MOON -8ページ目
心の穴を埋めようとしても
増えるのは吸殻だけで
穴は埋まらず更に深くなる
夏だから、というわけではないが
とても不安定で落ち着かない
はやく秋になって欲しい
空もなんだか孤独な雰囲気の秋が好きだ
眠らない街の中で生きて
本当の夜を知らない私達
静寂なんて素知らぬ顔で
喧騒とネオン管の海に溺れゆく
かつては存在した筈の夜も
いつしか夜とは言えないものになっていた
好みのエンディングを探す
私の終わりもこんなだったらいいのに
降り積もった後悔が
私の足跡をかき消していく
来た道なんて、もう、わからない
結局のところ
今も昔も私は何をしたいのかわからない
分からないのか、知りたくないのか、
それすらもわからない
何の変哲もないこの人生を
変えたいのか変えたくないのか
沢山の普通に埋もれたまま
ダラダラと生きていくことが
なんとなく歯痒くて息苦しい
ギターをかきならせば変わるだろうか
声を大にして叫べば変わるだろうか
白黒付けることができない
私の周りに広がる曖昧なものたち
叶わなかった夢たちが
私の中に黒くなって溜まっていく
また1つ葉が落ちた
残りの時間を
ただただ無駄に消化していく
どれくらいあるかもわからない
いつまで続くのかわからない
その時間を無意味に過ごす
幻のような明日を夢見ては
目が覚める度に後悔が押し寄せる
雪のように降り積もる後悔
止むことを知らないかのように積もり続ける
あぁ、昨日踏み出していれば、
あぁ、あの時あの道を選べば、
今日もまた降り積もる

