​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所 -247ページ目

​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。




MoMA展へ出掛ける。
上野の森美術館。



入口の行列を見るだけでくじけそうだ。
でも今日は友人が一緒。
しかも彼女はN.YのMoMAへも出向いてる人だ。
こんないいガイドがいて、引き返したりはしない。

コンサート会場のようなカメラチェックを受け、入場。



『○○館』へ行った時のクセで、
順路通りに観て歩くことができない性格のため(笑)
“全作品鑑賞”の列からはみだす。

人が多いせいか、(会場が)狭いなぁ・・・
と感じながら、歩き廻る。



デ・キリコ
デュシャン、
好きな作品に会えて嬉しい。



次は何かな・・・職員の制服姿・・・
え?出口?


ダリは?

友人と「なかったよね?」
と顔を見合わせ、戻る。



会期中展示替えでもするの?
今日は観られないの?
一番のお目当てなのに・・・



・・・順路を1/3ほど戻ったところに、
人だかりに隠れて
全然作品の見えない場所があった。

群がる人の隙間から見覚えのある色・・・
これだ。


こんなに小さな作品だったんだ。



私にとって“教科書に載ってる絵”だった
「記憶の固執」。


有名な分だけ、サイズまで大きな作品なのだろうと
勝手に思い込んでしまっていた・・・
“有名だから”
“流行ってるから”
に弱い日本人そのまんまやないかい。

軽く拍子抜けすらしそうな自分に
笑ってしまった。



しばらく、人の流れに逆らいつつ
群れる頭ごしに観ていた。


ポスターやカードの
つるんとした手触りと違って
油彩の筆のタッチとか、やっぱり迫力だよね。

大きさじゃないでしょ(苦笑)



作品と真直ぐに相対せずに
人ごみの隙間から眺めていたら
いろんなことを考えてしまった。



何の心配もなく有名絵画に会える平和な場所にいて、
人ごみでろくに堪能できなくても抗議する人もない行列。



ほんの一瞬、本物を目にした後に
時間をかけてグッズを選ぶ人達。

もちろん自分も含めて、だ。



こんなトコロにいるんだ私は。
「記憶の固執」・・・来てよかった。


N.Yのこと、この3週間あまりに感じた
不安定な気持ちを思い出しながら、帰った。





友人とICCへ行く。


dali-aさんから教えていただいた
『自分の体内の音が聴けるシステム』
目当てだったが、それは現在展示されておらず(号泣)

その作品に不可欠な
「無響室」を使った別の作品

「wanderland/miki yui」
を鑑賞(体感?)。



何も響かない部屋って…???



約6畳余りの部屋に
5分ほど閉じこめられた。

・・・『心臓の悪い人、狭いトコだめな人』お断りな理由が判明。

ドアが閉められ、照明が落とされると
何も「なくなる」。



「目が慣れたら見える」程度の闇ではない。

いくら耳をそばだてても
自分の足音も「無い」。

足元に、豆電球(?)くらいの小さな、無数の明滅。

かすかに、音が
身体にまとわりつくように、ある。



本当に「響かない」部屋。



身体の所在がないみたいだ。

意識だけが
(自分の感じる)部屋の大きさいっぱいに
拡張されていくよう。



頼りない身体で、歩き廻った。
座り込んだ。
見上げた。

闇は、広く感じた。



不思議な居心地の良さを感じ始めたところで終了。

事務的な声に、連れ戻された。



・・・やっぱり目当ての作品も体感したいなぁ。
リベンジかな。





毎年この時期になると、アッコちゃんがやってくる。
今年は無理だろうと思い
チケットすらキープしてなかったのに
今日に限って仕事を半強制終了できて(笑)
出掛けられた。



当日券売り場で
知らないおねーさんに声をかけられた。
「1枚あまっているんです、お願いします!」

その1枚はなんと!最前列ど真ん中だという。



そうか、こういう存在がいたんだね。
んん~。
・・・すっかりA席最後列のつもりでいたので少々、面喰らってしまった。

聞いたら前売りの値段でいいというので
結局、買った。



初めてだ。
なぜか緊張しつつ会場入り。

席についてみてはじめて、すごいチケット買ったんだと実感。
ち、近すぎる!
アッコちゃんの笑いじわまで(失礼!)見えました。



・・・ジャクソンさんの6弦ベースの音は大好きだ。
アッコちゃんと一緒にいつまでも聴いていたいくらい。

アーモンドさんのドラム+DJ BOXその他もろもろソロ、格好いい。
去年の音も覚えているよ。大真面目にあそんでた。素敵。

アッコちゃんはいつもの通り笑いながら、
『次なに歌おっかなぁ~』
と譜面を選んでいて、

こっちは何がでてくるか
ドキドキしながら待ってる。



久し振りのナマ音。

しかし、何故にこうもアッコちゃんのライヴに足を運び続けているんだ?

まぁ、そんな考えるまでもないかもしれないけど
それにしてもだよ。
ここ数年は新しいアルバムが出たと知っても聴いていないのだ。
買いもしない(ごめんねアッコちゃん)。
それでもライヴだけは欠かしていない。

なぜ?

フツーはさ、逆だよね。
ライヴ行かない人は『CD聴ければ充分』とか言うよね。
ところが充分じゃないんだ。



・・・そっか。
ライヴの“今日この時だけ”は、今じゃなきゃ、今日でなくては。

まっすぐ帰宅していたら
会えなかった音と空気と時間、なんだ。



“記録”ならいつでも聴ける。よね。