MOON -13ページ目
春が消えていく死んでいく
柔らかな春の死
必死の思いで作り上げた石橋は
叩いてみれば一瞬で崩れ落ちた
目の前に佇む、
超えなければならない山々に
私は眩暈を覚えた
私は一体、いつまで、後悔を積み重ねるのか
どこまで落ちれば気が済むのか
私は結局何を夢見て
何になる事を望んでいるのか
この歳になっても正解を見いだせない
信じていたものとはなんだったか
一瞬にして崩れ落ちた
綺麗事並べて自分を正当化して
見たくないものから目を背けた
聞きたくない時は耳を塞いだ
誰かの言う自由は
まるで自由じゃなくて
私には不自由だった
私の言う自由は
誰かにとって不自由なのだろう
いつか見た蜃気楼のような夢を
再び追いかける事になった
揺るぎない決意と言ったら
嘘になってしまうだろう
何度も挫折したのだから
何度も飽きてしまったのだから
夢の方が私に飽きてしまうかもしれない
その日までどうか…
移り変わる季節の中で
何をなくしてきたのだろう
桜の花びらが風で宙を舞って
なんだか泣いているようだと思った

