「甘いもの」と聞くと、

ケーキやチョコを思い浮かべますが、


“野菜だから体にいい”

と信じて食べていたものにも、
実は驚くほどの甘さが

隠れていることをご存知でしょうか。

 

今回のテーマは——
🍠 “体にいい”はずが?

        焼き芋の意外な糖度

 

ヘルシーだと思って選んでいた食習慣が、
もしかしたら

体を疲れさせていたかもしれない…
そんな気づきのお話です。

 


🍠 「甘いもの」

これまで私は、
甘いものが体に与える影響について

お伝えしてきました。

  • 血糖値を急上昇させる

  • 炎症を強めやすい

  • 気分の落ち込みにつながることがある

  • 一瞬だけ元気が出て、
    その後ドッと疲れやすくなる

など、

実は“甘さ”は

体にも心にも負担になる面があります。

 

そして今回は、
ケーキやお菓子ではなく——
**野菜の中にある「甘さ」**

に注目してみました。

 

テーマは、
さつまいも・かぼちゃ・トマトです。

 


●そもそも「糖度」とは?

「糖度」とは、
糖を水に溶かしたときの濃度の目安のこと。

 

たとえば糖度20度とは、
100ccの水に

砂糖を大さじ約2杯入れた甘さ

相当します。

 

一方、
糖質量は、

実際に食品に含まれている糖の量を示し、
グラム(g)で表されます。

糖度=甘さの強さ
糖質量=体に入る糖の量

と考えると、

イメージしやすいですね。

 


● 焼き芋の糖度は
     スイーツ級!

これからの季節、つい手が伸びる焼き芋。


私も昔は、

「さつまいもは野菜だし、体にいいよね」
「ごはん代わりにもなるしヘルシー」

と思って、よく食べていました。

 

でも――
焼き芋の糖度を知って、

正直ショックを受けました。

 

生のさつまいも

糖度:約8~12度

ところが、焼き芋になると一気に変わります。

  • 金蜜芋:糖度70度
     → 砂糖大さじ7杯分の甘さ!

  • 紅はるか:糖度50度以上
    (熟成・焼き方によっては60度超え)

  • 安納芋:糖度約40度

  • 壺焼き芋:糖度44度前後になることも

  • 紅あずま:約14度

  • 鳴門金時:約13度

加熱によってデンプンが糖に変わり、
焼き芋は完全にスイーツ並みの甘さになります。

 

かつてパクパク食べていた自分が、
今思うとちょっと怖くなります…。

 


● カボチャも実は
      甘い野菜

野菜のイメージが強いかぼちゃですが、
品種によっては

糖度20度を超えるものもあり、
果物並みの甘さになります。

 

糖質量を見ると、

  • 日本かぼちゃ:8.1g

  • 西洋かぼちゃ:17.1g

※西洋かぼちゃは日本かぼちゃの約2倍の糖質。

品種別 糖度

  • 栗坊:糖度20度以上

  • 黒皮栗:糖度20度

  • みやこ:糖度20度

  • 栗将軍:糖度10~12度

  • えびすかぼちゃ:糖度12度以上

野菜とはいえ、
かぼちゃは糖質がかなり高い部類

入ります。

 


● トマトも
  「甘さ」で選ぶ時代

トマトの糖度は品種によって大きく違います。

  • 普通のトマト:糖度4~5度

  • フルーツトマト:糖度8~9度以上

品種別

  • アイコ:8~10度

  • スイート100:10度以上

  • フルティカ:13度

  • 桃太郎:5~7度

  • フルーツトマト:8度以上

トマトも甘さ重視で品種改良され、
かなりスイーツ寄りのものが増えています。

 

そして、
トマトは夏の野菜で体を冷やす性質

があります。

 

1年中スーパーにありますが、
食べる時期や量には

少し気を付けたいところですね。

 


● ケーキと
   比べてみると…?

甘いもの代表、ショートケーキ。

  • 1個(約120g)の糖質量:
     28.59g~43.0g

  • 100gあたり:約40g

この数字を見ると……
焼き芋の糖度の高さが、さらに怖くなります。

 

「野菜だから安心」ではなく、
甘さの正体を知ることが大切だと感じます。

 


● 甘いものは
   “中毒性”がある

甘いものがやめられないのは、
意思が弱いからではありません。

 

糖の刺激は脳にとって快感で、
依存性があるといわれています。

 

だから、

  • 気合いだけで我慢する

  • 我慢と反動をくり返す

――という形は、

      なかなかうまくいきません。

 

「体に何が起きているのかを知ること」
「自分が口にしているものの
           正体を知ること」

 

それ自体が、
とても大切な一歩なんだと思います。

 


● 私の気づき日記

私はよく、
「いつも頑張ってるね」と

言われてきました。

 

自分でも

オーバーペース気味なのは分かっていて、
それはもう性格だから仕方ない

と思っていました。

 

でも最近、
**ほどほどのところで“やめられる自分”**に
少しずつ変わってきたのです。

 

「こんなことまで、

食べ物が影響していたの…?」

 

そう思うようになりました。

 

甘いものを減らして、
血糖値の乱高下が少なくなったことで、

  • 疲れにくくなり

  • 気持ちも安定し

  • 無理をしなくなった

そんな変化を感じています。

 


 

“体にいいはず”

と思い込んで食べていたものが、
実は体を疲れさせていた

かもしれない。

 

この気づきが、
今日の小さな健康のヒントになれば

うれしいです。

 


 

✨今日も、体と心と、

   そして目にやさしい一日を。

 

最後までお読みくださり、

ありがとうございます。


このひとときが、

あなたの心と体を少しでも

穏やかにできますように。

 

ライトワーカー・波動セラピスト

こうの真由美