​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所 -240ページ目

​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。




かつて“秋名最速の男”と言われた父を持つ藤原拓海(ジェイ・チョウ)は
家業の藤原とうふ店の配達でハチロク(AE86)を運転するうちに
常人離れしたドライビング・テクニックを身につけた高校生。





「豆腐の水がこぼれないように走れ」
って、オモロイ。


この映画イチ押しのキャラはなんといってもこの“豆腐屋”イカれ親父でしょう。
いい味出してます。
ほんとにかつては“秋名最速の男”だったのか?
ってな登場の仕方で(笑)





ほとんど主役食われてないかオイ…
息子だからしょうがないか…




「CGなし」のバトルシーン、よかったです。音楽も上手く絡んでるな~メインテーマはともかく、サントラは上手いこと創られてるように感じました。
メインキャストが日本人じゃないのもある意味正解じゃないかな。
声アテてるのは気になる人も多かろうが…
私は逆にそれが原作ファンの“鼻につく”ポイントを外してるように感じたけど、
原作お読みの皆さんはどう感じるのでしょうか。



物足りないのはバトル以外のシーンで、彼女は何のために出て来たのかよくわからない…
監督、バトルシーンで燃え尽きた?



ラストも、続きそうな続かないような終わり方で、続編やるなら観たいけど「CGなし」で続けるのは大変そうよね。
あ~でもあの親父もう一回観たいの(笑)



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失礼ながら、教授の音楽が少々うざったく(!?)響くほど
淡々とした…昔話みたいなお話




198ん年とか出てくるの、違うっしょ?
と言いたくなるくらい
「昔々あるところに~」って言ってくれた方が似合う。





象と出会い象使いを目指す少年…
実話がベースの「お話」はドラマとしちゃ盛り上がりすらしないし、映画に「楽しませてもらおう」って方にはほんとつまんないっす多分。
じゃあ何がよかったのかというと。




…ラストシーンまで淡々としてるトコ。
大体そんなもんです人の生き死には。そこをいくらでも掘り下げて盛り上げるのは簡単。しかしそれがない。
だから突然の幕引きに泣けるんだなきっと。
エンドロール後まで「その後」を語らないのもいいすね。




象、柳楽優弥どちらか好きなら絶対観なさいっ!
ってトコかしらん(笑)
やっぱりラストが好きかな。よくよくありそうな最後だけどそこが。
だから「星になった~」なの?って。



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ヒッチコックと聞いて
人は何を思い浮かべるんだろ。
サイコ?
北北西に進路を取れ?
それともヒッチコック劇場?





まず印象的なのは 主人公一家の旅行先モロッコ。
ハイビジョンやらデジタルやらって今どきじゃ、どーでもいいような気もする(?)テクニカラー、あの色味がいまだに新鮮にみえるのはなぜだ?





そして一人息子が誘拐され、見えない犯人を追って
どんどん“巻きこまれてく”夫婦。
特にパパ役ジェームス・スチュアートの見事な巻きこまれっぷりは、
さながらハリウッドのアムロ・レイ?
(「や、やるしかないんだ!」と言ったかどうかは不明・笑)





もっとも、彼の(役柄の?)飄々ぶりは
監督の味なのか役者の腕なのか・・・
「この人以外考えられない」はまり役っていうんですか。
ヒッチコック映画でのジェームズ・スチュアートはそういう役者さん。好きですね。




たいした仕掛けもなく
ホラーでもなくアクションもなく、なのに


知らない人と擦れ違う


それだけで緊張感たっぷり手に汗握るって
近頃じゃあんましないよね。
監督のこだわりっぷりも楽しめます。






―子供は子供だった頃 いつも不思議だった―
―なぜ僕は僕で
君でない?
なぜ僕はここにいて
そこにいない?―





「3分間写真を撮ると他人の顔が出てくる街」ベルリン。
人が生まれるずっと前から
世界を“外から”眺めてきた天使。
「天使」のイメージを一変させてくれた映画だ。だって
  ロングコートのおっちゃん二人
なんだもの(笑)。




どのシーンが好きとか言えないくらいどこも好きだが
初めにハマったのは図書館!
あそこ行きたいよー!マジっす本当っす!
ああ天使なら壁すら気にもせず何処へでも行けるのにね。
それとも、ここにいても私の戯れ言
聞いてくれてる?(笑)




もうひとつ大好きなシーン。
サーカスのブランコ乗りマリオンに恋をした天使は
「死んで」人間になる。




アスファルトにキスをして、空から落ちてきた天使の鎧(?)で目を覚ます。
人間になった彼は両の手を擦り合わせ寒さと暖かさを知る。
傷口から流れる血は何色?
“生まれて(?)初めて”のコーヒーはどんな味?
・・・初めて観た時は、このシーンが観たくて観たくて
何度も繰り返して、窓の外がすっかり明るくなっても
まだ繰り返してた(笑)。





面白いのは映画の撮影の為にベルリンへやってくる
“コロンボ”ピーター・フォーク。
彼がまるで天使を導いているかのようにもみえるから不思議。
ねぇ兄弟。





―天使は人に恋すると死ぬ―
 「世界の外はもういい 歴史の中に入りたい」
と人間になった彼は
彼女を探す。





同じ頃、マリオンはサーカスの仲間と別れて
ひとりつぶやく
  「いまここで感じる
   いつでも感じられるはずの幸せ」
いつでも“いま”を受け入れてきた人の言葉は素敵だ。




そうそう、彼女が足を運んだライヴのシーン。
びゃぁ~んと加減が好きです(笑)。いかにもベルリン(?)つーか
アメリカ大陸には絶対ない味。
・・・ひょっとして、ピーター・フォークは、天使だけじゃなく
観てるこっちまで導いてるのかもね。



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後に「シティ・オブ・エンジェル」というリメイク版も公開されたが、舞台が変わるだけで全然違う。まるで別の映画です。その辺がやっぱロードムービー、なんだろうな。
そしてこの映画は「時の翼に乗って」という続編につづく。

・・・彼は、気に入った大人にこう聞く
 「僕を養子にしてくれる?」
大人は皆一様にいぶかしむ。
 「年はいくつ?」
 「家はどこ?」
・・・そんな問いよりも先に、彼は姿を消してる。



・・・彼の友達は皆、彼の笑顔に笑みを返す人。
ホームレス、釣師、パン屋、大道芸人、郵便夫・・・
いつの間にかこの町の住人となっていたモンド。

廃屋だろうか、人気のない庭で彼が昼寝をするシーンが好きだ。
気配を感じたロシアンブルーが耳をすます。
庭のあちこちに置かれた石像の顔と、誰かの囁く声。



友人がくれたこの映画の感想を読んだ時、ああそうか、そう見る人もいるのかとひどく納得した。
モンドという身寄りのない子供がいつかどこかで幸せになってくれたらいいな・・・
なんてことを、私は露ほども思わなかったから。
それよりも、この南仏ニースの町を歩き回る彼を見逃したくなかった。



・・・読み書きのできない彼に釣師は石を削りアルファベットを教える
  Mは山のかたち
  Oは暗い空に出る満月
  Nはノン(名前のない) 手をあげて挨拶をする
  Dは半月のかたちをしてる
  Oは暗い空に出る満月
モンドは自分の名前が刻まれた石をポケットにしまい、繰り返しつぶやいて初めて字を覚える。



モンドが笑みをなくし野良犬のように拾われてこの町を去った後、彼の身を案じていた老女は庭にモンドが字を刻んだ石をみつける。
  「いつまでも たくさん」
・・・あぁ、逃したくなかったのはこれか、と思い至る。



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原作はル・クレジオ
「海をみたことがなかった少年 モンドほか子供たちの物語」



後からこの原作を読んだ時、トニー・ガトリフという監督はこのお話を見事に映像にしてくれたんだな、と感じました。
主な登場人物がジプシー、大道芸人、路上生活者とみな役者じゃない、というところもいい。観るべし。