MOON -9ページ目
貴方はまるで季節のように
忘れかけた頃に戻ってくる
私の心を掻き乱すだけ乱して
また去っていく
何故、どうして、
そんな事ばかりが渦巻く
なくすのが怖くて怖くて
手に入れることすら躊躇する
本当に欲しいものは何も手に入らない
息をするように
嘘を吐き出す
表情を変えることなく
暗く重たい気持ちが
まとわりつく
言いたいことはそんなことじゃないのに
雨が降る
淀んだ空から雨が落ちてくる
ポツポツと
私の言葉を雨と一緒に落とす
誰にも聞かれず知られず
空っぽになれば
見たかった景色を見ることが
できるようなそんな気がしていた
溢れ出る言葉を
少しずつメモにとる
いつか誰かに伝えられたらと
今日なんで笑っていたのだろう
昨日なんで怒っていたのだろう
何故今日も涙は零れでないのだろう
すっかり渇いてしまった
まとまらない頭の中と
声にならない言葉
誰に届けようとしていたっけ
誰に謝らないといけないんだっけ
気付かぬうちに失ったあの人は
どんな顔だったっけ

