〜魂の旅路〜』
【あらすじ・内容】

「カミーノ」とは、スペイン西北部のサンティアゴ・デ・コンポステーラという町にある聖ヤコブ(イエスの12弟子の一人)の墓に詣でる巡礼道のこと(「サンティアゴの道」「ヤコブの道」ともいう)。ヤコブの墓はキリスト教三大聖地の一つでもある。起点はフランスの最南端にある町サン・ジャン・ピエ・ド・ポー。そこからピレネー山脈を越えて、約800キロの道を歩くのである。脳梗塞の後遺症で不自由な身体にもかかわらず、四国八十八カ所を巡礼した著者が次に目指したのが、この「カミーノ」であった。目的は、「自己との対話」であり、「生まれてきた理由」を探すためである。厳しい天候のなか、33日間、ただひたすら歩き通した末に得たものとは? 「カミーノ」の道中でどんな出会い、発見があったのか? 本書は、「カミーノ」を歩きながら、「人間は何のために生きるのか」「魂を磨くとはどういうことなのか」を綴った感動の巡礼記。(「BOOK」データベース)(p.352)

2026年3月19日(木)
以前からサンティアゴへの「カミーノ」には惹かれるものがあった。
いや、ちょっと歩いてみたいとすら思っている。

なにしろ僕もかつて「布教伝導」でよく歩いた。
間違った宗教組織ではあったが……

さて、本書はドキュメント、ノンフィクション、そしてニューエイジ分野だ。

何より装丁が素晴らしい。いい画像を使っている。


著者はこの本で知ったのだが、描写が上手く、優れた書き手であることはわかる。
詩的というか、文学的な箇所もあり、ずいずいと引き込まれた。

 

もちろん、ドキュメントなのでリアルに状況がつかめるのもいい。
しかもスピリチュアルに相当に精通されているので、
この分野が好きな人には最高におすすめだ。

生まれ変わりの意味、バース・ビジョンについて、宗教の存在意義など、
その通りだと心から賛同できる内容で、思わず読んでいて涙が溢れた。

著者はよくぞそこまで学ばれたと感心する。

ああ、ぼくもカミーノを歩いてみたいものだ。









 

【あらすじ・内容】
大森署署長として功績を挙げた竜崎伸也は、神奈川県警に刑事部長として招かれた。着任後まもなく、東京都との境で他殺体が発見され、警視庁との合同捜査に。被害者が中国人で、公安が関心を寄せたため、事案は複雑な様相を呈してゆく。指揮を執りつつ、解決の鍵を求めて横浜中華街に赴く竜崎。彼は大規模県警本部で新たな重責を担うことができるのか――。隠蔽捜査シリーズ第二章、ここに開幕。
警視庁との軋轢、そして公安と中国の巨大な壁――。信念のキャリア・竜崎はすべてを乗り越えることができるのか。神奈川県警刑事部長に着任した異色の警察官僚・竜崎伸也。着任早々、県境で死体遺棄事件が発生、警視庁の面々と再会するが、どこかやりにくさを感じる。さらに被害者は中国人と判明、公安と中国という巨大な壁が立ちはだかる。一方、妻の冴子が交通事故を起こしたという一報が入り……。リスタートで益々スケールアップの第八弾!(
「BOOK」データベース)(p.416)

2026年3月17日(火)
3年ぶりに本を読む。そもそも小説を読むのが5年ぶりぐらいか。
新しい職場は電車通勤なので、復活したという感じだ。

『隠蔽捜査』はもっとも楽しみなシリーズもので、
今回も竜崎の「原理原則」が炸裂し、様々な課題を解決していく。

現実的にはもっと難しいんだろうなと思う。
竜崎は司法取引はできないと言っているのに、
中国の国家安全部のエージェントである容疑者がこうも簡単に落ちるのだろうか。

当然そのあたりのことは著者は熟慮してのことだろう。

でもまあ、中華街へ家族を連れて食事に行くラストは
さすがにうまくまとめる。終わりよければすべて良し。
素晴らしい。

5か月前、陽気に「万博に行ってきたよ」とブログに書いたが、

あれから、仕事上の大きなターニングポイントが訪れた。

 

ウチにとって、事業のサブ的な存在の某大手企業A社の社内報が終了した。

いや、その社内報は継続するのだが、制作の担当が変わることになったのだ。

 

いろいろ不祥事をしでかしたA社だったが、とうとう親会社が出てきて、

全てを刷新しろと指示したそうで、広報関係も例外ではなかった。

 

まあ、それで社内報制作についても数社によるコンペになった。

だが、ウチの担当デザイナーはコンペ参加を拒否。僕もそれを承知した。

 

もう10年以上担当していて、担当デザイナーはいつも

不平不満をタラタラと述べていた。確かに酷い。

 

今、修正を入れた箇所に30分後にまた修正が入る。

翌日になるとまた同じ箇所に修正が入る。

 

そうやって同じ箇所に何度も何度もエンドレスで修正が入る。

なぜ、熟慮して修正をしないのだろうか。

 

こちらから「こんなんどうでしょうか?」と提案させてもらえない。

クリエイターとしてやりたくないような案を指示される。

 

担当デザイナーはずっと我慢してやっていたが、

「もうやりたくない」と言ったので、それでコンペに参加しなかった。

 

代理店は別の制作会社と組んでコンペに挑んだが結果は不採用。

結局は担当を外されたのではなく、コンペで負けての結果だから

気分的にはまあ、仕方がないなという感じだ。

 

しかし、売り上げは減る。そのA社のコンペの話があった半年前から

そうなったら今の事務所は退去して、空き家になっている実家で

一人でやるつもりだったが、それが現実になった。

 

12月15日には一緒にやっていたスタッフたちとお別れ会を開いた。

1人のイラストレーターは正式に廃業することになった。

寂しいが、時代の流れといえば仕方のないことでデジタル時代の宿命だろう。

 

借りていたレンタルオフィスには2か月前に退去を告げ、いろいろと引っ越し作業を進め、

いくつかの法人としての契約も終了した。

 

そして、本日、ルームキーとカードキーを返却した。

5年と4か月。まあ、頑張ったほうだか。

 

ありがとうございました。それしかないな〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月16日に万博に行ってきた。

 

事前予約が全てアウトだったので、どうなるかと思っていたけれど、

結構いろんなパビリオンで「予約なしで入れます」があって、

ズンズンと並んで楽しんできた。

 

並ぶ時間は、0分〜30分。

ベルギーの炎天下で30分はしんどかった〜

即効で入れて、しかも一番印象が良かったのはアラブ首長国連邦。

ナツメヤシで編んだ巨大な柱と涼しくって、いい香りに癒された〜。

 

あとバルト館(ラトビア,リトアニア)も印象が良かった。

妻は「ずっと居たい」と座ったまま立ち去ろうとしなかった。

 

どこも基本的に映像での自国紹介なので、それほど驚くものはなかった。

けれど、千里万博を結構ハッキリと覚えているだけに

あのワクワク感は「同じだ!」と思いましたね。

 

100%の異国情緒が感じられてね。

これが東京ならもっと外国人の割合は多かっただろう。

 

白人の人たちが大阪の炎天下の中を歩くのを見ると、

気の毒でならない。僕ら以上にしんどいだろうね。

 

イベントではマレーシアの人たちが美しい民族衣装を着て、

涼しい顔して踊りを披露していたのがとても良かった。

あの衣装、分厚いから暑いと思われるのに。

周辺の人たちをステージに呼んで一緒に踊る。

盆踊りのようなものと思うが、結構アップテンポでノリがいい。

つい見惚れてしまった。

 

大量のお茶、おそらく

そこで得た万博を楽しむコツ。

◉10時予約の東ゲート。9:50到着→入場10:22。ここが一番最長に並んだかも。

◉予約なしでも、並べばいろいろ入れる。

 コモンズA、B、Cはすんなり入れたがDとEは並ぶ必要があったのでやめた。

◉並ぶ時間は0分~30分。アラブ首長国連邦館はすぐに入れた。

◉日傘(ゲートで貸してくれるが)、汗拭きタオル、扇子、飲み水の4点セットは絶対に必需品。

 あと、冷却用のなにかあればOKだし、お茶は2人で4ℓを持ってきたが全て飲んでしまった。

◉レストランもテイクアウトならすぐだった。マレーシアは早かった。

 チキンカレー1,650円(税込)

◉吸水所がいろんなところにある。

◉西ゲート付近の大屋根の下は涼しかった。海風がよく吹いていた。

◉意外とベンチは多く、休みたいなと思ったらすぐに座れる。でも暑い。

◉スタッフの人たち、ボランティアの人かな、みなさん親切やねん!

 暑い中、本当にご苦労様! 感謝!

 

結局、並んで入ったのは10パビリオンほど。根性を出せばあと5つぐらいはいけただろう。

コモンズA、B、Cは数えきれないほどの国があるので、カウントしていない。

10時に並んで、18時ジャストに夢洲駅へ。

 

まもなく還暦を迎える妻と、励まし合って倒れずに楽しめた〜

それが何よりも嬉しかった。

 

この暑さがなかったら、何度でも行きたい。だって大阪市内の自宅から40分で来れるんやから。

万博、万歳! ブラボーっ! ありがとう! 

 

【あらすじ・内容】
Physics Worlds Best of Physics in 2020(イギリスの権威ある物理化学雑誌『Physics Worlds』誌が毎年選ぶ ベストセラー Book)!フォーブス絶賛! 
生物学者 福岡伸一氏推薦!“エイコーザル”(acausal/因果律に基づかない)サイエンスという軸で、ギリシア哲学から最新の量子力学まで、科学の歴史を振り返る抜群に面白いと話題の書がようやく翻訳出版。
アリストテレスの物理学から量子テレポーテーションまで、何千年もの間、科学者たちが頭を悩ませてきた『シンクロニシティ(意味のある偶然)』を、科学、哲学、物理などから究明した1冊。


2025年4月7日(月)
これは面白い! と聞いて、興味があったから読んでみた。

ユングは集合的無意識界や夢診断で知っていたし、
パウリのことも、ただ側を通っただけで実験機器が
次々と壊れるノーベル賞の物理学者として知っていた。

その2人が「シンクロニシティ」理論に関わっていた。
でも本書の大半が物理学の歴史なんで、
まったく知らない用語がたくさん出てくる。

正直、物理の歴史とかには興味はないから読むのが辛かった。
ほぼ理解できない。ただ、翻訳はうまいと思った。
難しい物理や数学の理論を平易な表現で説明しているように思えたからだ。

翻訳はうまくても結局、シンクロニシティと量子力学が
どうつながってるのかはよくわからなかった。

相対性理論=因果律と、量子力学=非因果律の矛盾する二つが
統一される日が来るのか、で本書は終わる。

おいおい。たのむわ。

意味のある偶然の一致、集合的無意識、セレンディピティ。
人類はそれらを説明できる科学理論を持つことはできるのだろうか──。


⁑独善的勝手にオススメ評価【★☆☆☆☆】

【あらすじ・内容】
1枚の絵に隠された亡き父の想いとは──。
2歳で別れてから24年。音信不通だった父が亡くなった。その知らせを受けて以来、駆け出しのフリーカメラマン・絹田信一の身辺は急に騒がしくなる。唯一遺品として受け取った、父が描いた絵。それをめぐり、不穏な動きを見せる人間たち。恋人、友人も様々な事件に巻き込まれ、信一は絵に秘められた謎に挑む。


2025年3月16日(日)
いや〜久しぶりの小説だ。
昨年末の東京出張以来、途中だったのを思い出して最後まで読んだ。
 
ストーリーは少々ぶっ飛んだ、非現実的なんで、
まるで映画のような感じだった。

ただ悪い奴らがたくさん出てきたわりには、
ハードボイルド的な雰囲気は少し薄い印象だった。

 

でもいろいろな物語のパーツを1つに編み上げる腕はさすが。


『新宿鮫』が読みたい。
 

⁑独善的勝手にオススメ評価【★☆☆☆☆】

【あらすじ・内容】

歯科医院による診療報酬不正受給事件が起きた。逮捕されたのは大阪府警OBら11人、しかし8人は不起訴に。事件の背後に「白姚会」の存在を嗅ぎつけたイケイケ極道の桑原は、建設コンサルタントの二宮を連れ、組事務所を訪ねるが――大人気ノンストップ・エンタテインメント、「疫病神」シリーズ第7弾! 解説・小橋めぐみ
「厄病神」、心肺停止に!?
府警OBをマトにかけた桑原・二宮コンビ。壮絶なコンゲームの末に、桑原が凶弾に倒れ……。
「厄病神」シリーズ最大の危機!!
あの桑原が死んだのか。
あの憎まれ口が聞けないのか。
連れ立って三途の川を渡ろうと
いっていたのは嘘だったのか――。(本文より)

 

2024年8月1日(木)

いや〜久しぶりや。小説を読むのは。
今年入って初めてかも。
 
仕事が忙しくて、読む暇がなかったもんあな。
 
さて、相変わらずの疫病神シリーズ。
あの桑原がついに撃たれる。
 
いつも思うのだが、桑原から連想する風貌は、
僕はいつもサンドイッチマンの伊達みきおが頭に浮かぶ。
 
だからどうなんだ、なのだが。
 
でもヤクザであんなイケイケだと、命はいくつあっても足りないだろう。
物語では大阪市内を走りまくる。ある程度、街の風景を想像できる。地元だからね。
 
しかし大阪じゅう、ヤクザとヤクザな奴(二宮くんのこと)ばかりのように思える。
いやいや決してそんなことはありません。真面目な人ばかりです。
たまに二宮くんみたいな人はいるけれど。
 
まあエンターテインメントとして楽しませてもらいました。
 
⁑独善的勝手にオススメ評価【★★★★☆】