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失いたくないと
言葉にすることすら恐れて
気付けば遠くへ行ってしまった
繋ぎそびれた手には
もう届く事はない

ふと覗いた窓の外の景色が
酷く霞んで見えた

時間は経てど寂しさは、虚しさは
癒える事なく募っていく
私の知らない事が増えていく

ガラス玉から見た逆さの世界
水溜りの中にある世界
パラレルワールドが広がる


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人を愛するとはなんなのか
この歳になっても答えが見つからない
誰かを想って泣くこともなく
誰かを思い出す日々もない
LINEの返信をまだかまだかと待つこともない


街が眠りにつく頃に
目を覚まし動き出す
仕事のせいもあって昼夜が逆転
誰かと言葉を交わす事も少なくなった

何故私達は明日を信じて疑わないのだろう
また会えた時でいいやと先延ばしにする
いつ誰が明日を迎えないかもしれない事を
忘れきった日常
明日は、明日は、
私にもちゃんと明日はくるだろうか


零れ落ちていく
感情が消えていく
夢の中に逃げてしまおう

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ドラムの刻む音が
心臓まで響き渡り心地よかった

音が色付く
部屋中に街中に広がっていく

向上心がない
前を向くのが、走り抜けるのが、
億劫になって、面倒になって、
人が私から離れていって
夢が私から離れていって
現実が私から離れていって
広がる差に、増える恐怖に
なす術をなくした

目を閉じ思考を止める
世界が色付く一方で私は色を失う
自由を願う一方で不自由こそ自由とも思う